今しかないのでロープウェイで山の上に上がったら、ものすごく寒くて、寒い分空気がよくてとても景色がきれいだった。ヒロチンコさんのパパはかっこいいことに裸足であった。

そのあとお昼を食べにあの有名店軍鶏ラーメン美幸に行って、黒磯までお茶しにいったら、なぜか奈良くんの奥さんにばったり！元気そうで嬉しかった。最近那須に行くと一泊でぎりぎりまでヒロチンコさんのパパと遊んでいるので、なかなか会えないのだ。

彼女とヒロチンコさんのパパとのクール＆マイペース＆強いもの同士のコンビネーションが最高であった。

ヒロチンコさんのパパと那須のお宿へ。

露天風呂に行ったらおばちゃんたちがビールを飲んでいて、目の前が渓谷で、紅葉もちょっとはじまっていて、私もビールを注文したら「やっぱりうらやましくなったんでしょ！」なんて言い合ってみなでにこにこしてちょっとしゃべったりした。みんないい感じで微笑んでいて、天国のようだった。

ごはんも素朴でおいしいし、子ども用のごはんも珍しく冷凍食品でないし、お湯もいいし、高くないし、久々に温泉で充電した。場所のよさが人のよさも育てているような、なんともいえないいい雰囲気だった。ふつうに心がこもっている感じっていうか。

この宿けっこういつも満員で、なんでだろう？と思っていたけれど、理由がよくわかった。

韓国でモッシドンナに行きそびれた悔しさのあまりいろいろ検索していたら、モッシドンナのレシピを見つけたので、材料を全部買ってきてものすごい分量のトッポッギを作って食べまくる。すごくすっきりした。

全体的に胸が苦しくなるような悲しい日々なんだけど、だからこそ小さい幸せが超幸せ。

太極拳。体をばりばり動かしたらすごくすっきりした。

たっぷりと昼寝してから、林さんの会に行く。

井沢くんにごちそうになり、貴舟さんへ。とにかくていねいで、奇をてらわず、ひとつひとつが静かにおいしいお店で、こんなことってあるんだなあと思った。板前さんの心が伝わってくるようだった。

KIKIに寄って、一杯飲んで帰る。長年銀座でお店をやってきただけのことはあって、ママはすごいな〜と思う。自分を一段低くして、確実に見てるっていうあの技。

井沢くんに「避難とか考えてる？」と顔を見て一発目に聞いたら、きらきらの笑顔で「あ〜、そういうことをまじめに言う人っているよね」と言ったので、胸がすく思い。しかも井沢くんならではのこの胸のすく思い、懐かしい！

ロルフィングを受けてまっすぐに立てるようになったら、心も軽くなった。

さらにヤマニシくんが近所でゆきちゃんとごはんを食べていたので、家族で合流して楽しい雰囲気に包まれ、昨日よりももっと明るい気持ちでお別れすることができた。

ほんと、別れには慣れない。全員が死ぬまでそのへんにいるという環境に生まれ育ったからっていうのもあると思う。大人には死別以外に別れがないって思っていた。

またリハビリに入らなくちゃ。

去年から今年は別れが多すぎる！旅人並みの別れ率だ。