2009.12.06

一日中、今日は5日だと思い込んで行動していた。ちなみに昨日は4日だと思っていた。韓国には時差はないのに、なぜ!?歳のせい?
チビのクリスマス会。見慣れた子たちが大きく成長しているのを見て、じんとくる。このうちのほとんどの子が、日本の小学校に行くのだろう。別れが切ないなあ。
昼からは下北のフリマに出て、皿などを激安で売りまくる。ものすごく売れた。舞ちゃんといっしょに出店、陽子さんにも手伝ってもらい、とちゅうはともちゃんとちえちゃんもてきぱきと手伝ってくれて、なぜか関さんもばっちり登場、親くんも通りかかり、豪華絢爛だった。親くんと彼女のまわりだけがなぜか美しく細長くムードがあってパリの蚤の市みたいになったので、みんなで感動した。あれはブースの中にいて、流れる人々をずっと見ていないとわからない感動だな。
舞ちゃんのカレンダーが主に外人に売れたのもマーケティング的に納得だった。
打ち上げだ!と居酒屋に行くも、空調の風でいつまでたっても鍋が煮えず、アンコウ鍋だったはずなのに、白菜と干しだらのお漬け物ができてしまい、びっくりした。せめてふたをくれと頼んだら、あきらかに円周が鍋よりも小さいお皿を一枚持ってきた。おとしぶたか?若者の店は、中年には、むつかしい…。
2009.12.05

車を取りに目黒まで行ったので、雨の中わざわざ「もり山」の唐揚げを買いに行く。あまりにもおいしいのでびっくりした。いろんな部位がミックスされていて、味が薄く深くしみている。蓮沼さんとチビと立ち食いしながら、ヤナセへ向かう。たいした壊れ方でなかったのでよかった。
ものすごい雨だし、寒いけれど、こういう雰囲気は嫌いではない。
新谷先生の教えにしっかりと反して、ヨーグルトを作った。ヨーグルトをたくさん食べる人の腸が汚いのは、もしかしたら糖分が悪いんじゃないかな、と思い、ためしてみようと思って。
2009.12.04

散歩しながら徳寿宮に行き、広々とした敷地でやっぱりせずにはいられないチャングムごっこをしたり、ここにきっとチャングムがお母さんからゆずりうけた味の秘伝手帳が隠してあるんだ!と言いあったり、中にある美術館の巨匠の写真を見に行ったりした後、お腹をすかせて宮門のソルロンタンを食べに行く。ものすごくおいしいのに五百円くらいだった。高層ビルの後ろにいきなり庶民的な街が現れ、セットかと思うくらいの違和感だった。意外に日本が変わっていく過程にはこの混じってる風景が少なかったな、と思う。上野もいきなり全部クリーンになってしまったし。
禁煙区域も増えてきていると見えて、寒い外でタバコを吸ってる人もたくさん見た。
私は吸わないし、気管支が弱いのでいつも禁煙席を選ぶけれど、寒い寒いソウルで、昼休みにスタバのような店(いっぱい種類があるけど、意外にどれもおいしい)でコーヒーを買って、外でタバコを吸う幸せというのをひとりで味わっている人を見て、こういう個人的な小さな幸せをそれぞれが持っているから、この街は活気があるんだなと思った。
2009.12.03

仕事の日。人前に出るのはあまり好きではないので、朝からちょっと緊張しているが、仕事しないとなにしに来たかわからない(食べに?)し、なんといっても民音社の人たちに会えるから、がんばって出かけて行く。社長も代表もミッシェルさんも担当のおじょうさんも広報のおじょうさんもアシスタントさんも翻訳の金先生もみんないい人で、会いたいから。
記者会見を二回にわたってやり、あいだにしっかり高級なサムゲタンを食べた。
はじめはぴりっとしている記者たちのふんいきが、終わりには和んでいく感じも懐かしい。みんなそれぞれの個性があり、男はぴしっと姿勢よく、女はきれいで、いい国だなあと思う。
サイン会にはたくさんの人が並んでくれて、寒いのでみんな握手の手が冷たい。少しでもたくさんの時間をひとりひとりと過ごそうとしたが、どうしても流れ作業的になっていってしまう。二度と会えないかもしれない子たちはみんなかわいくて、緊張していて、優しかった。それぞれに親御さんがいると思うとまたじんときてしまった。
前にタムくんが、サイン会の時間内にサインを終えられず、どうします?と聞かれて、人がいなくなるまでやればいい、と言った。会場を借りられる時間が終わったら?と言われて、それなら外でやればいい、と言った。私も全く同じ気持ちだ。
やりとげて、チャムスッコルへ。肉うまし!野菜もうまし!!!ごちそうさまでした。あまりの感動にとしちゃんがスピーチをしていた…。
シャイでかっこいい社長も参加して、みんなでマッコルリを飲みまくる。
金先生が、通訳の金さん(熱烈野ばらファン…『よしもと先生の前で、野ばら先生の話ばかりしてごめんなさい、ほんとうに大ファンなんです』と言っていて、胸キュンであった。服装もどことなくゴスロリな感じであった)やスタッフさんたちといっしょにホテルまで送ってくれた。金先生はチャングムのハンサングンさまみたいで、あまりにもすてきなので、おのずと尊敬の気持ちがわきあがってくる。
あたたかい気持ちでみなで夜中の汗蒸幕へとくりだす。今から行くのか?と民音社の人たちには大ウケしていたが…どん欲に韓国を楽しむのだ!
ありとあらゆることを一時間半くらいで終え、人妻ヨッシーの裸も見て大満足し、ぴかぴかになってホテルに帰り、爆睡。
2009.12.02

韓国へ。韓国大好き!
としちゃんと空港で待ち合わせて、ばりばりと移動、久しぶりのミッシェルさんと再会を果たし、島袋さんおすすめの「プロカンジャンケジャン」へと走っていく。朝、メールで店名を聞いて、そのまま走っていく食いしん坊道。
今どき、四十五にもなって「食いしん坊の著者が」と新聞広告に書かれてしまうような人はなかなかいないだろう(自慢?)。
うまかった〜…。最後のかにみそと卵のビビンバとか、信じられないうまさ。
なんでこんなにおいしいんだろう、韓国で食べる韓国料理。世界一好きかもと思う。
電車に乗ってみたりしたけど、ソウルは前よりもちょっとだけ外国資本のお店が増えている感じがした。でも女の子はかわいく、男はがたいがよく、なんか生き生きしていた。恋して寄り添って歩く人たちも日本の恋よりもぐっと切なそうに見えた。
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