2009.08.22
澤くんと待ち合わせたモロッコ料理店をナビに入れたら墓場で停まり「澤くんとやりとりしてたつもりがたぬきだったのでは?」とこわかったが、単に電話番号で入れたから間違っていただけだった。無事たどりつき、テラスでまったりと過ごす。これまで食べたモロッコ料理でいちばんおいしかった。その国を愛して行き来してないとだめなんだな。束芋さんのおうちに寄らせていただき、ご家族にもお目にかかり、犬も触らせてもらって、楽しいお茶のひととき。お母さまの作った器は「年に一回くらい、接待で行く、すごいお店でしか見ないな」という器ばかりいっぺんに見せていただき、鼻血が出そうだった。 山の中に住む結束の固い家族…いいものを見た。 目白時代毎日通った「ルプティニ2」が閉店して、軽井沢に「3」があるというのを偶然に知って、寄ってみる。懐かしいご夫妻、変わらない味、同じ雰囲気に涙が出そうだった。マスターが私の顔をおぼえていてくださった。最初から最後まで名前を明かさず、十年くらい通った。 澤くんの人生についてみなで語り合いながら、夕方の時間が過ぎて行った。 澤くん、次にいつ会えるのか、いつもわからない。ほんとうはみんなそうなんだな。だからいつも切ない。別れた後チビが「澤さんのことがママよりも好きになりそう」とつぶやいた。そ、そこまで?
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