2010.08.16

アルジェント監督の「ジャーロ」(イタリア語だともっとジャッロという感じの発音だと思う)が、ものすごくこわくて、なんでこんなにふつうの映画がふつうにこわいんだろうと思う。これまでのこわくするための変なノウハウがぎっしりつまっていた…。見たらしばらくびくびくしてアルジェントの女優歩きになった(わかる人にだけすごくわかる表現)。
今日も海に行く。
昼はイル・リフージョで、のんちゃんもいっしょにおいしいものをがしっといただく。夜は抜く覚悟で!まじめに作ってるからランチもおいしい!特にしらすのパスタがおいしくて、奪い合いに。ご近所さんがうらやましい!りさっぴもきびきびしていて楽しそう(うちにいたときだらだらしていたわけではありません)。
いつもと違う海の家の前で、だら〜んと過ごしていたら、りさっぴたちも歩いてきて、いい感じ。海辺のりさっぴ、懐かしい!
2010.08.15

くらげでも、お盆でも、もうかまわない!海に行こう!とひたすらに海を目指す。
しかし意外にいい感じで、ゆるいお水だったり、くらげも少なかったり。みんなで海水浴をしてから、つばめグリルに行って思いきりハンバーグを食べた。
夕方の光が秋の感じ。夏も終わりだ。日焼けした肩に冷房が当たる感じが切ない。
2010.08.14

原さんのライブに、珍しく時間があいていたいっちゃんと行く。
しみじみした選曲が多く、じーんとした。もう二十年もライブを見ている。お互いが若くなっていくことはないけれど、歴史が溶けない雪のようにつもっている。すばらしい演奏、すばらしい声。増えた家族で並んで見ていた。
チビは「いいライブだね、100てん」と上からの感想をアンケートに書いていた。
ちほちゃんとたかちゃんの宴会に一瞬顔を出して、インドでボランティアをしていたちほちゃんのアクティブさに驚くと同時に、こういう人はみんなを活気づけるけれど、いつも移動していてほしいな、という考えが浮かぶ。それぞれ役割がある。同じ場所でじっと同じことをして良い空気を作る人もいれば、こうやって空気をかきまぜ動かす人もいる。どっちも必要だ。ちほちゃんの力は、明らかに後者だと実感した。
私は、定点にいて、なにかをこつこつ作りながら、みんなをはげましたいな。
2010.08.13

お母さんがまた痛そうな入院をしていて、かわいそう。
お見舞いに行くも、ただただ痛そうで、なにもできない。
根津のオアシス夢境庵でしんみりとおそばを食べるが、ほんとうに、このお店一軒が長い長い間、どんなに病院の行き帰りの人の気持ちを幸せにしてるか、全員を代表してお礼を言いたいくらいだ。
夜は焼き肉屋さんでたくちゃんの送別会。夏はありがとう、と言いあって乾杯をし、おいしい肉をいっぱい食べる。チビもあこがれのたくちゃんに話しかけたり、お店の人たちに柱に身長を書いてもらったり。
私はフォーマルな態度を全然もっていないダメダメ人間だけれど、ジョルジョやたくじがいつもきっちりTPOに合わせてすてきな着替えをしているのを見ると、まわりの人の心がそれですっとなるから、いいなあと思う。
おじさんが、ちゃんと引退に向かって、次の世代に少しずついろいろなものをゆずりはじめている。おじさんとおばさんがいちばん忙しかったのはこの10年くらい。そのあいだはほとんど立ち止まるひまもなく、働き続けていたのを見ていた。息子さんと娘さんは、子どもから大人になって、結婚して、子どもを作り、代が動いていく。
日本人は、その「次の代にゆずっていく」という静かな感覚をすっかり失ってしまっているなあ、としみじみ思った。そんなにトップを走り続けられる人ばかりじゃないのに。ゆずれるからこそ、おじいさんおばあさんは働き続けられるのではないだろうか。
2010.08.12

台風!チビと手をつなぎあって、タイ料理ランチを食べる。
すごい風であちこちでいろんなものが飛んでいた。
湿気の中大掃除をし続け、へろへろしながらもフラへ行き、なんとかして踊る。珍しくミナちゃんとけいこちゃんもいっしょにごはんを食べ、恋の話をした。独身っていいな〜!そういえば独身のときって、恋愛のことばっかり考えていたなあ。すっげえ昔だけど。でも、そういうことを考えなくなったら、すごく楽になったから、向いてなかったかも。
ハワイでのウニキを終えた人たちが、どれだけ大変だったのかをDVDで見て、身がひきしまる思いだった。あんなに優しく強いプナヘレ先生とかマヘアラニ先生がどれだけのものをのりこえて踊っているのか…そう考えると、ひとつの動きにもいっぱいの物語がつまっている感じがして、ふたりをじっとじっと見つめてしまった。
人生の他の要素をほとんど捨てて、なにかにかけた人たちにしかない輝き。
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