2009.12.21

父のための取材で「ブルータス」の人たちとお仕事。
少しでも売れるといいが…と思いつつ、いっしょうけんめい答える。
姉が「このチビはここまでアホで大丈夫か?」と言うので、「だって、しんちゃんだって同じようなものじゃん、テンパリストのごっちゃんだってさ」と答えたら、姉が真顔で「その人たちは極端だから、マンガになれるんだよ…」と言った。が〜ん!!そりゃそうだ!
2009.12.20

畠中さんと清野さんのおうちへ。
さりげない家具調度品がものすごく高そうで、そこを大型犬カイくんとうちのチビが走り回り、冷や汗が止まらなかった。たまごロール以外に沖縄土産に230円の割れせんべいをもっていった私としてはそれがしけてないかもものすご〜く気になった。自分で食べてみてたしかめてみたけど、考えてみたら、すごく失礼だったわ!
カイくんをなでなでしているとチビが焼きもちをやいて、ミュージカル仕立てで大騒ぎしてママへの愛を訴えていたが、ほんと、よくやるよな…芸能プロダクションの社長の前で、歌って踊るなんて…胸がドキドキしました。
清野さん「ゆまにてにどう?チビくん、子役で」
畠中さん「う〜ん、どっちかというと、お笑いだね、この子は」
正しい評価です(涙)。
おふたりともものすごくシャープで、ひとつの状況から十個くらい判断していて、やはり第一線の人たちは違うなあ、と思わずにいられなかった。
おふたりには、幸せで、健康で、長生きしてほしい。ほんとうに心からそう願った。
2009.12.19

最後に「こぺんぎん食堂」にかけこみ、もう食べられません!というところまで食べた。おいしかった〜…あのおねえさんたちが働いているのを見ると元気になる。働きもので美人さんで、すてきだといつも思う。だからあんなにおいしいものを安定して作れるのだな!
東京は寒いし大渋滞だし。でも、前みたいに帰りたくないって思わない。沖縄も好きだし、それに、よかった、東京が前より少しだけ好きになってる。私の知ってるあの頃の東京でなくっても。
2009.12.18

読谷の陶器市へ。山里かっちゃんをアッシーにしてしまった…。
大嶺さんのところにシーサーを見に行ったら、大嶺さんが「一年間待ってほんとうに来てくれたから、少しまけてあげる」とまけてくれたので、感激した。一月に私が年末、陶器市のときに必ず来る、と言ったこと、おぼえてくれていたんだ…。子猫にもなつかれ、いい土瓶も買い、幸せ…それから直売所でおみやげを買い、山田さんのところへ行く。
全く質の違う才能、性格も正反対、なのになにかを極めていることに関しては同じであるこのおふたり。姿や話し方を見るだけでもものすごい勉強になる。その違いを見るだけで、自分は自分にしかなれないのだということも学ぶ。
山田家の最高においしい牛の鍋をいただき、すばらしすぎる器をいっぱい見て、自分に手が届くものを数点購入する。ビームスのバイヤーの方たちもいらしていた。
かっちゃんに送ってもらい、首里の駅で涙の別れ。淋しくてモノレールの中でぽかんとした。ずっといっしょにいたみたいで、守られていて、楽しかった。大人はいいな〜。
夜は三人で「カラカラとちぶぐゎー」のカウンターで食べようか、と言っていたんだけれど、思ったより早く帰れたので、アイフィンガーに電話してかよちゃんに声をかけてみたら、たまたまあいていたので、合流。またもチビはカウンターに座り、沖縄そばを食べて、おかわりまでしていた。ひとりで…。そしてとなりのお兄さんと腰に手を回し合ってなにか語らい笑い合っていた。それから店のお姉さんと結婚の約束をしていた。下北でいっしょにお店をやろうって。もう嫁も見つかったわ。早いなあ。
あとから正一くんも用事が終わって合流し、前田夫妻はピッチをあげてどんどん飲みはじめたので、ドキドキした。常盤の中瓶が軽く二本あいた。かよちゃんが「彼は飲むとすぐにてっぺんにいっちゃうから、ほら、もうすぐてっぺん」とつぶやいていたので、いったいどうなるのか?と思ったけど、ただ陽気になってチビと手をつないで楽しそうに帰っていっただけであった。
2009.12.17

沖縄へ。
いつも一泊で行くところを二泊にしてみる。むりはあるけど、旅の意味もぐっと深まる。やる気がわいてこないような時間や、だらっと歩く時間がいちばん大事だと思う。夕方ついて「カラカラとちぶぐゎー」に直行。陽子さんやてっちゃんに迎えられ、常連さんのような幸せな気持ち。やがて山里かっちゃんも登場し、おじぃも立ち寄り、再会を祝う。近くには「琉神マブヤー」で主人公よりもえらい犬の役をやっている俳優さんもいらして、サインをもらった。チビはひとりだけカウンターに座り、お店のお姉さんのおしりを触ったり、もちこみの「天使のはね」を食べたり(さすが俺の子だ…)、勝手にジュースを頼んだり、となりの人と語り合ったりしていた。私の目の前に頼んでいないジュースが置かれたので「頼んでないよ」と言ったら、「『カウンターのお客さんからです、これおいしいからママにも』と言われまして」だそうだった。やるな〜…。
チビのとなりに座ったお兄さんが迷惑に思ってないかな、と思ってちょっとあやまりに行ったら、あとから彼がチビに名刺をくれた。その裏には「僕は今日はひとりで食事しにきていて、ちょっと淋しかったので、君がとなりに来て話しかけてくれて、嬉しかったさ〜」と書いてあった。いっちゃんとそれを読んで、じんときてほろりとした。沖縄はいいなあ。
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