2009.08.30
阿佐ヶ谷で須藤くんの器を買い、慶子さんの家へ。 なんだかとっても落ち着く部屋だったので、雨の中まったりと過ごして、イズミルへごはんを食べに行く。夫たちも合流。イズミルのシェフのお姉さんは目が合うとにっこりとしてくれる。いいなあと思った。味も超ハイレベル。これまで食べたトルコ料理の中でもトップクラスだった。 須藤くんに会ったのは、二十年近く前で、彼はまだ十歳くらいだったのではないだろうか。ピアノをひき、両親とおばあちゃんを素直に好きで、とにかく自由だった。ものを創る道以外に進みようがない子だった。私は彼を見て「いいな、子どもって。こんなに自由なんだ」と思ったのがきっかけで、今、同じような感じの男の子がいる。須藤くんは両親の焼き物のノウハウを見事にひとつにしたかなりいいものを創っている。一見単なるメルヘン調なのだが、ちゃんと見るとしっかりした技術があるので、甘くないのがすばらしい。 夏休みが終わるので、子どもといっしょに泣きたい気分。 でも子どもがいなかったら、夏休みを知らないわけで、この切なさをもう一回人生で味わえてるのはちょっと嬉しいかも。
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