2011.03.16

ヤマニシくんが来てくれて、チビの興奮マックス。ありがたい。
あんな年齢で、日本のピンチを体験するなんてタフなことだ。やっぱり少し不安定になっているから、好きな人に会うのがいちばんのくすりだ。
事務所に行って、みんなと楽しく仕事する。仲間っていいな、と思う。
海外へのコメントなど、やることがいっぱいあるから、みんなよく働いて、調和していて、いい顔をしているから嬉しい。事務所をほんとうに自分のものだと思えたら、それはお金ではかえられない幸せだと思う。この雰囲気になったのは15年ぶりくらい。やはり自分が行かなきゃはじまらないんだなと悟る。
2011.03.15

これまで、書ききれないくらいのいろんな経験をしてきた。生き死にのレベルから、スピリチュアル系から、とにかくたくさんの場所に行き、いろんな人に会い、いろんなものを見た。
だから、慣れた!いきなり今の毎日に慣れた。慣れたらこっちのものだ。
夜はヨーロッパみたいでムーディだし。
なるようになるだろう(たんなるものぐさ)。
昨日雀鬼会に差し入れに行ったら、みんなきらきら麻雀していてかわいらしかった。若い男の子たちって、いいなあ。
やけになってうちの3人&じゅんちゃんとうまいものを食べに行く。
もう飲んじゃえ、とグラッパなんか久しぶりに飲んだりして、心がいっぱいに満たされる。
「アガペ」の人たちは笑顔で営業。帰りも外で見送ってくれた。寒いのに。
おいしいものを食べて、おしゃべりしていたら、暗い部屋の中、みんなの笑顔だけが輝いていて、いつかこの夜が最高の思い出になることがわかる。
「アガペ」がなくなるとき、じゅんちゃんか私が死ぬとき、家族がばらばらになるとき、いつだかわからないけど。
それが人生なんだ。
2011.03.14

大地を守る会からふつうに食材が届いて、感動してしまった。すばらしい!!!
鍼にのんきに行き、子どもまでお灸をしてもらった。先生に「このガキがおとなしくなるつぼを教えてください」と言ったら、体質までみてくれて、ほんとうに教えてくれた。いつも通りの落ち着いた先生を見たら、なんか幸せになって落ち着いた…。
はっちゃんの独自の勘で、なんとかガソリンを入れることができたので、うちの車は一台だけ動く感じ。全てのガソリンスタンドや大きなスーパーが次々閉店してて、なんだかものものしい。
舞ちゃんが寄ってくれたので、みんなで遅いお昼を食べて、コーヒーを飲んで、和む。こういう時間がどんなに救いになるか、わからないほどだ。人生ってなにがあるかわからないけれど、同じことで笑って、同じものをなんとなくテーブル囲んで食べて、なんとなく過ごすことはすごい力になる。
こんなに多くの方が亡くなり、悲しいことをたくさん経験したし、復興にお金もかかるだろうし、これからももっときびしいことがいっぱい待っているかもしれない。でも「ザ・ミスト」や「ゾンビ」のラストシーンみたいに、それがどんなにかすかでも、いつでも希望を持って、生きられるかぎり、生きようと思う。体が生きているかぎりは。
2011.03.13

のんちゃんを送って上野に行き、涙の別れ。だって次いつ会えるかだれにもわからないもんね、今や。考えたくないけど。会えると信じてるけど。
まあ、そうは言っても、東京は、原発が爆発でもしないかぎりは、たぶんわりと早く復帰すると思う。でもみんなものすごくがんばって米を買い占めているから、それじゃあオラは、と思ってワインを買った。あとはおつまみ。冷蔵庫よどうか動いててくれ〜
生もの購入直後の停電の話に暗たんとしつつ、ツイッターを見ていたら、江口寿史先生が近所で個展をやっていて今ギャラリーにいるというではないか。速攻でチビと走って行ったら、ほんとうにふつうにおられて、感涙。私の高校時代の神、人生の救い主だ。あまりにも好きすぎて職権を乱用して会うこともできなかったくらいの、江口先生。いろいろあって死にかけたときもひばりくんを読んで立ち直った。死なないぞ、こんなふうに自由に生きてやる!と思ったものだ。
サインまでしてもらい、もう、発狂しそう。
こんなときだからこそ、きれいな絵が、美しい色が、天才の姿が、嬉しかったのだ。
舞ちゃんに知らせたら、家から走り出てサインをもらいに行っていた。帰りにつきまさで「やった〜!」とお茶で乾杯した。
2011.03.12

信じられない!こんなひどいことが起きるなんて。
東京はなんともないのに…もうなんと言っていいかわからず、いろいろな人の安否を確認する。
会社に泊まったのんちゃんを迎えに行き上野で京成線にトライするも、長蛇の列&20分に1本しか来ないというので、挫折して同級生の塩崎くんち(千駄木団子坂下のイル・サーレ。とってもいいお店です!)に行ってお昼を食べて、とりあえずうちに帰る。
森田さんといっちゃんが来てくれて、まるでいつもの土曜日みたいで、なんだかハッピーになる。のんちゃんとチビものどかにしゃべっていて、自分の日常はいい日常なんだなあと思う。
ゼリちゃんのいない地震ははじめてだね、とヒロチンコさんと言い合う。
いつも地震が来るとワンワン言ってくれたんだけど。
TVを見ると悲しいニュースが多く、ツイッターにもデマ的なものや煽り的なものも混じっている。でも、おおむね、日本人はすばらしいという気持ちになって、やはりこの国の人たちの魂レベルはすごいと思う。
特にやることないからERを観たりして、ただのお泊まり会みたいに楽しく夜を過ごした。ずっとTVを観ていても気持ちが沈むばかりで、ERを観ていたら(あんなにたいへんな番組なのに!)かえって気持ちが落ち着いた。きれいなもの、好きな番組、面白いもの、音楽、好きな人たちの声、そんなものに触れないと、おかしくなってしまう。逃避じゃなくて、不謹慎でもない。植物に水をやるように、心や神経も栄養がほしいんだ。自分の、たったひとつの大切な心や神経を弱らせる方が、不謹慎だと今は感じる。
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