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2008.05.21
じゅんちゃんと「ミスト」を観に行く。俺的には観なくてはいけない映画だが、こわそうでひとりで行くのいやだなあ、と思っていたが、なんとじゅんちゃんが観たいと言っているので、そんなばかな、夫も同行をいやがっているくらいのこの映画、きっと社交辞令に違いないと思っていたら、意外に本気で言ってて、ほんとうに実現してびっくりだ!
そしてほんと〜うにひとりで行かなくてよかった…と思った。
途中でじゅんちゃんに「もう帰りたい〜、いやだ〜」とだだをこねてしまった。
日々蜂と戦う私、そして小さな男の子の母である私にはきびしすぎる内容であった。
原作のあのいや〜な雰囲気をこんなに正確に映像化できるとは、監督はすごい実力だ。
もう少し内容に触れてよい時期がきたら、しっかりレヴューを書こう。
じゅんちゃんと「ぶりのカマとかさわらの尖ったところさえもこわいが、やっぱり和食にしよう、だって今もうアメリカ人を見たくないもん」(ひどい!)と言いながら、ヒルズの中をさまよい、ハイアットで和食をおいしくいただいた。あのお店もかなりバランスがよくて味もすばらしいので、大好きだ。ホテル内にある上にお料理に手間をかけているわりに安いと思う。
沈んだ心で英会話に行ったら、マギさんとバーニーさんが陽当たりのよい部屋の中でにこにこ英語を教えてくれて、元気が出た。間違ってもいいから話すようにがんばったら、ふたりはすごく助けてくれた。ありがたい。
帰ってからヤマニシくんとヒロチンコさんとチビとみんなでてきとうに炊いたチキンライスを食べて、映画のショックが続いていたので、みんな生きていてくれたらもうなんでもいいわ、と思った。
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2008.05.20
昨日ロルフィングを受けたら、ばらばらだった体が縫い合わされたようになったのでほっとした。腰の痛みも落ち着いたのでよかった。
ホメオパシーの問診に行って、チビの行儀悪さにびっくりしながらもなんとか終える。せはたさんは今日も根気よくチビとつきあってくれたのでありがたかった。最も悪い姿だけを見てもらうのは困ったものだとは思うけれど、いい子のふりをしてはきはき質問に答えられるよりもレメディーを出してもらうには正確でいいような気もする…けどごめんなさい!
帰りはガーデンプレイスのビアホールの外のテラスに座って、チビといっしょに夕陽を見た。私はビール、チビはアイスを食べて、パパからの電話を待った。電話がかかってきてパパがやってきたら、チビが喜んで踊りながら走っていった。いつもいいことばかりではないけれど、家族の幸せはこういう小さい瞬間に感じられる。
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2008.05.19
たまに人の思いや願いをぎゅうぎゅうに感じて苦しくなることがある。男女問わず。そんなとき、相手の人は実は他の見えないことで苦しんでいて、私の読解力(?)に逃げ場を求めてきている。そうでなければ、苦しい感じがするわけがないのだ。なんとなくほんわかするはずなのだ。もしも一対一で徹底的につきあう気なら苦しくてもよいが、妻子がある(?)今の身となっては、それは男女共に無理である。
そういうとき、ふっと力をゆるめるためにいちばんいいのはこちらから相手に飛び込んでしまうことだ。そうすると相手がはっと我にかえってほんわかに戻ることがある。相手を傷つけないし、自分は多少恥をかいても、相手にいやな気分になられるよりもずっといい。もちろん相手のことを大好きで尊重したいし長くつきあいたい人であることが大前提である。
なんでこんなことを書いているかというと、蝶々さんとりかちゃんが全く同じことを言うのを(彼女たちは特に男子にもっともっともてもてだから)最近聞いたからだ。それでものすごく感動した。人はやっぱり同じなんだなあ、みたいな感じの感動だった。
これはだれのどのケースとはあえて書かないが、本来親しくするべきではない相手に「手をつないでいい?」と聞かれたときに、いいよ、と一瞬手をつないでおいて「なんだか寒くなっちゃった、手袋をするね」と言って、後から手袋をしてまた手をつないだ、というエピソードも聞いたことがある。距離は示せるし、拒んでいる感じもさほどせず、これはすごい、エレガントな戦いだと思った。私にはそんなこと緊張しちゃって絶対できないけど。
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2008.05.18
たった一匹の蜂が作っている二センチほどの巣を、みはり番の蜂が留守のあいだに棒で取って捨て、薬をまいただけで心臓どきどき、生きるか死ぬかの気分。そして蜂が帰ってきて怒ってブンブンいっているだけで、こわくて死にそう…絶対むり、やっぱりコミューンはあきらめて、一生アーバンライフを送ろうっと!
そう言いながら、チビといっしょにお昼をお姉さんの店に食べに行って、楽しくカレーをわかちあった。露崎さんちがなくなってしまうと、お姉さんの店もなくなってしまう…下北沢の近くに住み、何回通っただろう、このお店。すみずみまで大好きなのでほんとうに悲しくて、チビが「このカエル懐かしい」とか言って灰皿を見たりしていたらきゅんとなってしまった。でもまだ時間があるし、このお店にまた新しい時代が始まるといいなと思う。
帰りにワンラブに寄ったら、蓮沼さんがペンキを塗らせてくれるといって、チビが狂ったようにペンキを塗り出し、近所からも塗るための板が差し入れられる状況に。今どきこんなことさせてくれる人がいるだろうか!なんて大らかな!
陽子さんが来たのでタッチ交代してさっと髪の毛を切りに行って帰ってきたら、チビは本気でまだペンキを塗っていた。奈良くんくらいの真剣さであった。
なのでそのあたりにあったカスタネダの本を久しぶりに読んだら、初めて読んだときくらいのノックアウト度で打ちのめされた。どこまで深いんだろう、あの本は。やはり名著だ。それに、ある種の人にしかわからないコードみたいなのが織り込まれているとしか思えない。一見すると穴だらけでフェイクに見えるのだが、読む人が読めば、どこをつついてもどろどろっと奥深さが出てくるのだ。もうほとんど暗号の本だと思う。
帰り際にチビは「仕事が見つかりました、ここで働いていきます」などと言っている。蓮沼さんも「じゃあ明日幼稚園で、仕事が見つかったからもうあまり来られません、って言うんだぞ!」なんて言ってバイト料までくれていた。そのお金で駄菓子屋さんに行ってお菓子なんか買ってた。そりゃあ嬉しいでしょうね〜。
帰りに日本茶のお店の前を通ったら、チビがこの間お姉さんにあげた「ペンキを塗った板」が営業時間を書いた看板になっていた…。そしてタイ料理屋さんでチビが奥さんに自分の塗った箱をプレゼントしたら、荷物入れに使うと言ってくれていた…。こんな親切な人の多い街角に住んでいて、チビはほんとうに幸せ者だと思う。親は冷や汗だけど!
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2008.05.17
石原家の赤ちゃんをたずねて行く。
新生児に会いに行くたびに、いつもそれぞれの病院の方針のあまりの違いにびっくりする。私は、私の行ったところでよかったなあと思う。新生児とふたりきりの夜二泊でやっと、自分が親モードに変身したからだ。とろい私はそうでもないと、だめだったかも!離れて寝泊まりしたら、もしかして産んだことも忘れちゃったかも!
赤ちゃんはもうかわいくてかわいくて、寝てるのを起こして泣かせちゃいたいほどだった。
かわいくてしかたなくてよその知らない五十嵐さんちの子までじっと見つめて、知らない五十嵐家の人たちをおびえさせるほど(笑)。
英子ちゃんががにまたで椅子にそうっと座りながら「産まれたらすぐにどんな子でもかわいくてしかたなくなるよ、男とか女とか顔とか順番とか絶対関係ないよ、とにかくかわいくなるものなんだよ〜」と言ったとき、感動で泣きそうになってしまった。
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