2009.05.31

チビが熱を出したが、陽子さんに託し、抜き差しならぬ用事があり、ひとり葉山へ。
電車の中でずっと「1Q84」を読んでいて、幸せだった。
帰りに恵比寿で降りて、てきとうにヒロチンコさんに電話したら、ちょうど仕事が終わりでいっしょに帰ったのも不思議な感じで、読んでいる間中、自分は200Q年にいると思った。それは幸せな時間だった。春樹先生だけがくれる幸せだ。
とにかくすみずみまで私好みの作品で、この人たちとだったら暮らせるんだけどな〜と思った。こんな変な人たちと?とは思わず、私には楽な人たちだった。もしかして、部屋が汚いことをのぞけば、春樹先生もそうなんでは。私の世界、暮らしやすいんでは。
著者は「これまでみたいに真っ向から解決してはいかん気がする」と思って、最後の一山を意図的に書かなかったのか、あるいは書かないオチをやってみたかったのか。
個人的には続きを切に望む。
2009.05.29

クムのライブ。SandiiBunbun名義では初めてだけれど、このバンドがどんどんこなれてよくなっていっているのがわかって、楽しい気持ち。クムはハワイアンとタヒチアン以外を歌うとき、ただ純粋に楽しそうで、観ているほうも幸せになる。ハワイアンとタヒチアンを歌うときはつらそうというわけではなくって、歌いながらもダンサーたちを優先しちゃうから、という意味で。「花ビラ」というCDも聴けば聴くほどよくって、たとえばヒーリングサロンみたいなところで流したら、効果が倍増するようないいヴァイブレーションに満ちていると思う。音楽の力って、そういうことじゃないかなあ。
クリ先生が久々にソロで踊っていて、狭いのにたっぷりしているしさすがに美しかった。その様子を超かっこいいクリ先生のパパが激写していておかしかった!あんなでかく美しく才能のあるおじょうさんがいたら、嬉しいだろうなあ。そしてあんなにかっこいいパパがいたら、すてきだなあ。みんな意味なくクリ先生のパパと握手したりいっしょに写真を撮ったりして、コマ劇場のようであった!
2009.05.28

せはたさんとお昼を食べながら、深い深い話をする。遠慮していてもしかたないので、いろいろなことをがんがん質問する。
そのあとまた深い深いセッション。だんだんなにをすればいいのかわかってきたので、かなり面白い。どれだけ話を作らずに正直でいられるかが、ホメオパシーのセッションのいちばん大事なところだが、ある程度以上深くなると、勝手に口がしゃべる。これはトラウマの問題なんだな、と思わずにいられない。ホメオパシーの見つめている根本がどれだけ深いかよくわかる。それが「出産時のショック」などのできごとだけにしばられているのではなく、身体と心全体の持つその人だけの根本だというのが、面白い。勘だけでてきとうに選ぶわけではないのも、興味深い。
しかし!せはたさんからいただいた京都の銘菓、四十八手のおかきをありがたく持ち帰り、めざとく見つけたチビがばりばり食べ、中からものすごい体位と川柳が描いてあるカードが次々出てきていっちゃんとふたり動揺、実人生はもっとむちゃくちゃ。
フラ見学。
フォーメーションが進んでいて、さっぱりわからないが、みんなが踊ってるのを見るのって天国にいるみたいだ。
2009.05.27

なんで2ヶ月前に歯医者さんに行ったのに、チビよ、君には5本も虫歯があるの!
と思いつつ、みっちり治療してもらう。案外しっかり耐えていて驚いた。こんなに歯医者さんに慣れるとは思わなかった。虫歯が多いからだ!
夜はいつもの居酒屋さんで、毎日新聞の方たちと楽しい打ち合わせ。あふれる知性、男らしさ、そしていい飲みっぷり食べっぷりで毎日新聞と同じくらい気持ちがよい人たちであった。石原さまもデナリさんもいらして、安心安泰の著者。きっといい連載になると思う。
うまく書けたかどうかは別として、ある時期、私は主人公の女の子といっしょに下北沢をずっと取材して歩いていた。いつもいっしょに歩いていたのだ。
2009.05.26

見城さんと石原さまといっしょにクリニック取材。
自分の立場の豪華さに冷や汗が出た。
日本の医療はむつかしい…ほんとうにむつかしいと思う。考えても答えがでないが、結局アメリカ型の「金次第」という形式になっていってしまうんだろうなと思う。
それでも必ずいいお医者さんは各地にいるものだ。希望はあると思う。
お礼に石原さまにお寿司をおごり、短時間にがんがん飲んで食べて笑って帰宅する。親身に心配してもらえることが、いちばんありがたかった。みな健康でいつまでも笑いあえるといいと真に願う。
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