2011.10.16

陽子さんのお見舞いに行って、姉とかつを食べて、意味なくボートに乗りに行って、さらに動物園に行ってパンダを見たりしてしまった。
上野あたりって景色がぐんと自分にせまってくる気がして好き。
秋晴れで暑いくらい。
中年になって体がだるいと、いろんなことがそのときは楽しく感じられないけど、次の日とかに思いかえすとすごく楽しい。だからだるいからって動かないのはつまんないなと思って、パンダを見たりするのがいいみたい。
2011.10.15

ゆいこに会いにいく。元気そうでよかったし、いっしょにビールなんか飲んでよい時間を過ごした。
「なんかさあ、名前はあって、依頼も感じよくって、大きな組織の看板もあって、いかにもよさげなんだけど実はまほちゃんに関係がなくって、一見バリューがつきそうだけど後々すごく面倒くさい仕事がありそうだけど、断った方がいいよ、それ」
って、それはどう考えても国連でしょう。
国連って言ってもらったほうが早いくらいに国連でしょう。
もうほんと、ひどい目にあった、国連なんてもう一生信じない。
夜は健ちゃんが寄ったので、がむしゃらに家にあるものを炒めたり煮て食べさせてみた。編集の人でなくなると会うにも気が楽だなあ!
お父さんを見ていると、元編集の人や今も編集の人でほんの数人、最後までだまって静かにつきあってくれている人がいる。とても静かに、会いにきてくれる。おじいさんだから汚いかもしれないし、ぼけているから急に怒るかもしれない。でも笑顔もあるし、知性もある。お父さんはお父さんだ。
そしてそうでない人ももちろん多い。最盛期にはくっついていて、ぼけちゃったりたいへんになったら離れたり(そりゃあたりまえだから全然責めないけど)する人。だれも医療費をカンパしてくれたり、退職金をくれたりしない(もちろんあたりまえだから、悪く思ったりしてない。ただ、感激したのは、糸井さんは配慮してくれたこと。糸井さんはすごくお金があるイメージがあるけど、個人の会社であり大企業じゃないんだから比べてはいけないくらいの額の動きだと思うのに、ありがたかった)。人生を評論に全てかけ、あんなにまじめに仕事をしてきたからって、なにひとつ保証されるっていうことはないお仕事なんだなあ。
いや、昭和の日本だったら、ちょっとありえたかもしれないなあ。温情みたいなもの。
私は、ずっと先、糸井さんのおじょうさんになにかあったら、全力で助けると思う。そういうことでしかお礼ができないから。
不況になったからだれも先を予測できないときこそ、地味に損に生きたい。
なんだか自分の人生に関してもすごくすごく勉強になった。
2011.10.14

日記やエッセイの人格って、自分のようで自分ではない。だいたいこんなにきっぱりしてないし、私。
そこってとてもむつかしい線引きだと思うけど、依頼があってのお仕事なのでちゃんとやっていこうとは思う。
チビの歯医者につきそっていったら「ママも検診しましょう」と突然誘われ、あわててうがいをしたりしてドキドキしながらみてもらったら、虫歯なし。なんと「じゃあパパもついでに」なんてヒロチンコさんまでみてもらって、虫歯なし。そしてチビも虫歯なし。
なんてすごい!すごいことだ!
先生の「歯は、一生を闘っていくためのいちばんだいじな武器なんだから、だいじにしよう」というのにも感動した。
あまりの感動に資生堂パーラーに行って、高い洋食セットを食べて乾杯しちゃった。
2011.10.13

りかちゃんと学大取材デート。おすすめのスンドゥブのお店に行く。ふつうのスンドゥブよりもちょっと麻婆豆腐のようで、おいしいし清潔で感じがいい。
おしゃべりしたり、マッターホーンでチョコを買ったりした。りかちゃんは一言でずばっとものごとの本質を言うんだけど、最後までつめちゃう私と違ってあらゆる形で優しい抜け道を相手にも自分にもちゃんと残している。そこがすごいなあ、といつもほれぼれする。
そしてこれが職種の違いなんだな、と感心する。それぞれのプロだということだろう。
2011.10.12

英会話。
マギさんは人をわくわくさせる力があるから、勉強もわくわくしてるうちにいつのまにか終わってしまう。それがいいなあ、と思う。
コーちゃんを河井先生のところに連れて行ってフィラリアの薬をもらう。大きなシェパードのネイティブちゃんが遊んで〜とからんできても、コーちゃんは全くおくさない。向かっていくし、じゃれつくし、おそれを知らないってすごいなあと思う。
しかもあんなチビをがぶりとやらないネイティブもすごい。
動物ってすごいところがあり、やはり人間よりも好きかもしれない。
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