2010.03.09
わけあって山本敏晴さんという国際協力をしているお医者さんの「世界で一番いのちの短い国」という本を読み、たいそう感心した。その国にはその国の文化があるから、それを尊重しながら人としてつきあっていかなくてはいけない、という考えも、病院を作ったら作りっぱなしで去っていくのではなく、現地の人に衛生観念とか、衛生観念がそこの文化と相反した場合の治療方法を教えて去っていく、それが大切だという考え、全くその通りだと思った。 一般的によしとされる考えに染まっていない分、彼の文章は生きている文章だった。 現地の人を決して見下していないところと、エロ本のところが最高で、最後に休暇をとるところなんてもう英断としか言いようがないと思った。いつもこのタイプの本を読むと、真実はみんなもや〜と美談の霧の中に隠れていてわからなかったが、この本は違った。医者とはなんぞやということが、しっかり書いてあった。 タムくんとウィーちゃんと健ちゃんが寄ってくれたので、みんなでピザを食べにロクサンへ行く。それからCCCに行って、音楽を聴きながらゆっくりと過ごす。寒いけれど幸せな夜だった。バンコクにいるみたい。
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