2009.11.15

早起きして、二度寝して、なんだかふらふらに。
チビと外食しようとてくてく十五分ほど歩いていくも、ほとんどのお店が満席でちょっと嬉しい。このところ淋しい話ばっかり聞いていたから。陽子さんと合流して、お茶を飲んで、ほっとひといき。ヒートテックは買えず、足なり直角タイツを買った。ほんと、日本って優れた安いものがいっぱいあって、すごいと思う。
夕方は、蓮沼さんに車を出してもらい、病院に母のお見舞いに行き、帰りにヒロチンコさんと出会ってみんなでスンドゥブを食べる。平和な夜であった。平和な夜、あたりまえのはずなのに、貴重に思えてしまう。車で上野を通ったら、上野はあんまり変わらなくて懐かしかった。そうは言ってもお店はみんな変わってしまっているんだけれどね。
2009.11.14

ウクレレ、二回も通っちゃうなんて、習ってる感あり。
アラニ先生は今日も教え方が最高で、あんな力の抜けた社長になりたいわ…!と感動&尊敬の念が増した。あんなすごい先生、この世にいないと思う。
でも、あっちゃんに懇切丁寧に道を教えてもらったのに、二度と行ける気がしない、あのマンションまで。
家に帰ったら、森田さんがまだいらして、家中がぴかぴか。変な人が多い昨今、強く正しい森田さんを見るだけでほっとする。
2009.11.13

「THIS IS IT」を観る。
すばらしい動き、本気でないのにうますぎる歌。よすぎる声。天才…。
でも、重病人を観たあとの気持ちがする。気合いが抜けていて、腰と腹の部分がスカスカで、力の入りようもない感じの体。
「こんなに元気だったのに、もったいない!」
ではなく、
「あんなに死にそうだったのに、よくがんばっていたな」
という感想を持った。
体が動いてしまうから、なんとかなってしまう、そういう感じだった。
プロジェクトの大きさに見合う真の情熱が彼の中にはもうなく、薄く、透明な生命力。もはや彼を踊らせているのは踊りの神様であって個人ではないような、不思議〜な感じ。周囲も、ダンサーたち以外は、彼がそうとうあぶない状態にあることをうっすら知っているような感じ。大御所だから腫れ物に触るようだというのではない感じ。
だからといって、天才が天才でなくなるわけではない。リハなのにすごすぎて圧倒された。偉大な才能を失ってしまった重みが、あらためてのしかかってきた。
夜、ゆりちゃんの家に寄らせていただき、おいしい鯖とかしらすコロッケとかラクレットとかおばあちゃんのお料理とかチビの卵焼きとか、にぎやかで楽しい晩ご飯。チビもかわいがってもらって楽しそうだ。少し年上の人たちの家って懐かしくて私も子どもに戻ったような気分になる。
2009.11.12

森先生の本「自由をつくる 自在に生きる」集英社新書を読了。
身内をほめるのもなんだが、あまりにもすばらしすぎる。自由でないのをなにかのせいにするのではなく、自分による支配がいちばん問題だというところが真骨頂。その章にいちばん熱が入っていたと思うし、ここだけは森先生にしか書けないだろうと思った。
具体的であることや、自分ができなかったことをあたかもできるかのように想像で書いたところがないというのがまたすばらしい。もしも私が中学生くらいだったら、この本を読んだら生きやすかったと思う。大人になることが楽しみになっただろう。大人でもちょっと息が楽になるくらいだ。
2009.11.11

マギさんと英会話。とにかく真剣に教えてくれるので、絶対吸収して帰ろうと思うのがすばらしい。バーニーさんの完璧イギリス英語の発音を生で聞けるのもありがたい。そしてふたりともマイケル・ジャクソンのことで頭がいっぱいであったが、私も映画を観た瞬間からそうなるのは見え見えである。
夕方、茶沢通りを歩いていたら、ありえないくらいすてきな鞄屋さんが出現していた。
「BLANC-FAON」。決して安くはないのだが、すばらしいデザインだった。この心意気は応援したいなと思って、ひとつ買った。
  実は、ワンラブ後の「ぐ」の中の洋服屋さんでもスカートを一枚買っているし、そのすぐ近くの路地の、かわいいお姉さんがふたりでやってる、元スナックだったところの、麻の服も買っている。だんだん、家から二十分の圏内で、買い物がことたりるようになってきた。川久保先生、宇津木さんごめんなさい。組み合わせでかっこよく着るけん!
夜は大野家のみなさんが家に来てくれたので、しばしなごむ。そうそう、急に夜大人が来ると、好きなものを見せたくなるんだよね、とチビのはしゃぎがよくわかる。
そのあとちょっとだけ下北唯一のニューハーフバーに寄る。
70年代音楽を中心にしたしずか〜な店内、そして美人ママのひく〜いテンションからくりだされる高レベルのエロ話&オチのあるぼやき話。なんともいえないよい店だった。
結論 下北にも最近はいろんな店があるな〜。
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