2011.03.21

どう考えても原子力発電所はもうたくさんだ、という気持ちになる。地震でさらに寒いだけでも東北のみなさん含めほんとうに大変なのに、この上放射能の心配なんて。
暗いのも節約もなんでも大歓迎だから(もともとある意味とっても地味に暮らしていたから気にならない)。
常に次の技術は待機しているのだから、うまく切り替わるといい。
消費社会も飽和状態で、みないろいろ気づき始めていたわけだし。
だいたい、原子力爆弾を落とされたことがある国なのに、なんで原発なんて作ったんだろう、あんなにたくさん。国民の意志まるっきり反映されてない。
政治的なことをあまり書きたくないけど、さらに言うと、東京でさんざん電気をつかいたおして、こうとなったらいきなり原発と東電を憎むっていうほうも、単純すぎる。
順番に、技術者の意見をしっかり聞きながら、悼みをもって、時間をかけて廃棄してほしい。そしてこんな地震ばっかりの国にあんなもの作らないでほしい。日本の技術は世界一なんだから。
神戸にももう二度と前の日常が戻ってきてないように、もうあんなのんきな平和ぼけの日々はどうしたって戻ってこないのだから、先の世代に目を向けたいものだ。
2011.03.20

永野雅子さんが近所の日本茶喫茶で坂田学さんと打ち合わせだっていうので、むりにのぞきにいく。
チビが何回も「ねえ、あれ、彼氏?彼氏?」と聞くので気が気じゃなかった。
お茶を飲んでいるときはみな平穏。それっていいなあと思う。お店ってやはりすばらしいものだ。場を人に提供するなんて、なんて尊い仕事だろう。
みんな避難などしているが、いそうろうや家出ライフがたびたびあった私の人生、人の家に一週間以上泊まるなんてできれば二度としたくない。失うものはお金や時間だけじゃないから。しかも子連れ!動物もいる。さらに、もしも宿泊施設に泊まったら、それは単なる旅行…。仕事を中断して行けるようなら、それはある意味おめでたい感じ。いや、非難してるのではなく、みんな行きたいところに行くべきと思うし、私ももし20キロ圏内に住んでいたら、短期移住を計画すると思うので、全然かまわない。
ただ、今の段階では、自分はまだ動かないというだけだ。
2011.03.19

今日も今日とて、前に予約していたイーヴォさん不在のイーヴォさんのお店へ。
みなキャンセルしてしまったので、なんとなく戸田さんが淋しそうだったから、はりきって出かける。はりきったわりには食べっぷりはへなちょこだったけど、いっちゃんがいたから、いろんなものを頼むことができて、ハッピー。特にワインと肉がうまかった!
暗いからもう晩飯食っちゃう、飲んじゃう、爆睡しちゃう!っていうパターンはなかなか原始的でよろしい。
2011.03.18

駅のむこうがわに、すごい美人がいる、松尾貴史さんのカレー屋さんがある。味もおいしいけれど、彼女がカレーを作ってるところを見ると、異様に落ち着くのだ。ふだんから。なにをしていても変わらない、あわてていても、美しい、あの人はほんとうに心がきれいな人だ、という感じの女性。
それを聞きつけて大内さんがさっそくやってきた(笑)ので、じゅんこさんとチビもいっしょにカレーを食べる。大内さんの美人に対する、非常時でもかわらない積極性、見習いたいものだ!おいしいし、みんなでいると楽しいし、なによりもはげみになった。
そのあとコーヒーがおいしいパルファンでおしゃべりして、今回の災害に対して自分ができることを話し、仕事の話もしっかりして、事務所へ。暗くなってくるとごはんを作りに帰る、この感じ、慣れてきたどころか、わりといいのかも…。
2011.03.17

りかちゃんと放射能をものともせずにランチ。
お互いを一生敵に回せない互角の実力の強者どうし、静かにハンバーグを食べながら、ど〜でもいい話ばっかりしてたら、かなり和んだ。やっぱり剣豪どうしはいいなあ。ふだん使ってない心の筋肉を使うから、存在自体がお互いにプラスになるのもわかる。
しかしまわりはみんなたいへんなことになっていて、面白いほど。
自分はおちついて晩ご飯を作るしかないから、作った。鶏の煮込み麺。
これから、へたなところで外食するといけない時期になりそうだから、自炊は基本だなと思う。
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