2010.07.04
おそばを食べたり、海でちょっと泳いだり、ファイブスターのコーヒー豆を買ったりして、とにかく葉山にいたので、せっかくだから三崎にいる矢野くんをたずねて大勢でまるいちの魚を食べに行く。彼の地元友達のすてきなお医者さんもいて、矢野くんの豊かな人生をかいまみる。仕事とあまり関係ない友達が多いほど、人生は楽しい。 その人が、初対面の人にどう接するか、店でなにを注文するか、どういうライフスタイルをしているか、で人生の経験がわかる気がするけれど、そのお医者さんは全身から、今ここでだれかが交通事故にあっても、なんとかできる人だ、という気合いが漂っていた。 おいしいお魚、おいしいエスプレッソとワイン。昔、土肥はこういうふうだったなあと思う。熱意ある、お金に揺れない編集者と、骨休めでリラックスした作家と、子供たち。港に弱い私は、ノスタルジックな気持ちになり、泣きたくなった。葉山に住んでおいてなんだが、小坪とか三崎とかさびれた港が好き。 チビは矢野くんのめがねをはずして「矢野さん、思った以上にかっこいい顔」と叫び、矢野くんがそれをみんなに宣言して、ふたりで道ばたで抱き合っていちゃついていた。全員が「やってなさい」と思いました。 それから身体能力のものすごく高い若き男子オランダ人と遊んでもらって、チビが衝撃を受けていたのも、面白かった。あんなに体の動く人がいるなんて!みたいなことを夜まで言っていた。大事な勉強だな〜。
|