「ミレニアム」を観に行く。ハリウッドが私たちに見せてくれてる毛穴なしCGマジックが恋しくなるほど生々しいお肌の人々。エリカさんなんてもうほとんどばあさん！みんな普通の裸をしていて、乳首も黒い。ポルノ映画かスナッフムービーかというくらいに生々しい感じ。だいじなエピソードがずいぶんけずられちゃっていて、惜しい。

それから、自閉症の一種の人は、あんなふうに行き当たりばったりでは行動しない。動き方もふつうと少し違う。そこができてないのも惜しかった。

HIROMIXの展覧会に行って、しみじみと男女の異なる恋愛観の切なさにひたる。ひろみさんの世界はどうしていつもあんなに切ないんだろう。きっと彼女はちょっとだけ恋を味わいに、人間に姿をかえてやってきた宇宙人なんだ。

夜はフラへ。

新しいスタジオは前のちょっと地下でじめっとした感じではなく、希望がいっぱい（場所はこわいところのとなりだけど、そんなことアロハの力で吹き飛ばせるし！）。いつもの人たちに違う場所で会ってなんだか旅行か夢の中みたいだった。きっと天国でいろんな人に会うとこういう気分だろうなあって感じ。

ここぺりへ。

人の家でこんなに深く眠れるのか？というくらい寝てしまった。奥のほうからどんどん眠さが出てくる。家に帰ってぶたのしょうが焼きとかつおのたたきという不思議なごはんを作り、さらに早寝した。疲れがたまっていたみたい。

今日も寒いし、雨ふりそうだし。

ドイツのラジオの取材。さっぱりとした良い人たちだった。先方が期待している答えはわかるのだが、合わせるわけにもいかず、こういうインタビューがいちばんむつかしいな、と思う。期待していること以外は言わないお約束、みたいなのにどうしてものれない。のればもっと売れるんでしょうけどね〜。

チビとハンバーグを作る。あまりにおいしくできたので逆に「ケンタロウすごい！」と感心する。子どもがいちばんできないことを上手にはぶきつつ、少し取り入れた作り方だった。

寒いし雨だし…。

いやいや病院に行って、薬局でたくさん待って、ふうと思いながら、そのままチビのお迎えに。

舞ちゃんからすごい手作りどらやきが届いて、幸せを感じる。ホロシンクのCDも貸してもらった。ホロシンクか〜、と思いながらうたた寝したら、聴いてないのに、思いきり体外に離脱した。でも家で流れているマリオの音楽をバックにしていたので、マリオをたどってしまったらしく、日本の南のほうの国でマリオ大会をしている主婦たちの部屋をのぞいただけだった。モンロー研究所やゲリーには言えないくだらない離脱である。

チビとハンバーガーデート。どうしてもハンバーガー屋さんに行きたいと言うので。

ハンバーガー屋さんで突然「チビちゃん、じつはそんなにハンバーガーが好きじゃない。だって食べるのたいへんなんだもん」と言いだしてびっくりした。ではなぜさそう！？

だるく淋しい日曜日、それでもこんなデートの思い出は幸せな形で残るだろう。

気持ちは沈みがちだけれど、元気を出してチビの部屋の大掃除。

あまりにもどうでもいいものがいっぱい出てきて、蓮沼さんが家にいるのにその愕然を表情でたくさん表してしまった。