2011.05.20

病院へ。ひっかかったがん検診の疑いも晴れて、晴れ晴れとタンメンを食べる。渋谷じゃない方、富ヶ谷のほうの麗郷のタンメンは、世界一だとほんとうに思う。
夜は、藤本敦夫さんと菊地成孔さんのライブ。音楽ってこうなんだ、きっとこういうものだったんだ、って藤本さんの天才ぶりを見るといつも思う。菊地さんのお人柄も充分に発揮され、藤本さんの音楽を生かしながらも確実に自分の才能を炸裂させる菊地さんの天才ぶりもすごく発揮され、しかしライブハウスが和風な感じだったりして、いろ〜んな意味で「マルホランドドライブ」の「バンドはありません!」っていう、♩ジョラ〜ンド〜を聴くあのなぞの店のライブに似すぎていた…
2011.05.19

野村佑香さんに誘われてお芝居「鳥瞰図」を観に行く。
お芝居のいちばんこわいところは、舞台上の人と目が合ってしまうところである。佑香さんが気づいてくれたの、すっごくよくわかった。
あまりにもあまりにも自分の地元に近い設定だったので、懐かしい気さえした。
・だいたいいつも家に数人が立ち寄ってしゃべっていく
・そういう人には基本的に毎日会っている
・なにかを作ったらとにかく近所に持っていく
・すそのが広くてだれでもひきとったり泊めたりする。
・とにかくいつも手伝い合っている
・テンポよくしゃべり、ものすごい毒舌
っていうのは、人間にとってデフォルトの設定だと思っていた私は世田谷に引っ越してほんとうにびっくりした!ものだった。しかもだいたいみんなに嫌われる。やりすぎだ、毒舌だって。
佑香さんはかわいくてきれいでスタイルもよく、しかもいい人である。ずっと前からやりとりがあり、共通の知人などもおり、初めてしゃべった気がしなかった。
台湾料理屋により、そのしょうもない接客(気さくだけどでたらめ)、しょうもない料理、そういう店に必ずいるゲロ級の酔っぱらいなどなどをいっちゃんと「こういう店が結局いちばん楽しいよな〜」と楽しみながら、ビールを飲んだ。
2011.05.18

自分がなにに向いていてなにに向いてないのか、五十近くなってやっとわかってきた。遅い!なるべくいやなことをしないのが健康の秘訣であることも…。
予約のとれないビストロ「バカール」にいろんなコネでじゅんちゃんが決死の予約を取ったというので、出かけていく。たしかにおいしい。サービスの人も傑作なくらい気さくだったが、シェフがすごくいい顔をしていた。近所の名店という感じ。じゅんちゃんと食いしん坊を炸裂させながら、三時間もごはんを食べてしまった。
2011.05.17

この日記も、多分今年いっぱいで終了する予定である。時代は変わった…早め早めに手をうたないといかん。だいたい貧乏で事務所存続もあやしい…!
そのかわり、月いちくらいで特別エッセイを書いたり、みんながいやがるほどタイムラインを占領してツイッターをやっていくつもりなので、安心?してください。
たかのてるこちゃんのジプシーの旅番組すごかった。ジプシーは悪者にされやすいけれど、おそろしい迫害を受けてきた民族だし、人間中に入ってしまえばみな同じで、いい人と悪い人、気が合う人合わない人がいるだけなんだな、思う。どの国でも、てるちゃんに会うとみんな笑顔になる。本も出てるみたいだから読んでみよう、とロマ(ジプシーのこと)の人たちのかわいい顔を見て思った。
2011.05.16

ふまれたい会で実家へ。たかさまの悟りの話を聞いて、ふむふむと納得しつつ、姉が「今日はごはん軽かったね、ごめん」と言いながら持ってきた牛煮込みの上にポテトとチーズが乗っていて焼いてあるというすごいものを食べる。冗談で言ってる気がしないのがこわい。一皿食べたらぐっと腹一杯になり、たかさまとなにも言わずにしみじみ目と目で語り合った。
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