2009.12.23
さかいとうえまつさんとごけい、小学校からの黄金のチームで萩尾望都原画展を見に行く。といっても、日にちがたまたま会っただけで、ほぼ偶然にせいぞろいした。みんなで毎回夢中で読んだり暗記した「ポーの一族」や「トーマの心臓」の原画…信じられないくらい美しい。萩尾先生のさりげない天才ぶりに何回も驚く。「柳の木」の原画のあまりの美しさとストーリーのすばらしさにまたも泣けた。 あんな人がこの世にいるなんて、すごい。 ひと目でもご本人を遠くからながめよう、と城さんに聞いた喫茶店を目指していたら、おひとりでエレベーターに乗り込む萩尾先生とばったり。チビは全然気にしないでいっしょにぐいぐい乗り込んでいた。 憧れの人に、みんなが四十五歳になってから、いっぺんにお目にかかれるなんて、子ども時代の自分たちもびっくりだ!こんな偶然は、偶然じゃないなと思った。今日行くことも決めてなかったし、四人のつごうがあうこともめったにないし、萩尾先生がいらっしゃるなんて知らなかったのだ! とびちゃんにも一瞬出会い、心から再会を喜び合いながら、あわててここぺりへ。 疲れとかいろいろなものが奥からどんどん出てきて、爆睡してしまった…。 起きたら、なにかが抜けていて体がしんとしていた。体は心とひとつなんだなあと思わずにはいられない。
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