2011.08.14

じゅんことオミちゃんとまみちゃんが子犬を見に寄ってくれたので、みんなで下北ディナー、お好み焼きを食べる。N亭は激うまだがちょっと味が濃くなってきていて、若者に人気がありすぎて混みすぎて店の人もなにがなんだかわからなくなっているかげりを感じる。数年前まであった静かなきらめきが消えている。
イタリアンバルDもそう。不良立ち飲み的なおおらかなよさがなくなり、すっかりきっちりした店になった。おつりを渡そうとして店の人が、小銭を取ろうとしたら手を下げた、それってほんとうに疲れている人の反射的な意地悪い気持ち。
店って不安定だなあ。戻ってほしいなあ。
チビがみんなでお風呂に入った思い出を語りながら、
「じゅんちゃんは『ふさふさ(彼の表現による下の毛のこと)なんてあって当然じゃないの』という態度なところが、じゅんちゃんの性格に合っていてとてもよかった」と上から批評していたが、全てが問題である。
2011.08.13

家の片づけや子犬の世話をしつつ、いじけた他の子たちの様子も見て、忙しいったらありゃしない。
ちょっと抜け出して子犬にかじられてなくなったスリッパの補充など家のさまざまな買い物をし、カバンの衝動買いまでしてから、のんちゃんとお茶とランチ。聖子ちゃんの店に行ったり、小龍包を買ったりする。休日っぽいなあ、と思ったけど、「プレシャス」を観たことによって気持ちは非休日な感じ。あれって、もはやホラーというかそう思わないとやりきれない!すばらしい教師が出てくるんだけれど、他の部屋にいてちょっと寄ったチビがその人をちらりと見て「すてきな方ですね」と言ったのがあまりにもしっくりきてすごくおかしかった。
2011.08.11

森先生がちょっと子犬を見に寄ってくれたので、いまだ!という感じでみんなで質問攻めにする。なんでも答えてくれるから頼もしいったらありゃしない!
森先生のものすごく大きな知性の光って、すごく豊かな空間で包まれているんだなあ、とあらためて思い、あの作品の大きさの秘密を少しだけ見た気がする。
夜はフラ。今週は貧血でないので、少しだけ足下がしっかりした踊り。でもそのぶん振りがぜんぜんできてないから、真横のじゅんちゃんをただひたすらに見つめてなんとかついていった。毎回たいへん!
あゆちゃんが横で踊っているとものすごい気みたいなものがぐわ〜っと押してきて、立っていられないほど。
そうか、あゆちゃんは発する踊り、くりちゃんは受け入れる踊りなんだ、だからすごくバランスがいいふたりなんだな〜!
2011.08.10

「ムツゴロウの野生教育」という本がすばらしかった。
あまりにもすばらしすぎて、自分のやっていることは間違いではない、と支えてもらった感じさえした。この本は、ちょうど私が小さいとき、人々が教育に力を入れようとしはじめた頃の本。彼の予言通り、世の中はどんどん悪くなっている。そして彼の、人間を生き物として扱う目の温かさに胸をうたれた。人間を一段上のものとして見たら、必ずずれていくから、生き物として、体として扱うのが正しい気がする。
夕方から舞ちゃんとヤマニシくんと海へ。
なんていうことない一日、ただ海と夕日があるだけなのになんて豊かなんだろう。
みんなでなんとなく海にいただけなのに、体も心もゆるんだ感じ。
2011.08.09

松家さんの「文學界」のためのインタビュー。森くんや田中さんもいらして、すごくしっかりした場ができていた。
もう少し前の時代に小説を発表して、こういうふうに正当的に評価されたかったな、という気持ちになるインタビューであった。松家さんのほんとうの実力に触れて身がひきしまる。
つきあいが長いので、緊張はしていないけれど、こちらが手を抜いたら必ずわかってしまうので3時間以上全力投球。刺激的だった…!
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