2009.10.13

33階から海を見ると、どういうふうに波がきて、なにをしてサーフィンの人たちが「ポイント」と言っているか、よくわかる。加奈ちゃんにいろいろ教えてもらう。
加奈ちゃんが「波の動いているのは表面だけで、ここから見ると、昔の人が波に皮という字をつかったのは、よくわかってたんだな〜と思う」というすばらしい話をしてくれた。なんでも見ながら聞くと納得するものだ。波が伝わっていくようすは皮膚の表面をつまんだときにそっくりだった。
朝はお散歩、午後はビーチ。
なんてすばらしい休日だろう。オアフに対する偏見も今回はコンドに泊まって外食が少なかったので、すっかり消えた。朝起きて、窓から海を見ながらコーヒーを飲むのも幸せ。夜にちょっとおつまみタイムをしておしゃべりできるのも幸せ。
ちほちゃんもすっかり少し前の東京関西かけぬけツアーの疲れがゆるんでキラキラになって、みんなでパックをしたり、みんなでいたずらをしすぎたチビをほんとうに怒ったりして、オハナ(家族)のような日々だ。
ちほちゃんの笑顔は百万ドル、だれもが幸せになる。そしてそのパンチのきいただんじりパワーで、今回もいっぱい笑わせてくれた。
最後の夜はみんなで蝶々さん御用達のはるみ〜さんのところへ行く。当たっているばかりかほんとうに優しいお母さんで、柔らかく前向きで、わかってくれるのね〜と思わず涙がぽろりと出てしまった。もちろんパワーストーンを買いましたが、ほんとうにそれぞれに合った石なので、みんな元気になって、ウクレレを買い、幸せに夜道を歩いた。
2009.10.12

ホクレアの内野加奈子ちゃんと一日いっしょ。
加奈ちゃんと泳ぐなんて、こわい!きっと「さあ、あそこの島まで泳ごう!」とか「魚食べよう!」と言って銛でついて火を起こしたり、いつのまにか小舟を作って「海に出よう!」と誘われたり「食品産業システムにのっていない肉なら食べてもいい」と言って豚の喉をかききったりするんじゃ…と言ったら、「そんなことないよ〜!そのイメージをまず取り払わないと、モテないよ〜」と沈んでいた。
そのわりには加奈ちゃんはナチュラルにカツオノエボシ(猛毒クラゲ)の死骸を棒につけてチビに見せたり、ものすごい指導力でボティボードを教えてくれたりした。
まず、板あしらいからしてまずい私と陽子さんなんて、何回も波にほんろうされてむちゃくちゃになっていた。でもすごく楽しかった。波は水が動いているのではなくエネルギーが動いているのだ、という加奈子先生の講義はものすごくためになった。
そしてカイルアではビーチでいつまでも「LOST」ごっこができます。
それからあまりにもすてきなお店、店ごと買い占めたい「ムームーヘブン」に行き、女子の幸せも堪能し、コーヒー飲んで、オーガニックの店で材料を買って、お部屋でてきとうごはん。いろいろあって加奈ちゃんも泊まっていったのでにぎやかな夜になった。チビは加奈ちゃんのベッドに入れてもらって、なんだか幸せそうにいちゃついていた。
2009.10.11

ついにハワイでの発表会。
大好きな五人が卒業の踊りを踊って、クムになる道をしっかりと歩んでいるのを見て、涙が止まらない。いろんなことがあっても、いつも生徒たちの前では笑顔だった先生たち。すばらしい踊りをいくら踊っても疲れることなく謙虚で強く優しかった五人だ。
ほんとうにすばらしい。どんなものも毎日の積み重ねなんだなあ、と思う。
俺ののんちゃんがカヒコ(古典フラ)で大活躍をしてるのを見て、また泣いた。ふだんはあんなに優しくしてくれてるけど、ほんとうはすごい人なんだということを忘れさせるほどの謙虚さののんちゃん。
なんだか自分まで卒業したような気持ちになってどっと気が抜けて、カメラもないのにカメラマン席にかぶりつきであっちゃんや三奈ちゃんやじゅんちゃんやまみちゃんの踊りを見たり、自分のクラスのときは必要以上に大声で声援を送ったり、りかちゃんに踊りながら「下がれ〜!」と言わせしめるほどの接近をこころみたりした。
Jr.さんの演奏があまりにもレベル高いので衝撃を受ける。
ものすごいクムたちもいないし、メリーモナークみたいにぎっしりのお客さんがいるわけでもなかった。でも五人は世界中で一番輝いていた。それを神様が見ていた。
2009.10.10

買い物をして、ワイキキシェルに。リハの真っ最中でみんなよれよれだった。
いつものフラの人たちがハワイにいるので、なんだか夢みたい。
クリ先生もいて、なんだか落ち着いているので、きっと無事に試験をクリアしたのだな、と思った。
それから久しぶりに会ったマリ先生が当時の百倍くらい美しくなっていたので、重ねた年月全然なまけていなかったのだな、と感動する。あまりに感動して、泣きそうで、話せないくらいだった。人は見た目に全部出る。じゃあ、俺のこの腹は…。
チビが「夜はちょっとおつまみタイムをしましょう」と言ってしまうほど、みんながそれをすると信じている、このだらしないライフスタイルが原因か!?
夜はミコくんと弟さんと、ハレ・ベトナムへ。鍋が最高においしい。この世に、これほど感じが悪いのにこれほどおいしいレストランはない。世界の七不思議だと思う。ミコくんは賢い22歳。弟のダニエルくんは17歳。ふたりともあまりにも落ち着いているので、「ほんとうにそんなに若い年なの?」とチビまでも大人と同じ質問をしていた。
2009.10.09

ハワイへ。
なぜかおおぬきちゃんといっしょの飛行機だったので、仲良くホテルへ向かう。チビのセクハラを受けても全く動じないその男らしさよ。
ちほと合流して、なんとなくお好み焼きやに行ったら、なんと昔の知り合いがやっていてびっくりした。すっかり黒くなった彼を見て、年月を感じる。
ビーチに行くもあまりにも眠くて、がくっと寝てしまう。はっと目が覚めたら、全員が浜辺にうちあげられた浮浪者みたいに服のままぐうぐう寝ていて、他の人たちが指差して笑っていた。もともとハワイにいるんだから時差ぼけがないはずのちほちゃんまで寝ていた。そしてすっきりと目覚めたチビは驚くほどよく波と遊んでいた。
夜は三奈ちゃんマミちゃんじゅんちゃんと魚の店で寿司。ビーチウォークの新しいお店。ダンサーたちはどこにいても姿勢がよくっていいなあ。
部屋に戻ってちほと軽く飲んだり、食べたり、おしゃべりしたり。
こんな時間が後から思うといちばん幸せなのかも、という感じで普通にいっしょに暮らしていた。
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