2008.08.21

家で、たまったことをひたすらにする。それでも机の上がきれいになる兆しはない…。
その合間に必死で電子単語帳など作ってみたが「頸椎」「育む」「焼却場」「肉を切り分ける」などなぜか偏った単語ばかりだ。なぜに?
送られてきたノブヨさんの表紙のラフスケッチを見て「うわあ、ありがとう!」とただただ思う。ちゃんと読んでくれたんだ、そして感じてくれたんだ、と思った。
中井さんにジャムのお礼の蜂蜜を渡すべく、劇場前で待ち伏せ(連絡はしましたけどね)!ストーカー気分炸裂&すらっと美しい背の高い彼女が来て、にこっとしながら「もうこのままデートしたい気分なんだけど」などと言ってくれたので、まるで男になったような気持ちを味わう。
今日はもうひとりのみほさん、絵を描くみほさんに結婚式の写真も見せてもらった。ふたりが白い服を着てにこにこしていて、いまどき珍しくほんとうに「この人たちは結婚するんだな」という新鮮な気持ちになる写真で、涙が出てきた。みほさんは昔から、絶対に自分を自分以上に見せない人。人の悪口を言わない人。男の人に好かれようと計算したりもしない。無理もしない。彼女の描く世界は悲しいくらいきれいな鳥やお城や花がある天国みたいな国ばかり。そんな彼女が全くがつがつしないままで結婚する相手に見つけられ、その人がよさそうな人だというだけで「神様っているんだな」的な気持ちになった。
2008.08.20

英会話。自分のできない雰囲気がチビがひらがな読めない生意気な雰囲気にそっくりで、気恥ずかしくなる。でもそんな私に今日もマギさんとバーニーさんは真剣に英語を教えてくれて、頭の下がる思い。どういうふうにしたらいいかいつも考えてくれてるんだろうなというのが伝わってきて、とにかく一歩でも進んで行こうと思いながらも、けっきょく意気込んで買った電子辞書の使い方まで教わってしまい、頭の下がる思い。
でもあの人たちに会うと、なんか前向きな気もちになるのが教師としてすばらしい人たちだと感じる。
いっちゃんのお店に、こんどこそヤマニシくんと行こうと思い、はりきって予約して行く。酒好きにはたまらないおいしいおつまみがたくさんあり、今日もいっぱい食べた。ヤマニシくんも風邪ではあったが、健闘していた。チビは「いっちゃん、このあいだおしぼり出し忘れたでしょう」と姑のようにいやなことだけねっとりとおぼえていてびっくりした。
2008.08.19

チビとケバブサンドを食べに行くが、肉が少なく、日本人そして多分トルコ人の常識をもはるかに超えた生タマネギが入っていた。ギリシャで毎日のように食べたけれど、あれっておいしい奴はほんとうにおいしいのだ。肉とソースももちろん大事だけれど、なによりもパンが大事。それからバランス。なので、あのお店の寿命は一年と見た。ふふふ…。
なによりも下北の洋食マックが閉店したことがこの夏最大のショックである。お姉さんの店も露先館の改築に伴い移転しそうだし、まったくお先真っ暗な世の中だが、明るい気持ちで生きていこう。
「奇跡のリンゴ」を読む。すばらしかった。木村さんの言うことなすこと、なにからなにまですばらしくて文句の言いようがないくらいだ。こんな人がいるなんて!しかもその考えを惜しみなくシェアしてくれるなんて。でも半端にまねする人には決してつかめないなにかをつかんでいるのだろうし、あとを追う人たちは、いくら教えてもらってもまたその人やその土地特有の苦悩をくぐりぬけるのだろう。
ところで中に出てくる宇宙人の話、ドキュメンタリーなのであっさりと現実的に解釈されているが、私の毎日読んでいるたぐいの本の中ではほとんど常識的体験。地球の生命カウントダウンのカレンダーの話までよく読む話。あれ?なんの本読んでたんだっけ、と一瞬世界が混じっておかしかった。深夜に読んでいたのに目が覚めてしまったくらい。
2008.08.18

安田さんのところに、いつものメンバーで行く。
体は全体的に疲れてきゅうきゅう言っていて、安田さんがそれを的確につかんでいた。なんでこんなことわかるの?という感じ。カバンが重く感じて立っていられないんじゃない?とか。すごいなあ。
それでみんなで晩ごはんを食べる。安田さんに「ここで食べておいしいのはこの二種類のソースだけ」と言われたが、ほんとうにそのとおりだろうと思った。確かにおいしかった。「言い忘れたけれどもちろんコーヒーもいまいちです」っていうのが最高だった。地元のことは地元の人に聞くのがいちばんじゃよ。
いつものメンバーとさらっと書いているけれど、意外にこれがまた奇跡のメンバーで、お互いに気をつかいすぎるタイプという難点はあれど、よくぞここでまた会えましたね、という人たちである。会うたびに、ああ、みんな、いろいろなことがあったけれどまじめさんたちよ、生きていてよかったと幸せをかみしめることができるのだ。
2008.08.17

雨降りの日曜日。陽子ちゃんとチビの声が響き渡る平和な午後。あと何年こんな幸せが続くのかな、チビは大きくなってしまうし。でもきっとこの雰囲気は一生大事なものとして残るだろう。みんな外国にばらばらになっていく私の友達たちだけれど、元気で生きていてくれれば会いに行けるし。
バーゲンでむやみに服を買ってしまう。秋のはじめに一年だけ着たおす感じの服。これが、意外に重宝するんだな。それから珍しく空いている伊勢丹の地下に行き、手羽揚げなどを買う。それをみんなでピクニック形式でてきとうに食べた。
ウルルンが終わってしまったらドイツ平和村と日本からの支援の関係はどうなるんだろう?としみじみ思う。珍しく前向きに続いていることなだけに、うまく続いてほしい。きれいごとじゃなくて、必要なのはお金なんだなあとか。東さんは一生続けるやるべきことをしっかりと得ていてよかったと思った。縁ってそういうものだから「日本にも困ってる子がいっぱいいるのになんで外国の子を助ける」っていうのは筋違いだと感じる。
でもあんなに重い病気の子をみんなで助けようとしている反面、子供を次々産み捨てる日本の母を数人知ってるので、なんだかなあと思う。この全部が世界なのだな。
そのあとなんとか翼さんという賢いモデルさんを見ていて「ついに庶民の反撃が始まった!」という感じがした。あゆでもエビちゃんでも救いきれなかった層の支持をがっつりとつかむカリスマ性。
  2008年08月 ページ: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7