2011.05.30
ホテルグランヴィアの朝ご飯のクオリティはものすごく高い!しかし動線が謎で、何回も行ったり来たりしてしまった。ジャンボオムレツの皿の後ろではなぜオムレツを焼いている!などとは書くけれど全く文句はなく、このホテルがほんとうに好きで、泊まるたびに「帰ってきた」という気分になる。旅のスタートのわくわくを味わえるから、初日の夜遅くにここについて明日の計画を練るのが大好き。 貴船とくらま温泉に行って、雨の一日をしっとり過ごす。 まゆみちゃんと合流する頃には晴れていた。 しめきりだからとても明日は会えないというまゆみちゃんを必死で説得し、とりあえず今日はいろいろ聞いてみよう、ということで、いっしょに鶏鍋を食べに行くことにする。 全員が犬まで含めて「まーちゃん」であることを発見し、「まーちゃんズ」の結成。持ち歌は伊勢丹バイヤーズソング一曲のみ。作詞作曲チビ、ヴォーカルは原マスミ。 ♩桜の花見におべんとうはいかが 伊勢丹のバイヤーのおいしいおすすめ♩ バイヤーって言葉、おまえはいったいどこから知った?(後にチビが作ったのではないことは判明、ほっ) しかし聞いてみるとまゆみの公募展のしめきりへの道はいつでも波瀾万丈で、点滴しながら大文字山に上り大の字を歩んでから大の字を書いたとか、日曜日がしめきりなのにさっき巨大板が届いたばかりとか、もうなんとも言えない。作業中のアトリエをのぞかせてもらったが、胸がときめくくらい男らしい仕事場だった…。 上賀茂神社を散歩して、ミナとメリーゴーランドに行く。ミナに行くといつも自分ががさつな大女だという気がするが、今日はチビに「ママは体も大きいから心も大きいね」などと言われ、ますますそんな気持ちに。メリーゴーランドではまんまと本を買ってしまった。しかも大きい本を。 しかしくりだされる仲居さんの京都特有の意地悪にくじけず次々に「おかわりお願いします!」とスープをねだるチビそして「鶏の種類はひみつです」という仲居さんに「秘密ということはごぞんじではあるんですね!」と真っ向から突っ込むまゆみ。すごい人たちだと思い、胸がどきどきしながら星のやさんにたどりつく。桂川があまりにも増水して濁流になり、船着き場が半分水の中。濁流がごうごう流れている。昨日は休館だったと聞き、一日でもずれていたら泊まれなかったんだ、とこれまたどきどきする。 軽井沢よりも大きな自然に包まれている感じで、窓の外は緑しか見えず、ほんとうにすばらしい。思わず夜明けにひとりじっと見入ってしまった。これなら温泉はなくてもぜんぜんかまわないと思った。
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