2011.05.10

久しぶりに結子のところへ行く。いろんな衝撃情報を得るが、全部受け止めた。受け止められない試練は来ないと信じているから。
いっしょに春風の中久々にビールを飲んだのがとても幸せだったし、衝撃情報は結子にしかわからないとしか思えない洞察に満ちていたから、これまでのふたりの長い歴史をひたすらに大事に思った。自分の人生は自分のものだって、あらためて思い、さまざまな決意をかためた。
2011.05.09

いしいしんじさんとひとひちゃんとそのこさんと、おおきにやですばらしいお昼ご飯をいただく。お店のご主人といしいさんの関係もいいし、いいなあ。みんなではじめて会った気がしないで過ごせたのは、赤ちゃんの力と小説の力。作家ってみんなその作品を背負って歩いてるって思う。同じムードがある。
みんなでガケ書房に行った。
おおきにやでランチ食べて、ガケ書房でああいう感じの本をじっくり見て、川沿いを散歩できたら、たいていのことが少し軽くなると思う。京都ってすばらしい、文化ってすごい。京都の深さに大人の面では接してないけど、懐が深いから私みたいなヒッピーさんにも居場所がある。
東京もそういう街になっていってほしいと切に思った。みんながお金をとったりとられてただふみにじって去っていく街ではなくって。
2011.05.08

神社でおはらいをすると、その日の夜すごい悪夢を見たり、頭痛がしたりするんだけれど、それって奥のほうにためてるものがじわっと浮き上がって表面に出てきてるって思う。今日は貴船あたりを取材するので、まゆみちゃんちにまず寄る。むかいくんにも久しぶりに会えて嬉しい。子犬ちゃんをいっぱい抱っこして、触って、とてもすがすがしい風が入る明るいまゆみちゃんたちのアトリエで筍ランチをいただく。机に貼った紙に直接メニューを書き込んだり、説明のための絵を描いたり、なんて自由なまゆみちゃんの心。いつでも深く尊敬している友達だ。まゆみちゃんに会うと、自分がいつのまにか小さくなっていたことに気づいていつも反省する。
私のすごい女友達って、みんなTVを見ないし新聞も読まないし、ネットもあんまり見ない人が多い。私は全部大好きなので失格だけど、たまに情報シャットアウトは有効かも!
太田神社のうらの小山に上ったり、お茶をしたりしたあと、ひたすら鴨川を下る。たくさん歩いて、飛び石をわたって、チビがへとへとだけどちょっと大人になった。私も足の裏に豆がいっぱいできたけど、元気になった。
HANAというおいしい店に飛び込みで入って、各国の料理を食べながら女子どうしで話した。
2011.05.07

15年くらい使っていたリュックが突然ぶっこわれたので、はりきって新しいリュックを買い、錦にもちょっと寄ったり、マンガミュージアムでベルばらの原画を見て思わず読み込んで泣いてしまったりして(あんなにすばらしいマンガだったっていうことをあらためて思い出した〜!)、奈良へ向かう。大神神社でちょっとした奇跡を見て、やっぱり神様っているんやわ、と関西弁で思いました。
稲熊さんちでおさしみやおいしいおすしやすばらしいお惣菜をいただきながら、西尾さんと高井さんと楽しく過ごす。いいなあ、たまにしか会わなくてもみんなの人生をずっと見ているのって。その中心に稲熊さんがいて、その空間を支えているのは奥さまのすごいお料理だ。いろんなことが少しゆるんだのを感じた。
2011.05.06

いざ京都へ。
取材なので真剣だ。真剣なのにちっとも地理がわからない…。
とにかくとりいそぎもち料理きた村へ行って、もち的料理を食べまくる。あまりにも腹にたまったので、ホテルまで歩いて帰る。ホテルの人たちが信じられないくらい優しくて、じんとくるんだけど…このデザイナーズホテル、あまりにも、あまりにもラブホに似ているのです。いっちゃんに「ラブホ風の写真が撮りたいんだけど」と言ったら、ラブホにいる風のピースサインそして背中の姿勢、表情、うつりこんだTVなどあまりにも完璧な写真が撮れてしまい、生まれて初めて私は悟った。カメラマンになりたい人がなにをしたいのか!最初で最後の天才カメラマン体験は小説書くのと同じくらい最高だった!
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