2010.03.21

ボブ・ディランのライブ。
若くかっこよく生きているところを見た、生の声を聴いた、もうそれだけでいい、なにも言わない。
全員の楽器が高そうだった…
仕事帰りで疲れていたヒロチンコさんが途中でちょっと居眠りをしているのを見て「二万円の居眠りだ…」としみじみ思った。
有明のあたりの食い物屋の衝撃的なレベルの低さ、質の悪さにびっくりする。多分関西人はこの食べ物には一文も払わないだろうという感じ。観光地ならではのひどさだ。海の家の焼きそば230円のほうがバランス的にうまいっていうくらい。やむなく入ったところももちろんものすごくだめで、てきぱきと働く賢いお姉さんがたったひとりがんばっていたが、彼女が料理を作るわけではないから、どうしようもない。時間がないから行った自分が悪いわけで「まずくて高かったね〜、あはは、しゃ〜ないな〜」でこっちはすむけど、彼女にはもっと評価されるところにうつってほしい、と心から同情した。
2010.03.20

やっと長編が終わった。意外にむつかしく時間がかかったけれど、最後に考えをまとめることができたので、悔いはない。矢野くんたちに送信して、もうぜんとカレーを作り、さくっと食べて、歩いていけるニューハーフバーに行く。
今日は熟女会プラス次郎、というテーマだったのだが、なぜかチビが「チビも行く〜!」とついてきて、くだをまいたり、りえちゃんになでなでされて寝たり(うらやましいな)、たいへんだった。そしていつも色っぽく美しく男前なまどかさんに「どうして男なのにおっぱいがあるの?」とある意味根本的な疑問を抱いていた。
2010.03.19

眠くて眠くてしかたなく、何回も居眠りしてなんとか一日を過ごす。
しかし夜は大切な米本さんの送別会。焼き肉屋さんへ!米本さんのまっすぐな熱意と面白さと頼もしさがなかったら「もしもし下北沢」は無事連載できなかっただろう。
淋しいけれど、いい門出なのであたたかく見送る。
仕事が乗りに乗ってるときに、体調や家族の事情でいさぎよく少しだけひくことができるっていうのは、男の人のかっこよさの中でもかなり上のほうだと思うし、そこからはじまる人生を心から応援したい。
病気で休まれていた三輪さんが柳さんとにこにこしているのを眺めることができたのも幸せだった。復帰直後に私の友達の病気をはげましてくださったことに直接お礼を言えてよかった。やっぱりメールじゃだめなことってある。初対面で緊張しても、しっかり言わなくちゃいけない。
連載もあと半年、残りのすばらしい方たちと楽しくやりとげたいと思う。
下北でのイベントも少し考えているので、お楽しみに!
2010.03.18

フラへ。久しぶりにクムにお目にかかったが、なんとも自然な優しいいいお顔をしていらした。人が年齢を重ねていくのって、いいものだなあ、と思う。
そういえば、フラをはじめたばかりの人はみんなまだ自分の見た目がさだまってないけれど、舞台に何回も出ているうちに、あるとき、ある意味芸能人になったと言ってもいい変貌をとげる。輪郭がくっきりとして、自分のどこを押し出しどこをひっこめるかを理解しはじめる。顔つきも変わってくるし、動きに自信が出てくる。それとうまくなる瞬間が同時。百人単位のそういう変化を見てきたので、すごく面白い。きれいになるのはある意味では簡単だと思う。
2010.03.17

もちろんこうしている間に小説も書いているので、へとへと。
関さんになんとかしてもらう。ほんとうになんとかしてもらうとしかいいようがないくらいの感じで倒れ込む。
眠くはないのに、寝てしまうのがほんと、不思議!
とあるルートから入手して「THE COVE」を観た。びっくりしちゃって、ほんとうになにも言えない。自然保護関係の人たちの私にとっていちばん苦手な側面もよく出ていた。この映画はイルカが命が肉が漁師がどうとかいう話では決してなく、政治の腐敗とお金の問題がテーマ。イルカにみんなしわよせがいってる。その中で生きちゃっている私には大きすぎる問題でもう何も言えない。自分のカルマを生涯かけてつみとろうとしているリックの決意の前に、自分を含む他の人びとがぼやけて見えた。
知るべきだと思うし、知ってよかった。あんなひどい悲しいことでも見てよかった。見たら、もう一生戻れない。じゃあ牛が死ぬのは?と映画を観ないで言う人多いと思うけど、牛はあれほど意味ない殺戮をされてはいない。
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