2008.08.06

ここぺりへ。
マッサージ中に体の力がみんな抜けて、歩けなくなるわ、寝すぎてなにがなんだかわからなくなるわ、自分が面白かった。なんだか夢の中で関姉妹に会ったみたいないい感じ。
調子にのってふらふらしつつ、新しいカレー屋さんに行ったら、ものすごくおいしかったのでゲンイチとヒロチンコさんとチビと喜びあった。近所においしいお店ができるのってかなり嬉しいことだと思う。特にふだんあまり外食をしないから、たまに「今日はもう外で食べよう」となったときに、安くておいしい店の選択肢が多くなると楽しい。みんなで「どこに行こう、なに食べよう」と話すのは幸せなことだ。
2008.08.05

中井美穂さんと対談。
実は同級生で、私はたまに彼女を見かけていた。
ものすごく頭がシャープで、あいまいさや隙や甘えがひとつもないことにびっくりした。芸能界を生き抜くってああいうすごさがないとだめなんだ!私たちの知ってる彼女は彼女の20%くらいだと思った。私服のセンスもすばらしく、深く感動してしまった。そして彼女のようなものすごい人と結婚した彼もきっとすごい人なんだ〜!!!と勝手に思っていた。
2008.08.04

夏休みってなんていいんだろう、睡眠がとれるし!
睡眠と庭仕事のおかげで考え方が健全になってくるのがわかる。悩みって寝不足から来てるのが三割くらいかも。
しかしそうは言っていられず(?)映画の「闇の子供たち」を観る。
あのすばらしい原作がなければなかった映画だとしても…原作に漂っていたそこはかとない下品さや情緒の浅さ(ほんとうにごめんなさい!)がすべて払拭されて、考えられないくらいいい映画になっていた。阪本監督の最高傑作だろう。監督がどれだけ考え抜いて、作品と心中するくらいの熱意を持っていたのかが伝わってきて、内容よりもその作家魂に涙した。原作の中の大事な部分は残しながらも、これはよい!と思うエピソードは全て監督が創作していた。その創作っていうのが「映画によかれ」と思って創りだしたのではなく、魂の底からしぼりだしたのだな、自然にすごく品格の高いところから降ってきたのだな、ということがわかる。
これまでにこのことに関わって死んだ多くの大人や子供たちへの供養もできていると思う。
これは歴史に残る一作だろう。映画館も満席で頼もしかった。
ものすごいリスクを負って演じた江口くんと毎日新聞(自分がとってることをほこらしく思った…評判がおちかねないのに)もえらいと思った。特に江口くんはこのような役をやれるほどに成長してるんだな、という感慨もあった。なんて立派に育ったんだろう。初めて会ったときはただのでかいあんちゃんだったのに。表情のひとつひとつが彼の内面の葛藤をしっかり表現していた。
それから脇役の人たちのリアリティは、監督が表の世界だけ見てきてないっていうこと、普通の人たちの顔や性格の奥にある気味悪さを知ってるから選べたもの。妻夫木くんの体型もものすごくリアル。宮崎さんも熱演。
2008.08.03

お手伝いさんやシッターさんは、甘やかしてくれるし仕事だからとことん遊んでくれるけれど、ママではない。そしてママは甘やかさないし仕事じゃないからちっともまじめに遊んでくれないけれど、この世でたったひとりで、とことんママである。その違いをチビのうちにしっかりと学んでいるのはとてもいいことだと思う。
うちの母はかなり特殊な人だが「編集の人がいくら夫に優しかったり頭をさげたりへりくだってくれていても、それは妻や子供には一切関係ない、だから人として恥ずかしくないように接して、決してそれに乗っからないようにする」ことをたたきこまれたのは、ものすごくよかったと思う。なんといっても自分も勘定に入ってるところがすばらしい。
午後は毎日チビとおデートをして、ごはんを食べたりお茶を飲んだりしている。
ふたりともにかけがえのない時間なので、真剣に出かけている。
2008.08.02

ラキラキにタイマッサージへ行く。あいかわらずすばらしい腕前で、ストレッチを存分にして体が「そうそう、ただひたすらにのばしたかったのです」と言っているようだった。タイの人たちがみんなマッサージをしているとは限らないけれど、あのしなやかな体は野菜たっぷりと、辛いものと、マッサージの力かもしれない。
タイも韓国も、食事の割合として野菜が六割くらいだもん。みんなお肌がきれいなはずだ。日本人は、農作業をしていないのに今も基本は農作業用のごはんを食べているから、問題が生じるのかも。その上、腸も長いのだそうだ。そして欧米人のように腸が短くなく、肝臓も小さいのに食事は欧米か!いったいどうしたらいいんでしょう。それはバランスよく、いろんなものをてきとうに食べ、深く考えないことです、と最近思う。野菜の質はともかく、私たちが小さい頃はバターと味の素が至上のもので、ほとんど野菜なんて飾り程度だったのがはやった時期がある。それに比べて、今はどこに行っても野菜があって、少しはましになっていると思う。
それにしても日本の食文化がいかに世界に誇れる切り札的なものかというのは、一週間もアメリカに行ったらわかります。
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