2010.01.01

あけましておめでとうございます。本年もこのサイトをよろしくお願いします。
年末はいつも「こわいなあ、いやだなあ」と思いながらつい読んでしまう、検死官シリーズ。いつも年末にぶつけてくる講談社さんのおかげさまで、いつも年越しの間は殺人と死体のことで頭がいっぱい。
でも、今回の「スカーペッタ」は私の中でシリーズ1、2を争う傑作だった。
犯人ははじめから丸わかりだし、出てくる人もいつも通りなのに、文学的にとても優れていた。ローズの最後の日々のあたりなんて、泣いてしまったし、マリーノがみんなに会ったときもちょっと泣いた。なんていうか、シリーズに対する著者の愛がいっぱいにあふれていて、みんなが丸くなってて、幸せってなんだろう?というのの答えがいっぱい書いてある。
でもこれ、一巻から地道にこわい気持ちを乗り越えてこないと得られない感動だよな〜。 
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