2008.08.11

日焼けでアロエを塗りまくり。
一日なんとなく熱っぽい。しかしくじけずに実家へ向かうと、安田さんが家族を診てくれていた。安田さんが昔足こぎボートに乗って沖に出たらボートがこわれて遭難し、ものすごい日焼けをしたおそろしい話を聞いた。下手すると熱中症で死んだかもしれないな〜と思い、もしそんなことがあったら「テキメン!」のような名著もこの世になかったわけだ、としみじみした。あの本に出てくることって、さらっと書いてあるけれど、まじめに読むだけで人生の深いところでなにかが変わるくらい効果的だと思う。というか一度「安田回路」につながると「幸せとはなにか」を体得できるのがすばらしい。
みんなで鶏のからあげや冷や汁やチーズケーキを食べ、大満足で笑顔いっぱいに過ごす。
ヒロチンコさんが「今日の晩ご飯はなんだろう」というので「俺が霊視してみる…いっぱいの鶏のもも肉が見える」と言ったら、ほんとうに当たっていたのでびっくりした。しかも冷や汁はきのうフェスの屋台で陽子さんが食べていたのを「うううらやましい!」と思っていた一品。空を超えて姉に届いたのね。
姉との間にしか通わないこの超能力、ここを読んでいるみなさんにはもうおなじみでしょうが、ほんとうに、意味がない。
2008.08.10

信藤さんの主催する夢の島のロックフェスに、チビを連れて遊びに行く。陽子さんもいっしょ。世代が近いのでなにかと「懐かしいね〜」と言い合う大人のフェスであった。
炎天下に合わない知世ちゃん(でもきれいでした)とか鈴木慶一さん(でもすばらしかった)をしみじみと観ながら、チビは曽我部さんちのかわいいおじょうさんハルちゃんに夢中であった。モモちゃんはまだちょっと小さすぎたみたい。曽我部さんもすばらしかった。あの声には野外が合うな〜!
なんといってもシーナ&ロケッツが衝撃的にかっこよかった。変わらない!というかすごくなっている。夕方の空の下、激しくシャウトされる懐かしい名曲「レモンティー」を聞きながらうとうとしていたら、ものすごく幸せだった。
HASYMOもよかったが、聞いているうちに後ろのおじょうさんたちが「う〜ん、ライディーンとか胸キュンとかやってほしいよね!」と言いだした気持ちが痛いほどわかり、ものすごくおかしかった。ライディーンはやってくれた。
チビがいちばんうれしかったのは、リリーさんがおでんくんを引き連れて主題歌を歌ってくれたことだった。その歌をいっしょに歌える自分が切ない…。
美食の王様に負けないくらい食いしん坊の私だが、日本の「なんでも細かい方向に信じられないくらい細かく発展する」という傾向がいちばん悪く出たのは、外食産業だと思う。クオリティを下げずコストを抑えるにはメニューを少なくするしかない。だからアジアの屋台では新鮮なものをいためるゆでる揚げるだけで出している。なのに日本はまったく逆で、複雑にすればするほど安くまずくなるようになっている。
帰りにあるチェーン店に入った。晩ご飯をとにかくあれこれ組み合わせてセットにすればだいたい千円前後で押さえられる店。いろいろな種類のピザがあるが、台はみんな冷凍で、コンビニレベルのもの。パスタには全て、よく安いインド料理屋でナンに塗ってある、あの機械油の味がする業務用マーガリンがからめてある。こくを出すためだろう。とにかくいろいろな種類のものが安く食べられるしコーヒーも飲めるから、一見いいように思えるが、人間とはそんな単純なものではない。
自分から行っておいて店の文句を言いたいのではない、もっと根本の話で、外食産業にたずさわるなら、もうけを出しながら「客を満足させる、客の健康に貢献する」というのをどうして考えられないのだろう?
トマトソースの麺とマルゲリータだけにして、材料はそこそこ(そこそこで充分)いいものを使う、というようなことにどうしてならないんだろう。
というのも、もし自分が無人島で何日間も過ごして帰って来たときかぶりつきたいのは、そういうものではなくって、お高いレストランのごはんでもなくって、新鮮で簡単に調理されたものに違いないと思うし、かなり飢えていてもあの機械油の味や古い小麦粉の味を「うまい!」とがつがつ食べることは多分ないのではないか?だとするとこの世でいちばん地球に優しくないのはああいう食べ物では?と思ったからだ。
2008.08.09

チビのいっちゃんに対する態度、悪すぎ。
なのでさんざん怒ってみるも、ききゃしない。ようするにいちばん甘やかしてくれる相手を見て甘えてやつあたりしているのだな!
そのくらいいっちゃんがまじめで根気よくつきあってくれていることもありがたいが。
というような様子をじっとじっと観察していると、男というものがとことんわかってきた。それだけはわかりたくなかったのだがなあ、夢を見させてくれよ、おいおい、というレベルまでわかってきた。
これは…蝶々さんとの連載、面白くなるぞ!
2008.08.08

梅佳代さんの「じいちゃんさま」はすばらしかった。
彼女にはいつもタムくんに似たものを感じる。親が「おまえの感じることはなにも間違ってない」と体で教えて育てた人たちという感じ。だから創っているものはいつでも堂々としていて、唯一無二で、理屈抜きで、情緒はないのに、技術もすごいわけではないのに、べたっとしてない涙が出るような感じ。
うめさんはいつ会ってもどこにいてもうめさんのまま、そこが大好き。
森先生も来てるし、ひまだし、チビも夏休みなので鉄道模型の祭りに行く。愛人たち(かなり年配)にあいさつと差し入れをして、森先生をさんざんいじって、もうやることはない、そのはずなのに、炎天下で古い模型を補修して火を入れ、そっとつきそって走らせている人々にじんときたり、いろんな種類の乗り物に何回も乗ったり、最終的には中古のドイツ製の立派なトーマス線路付きで3万円を「安いな、買うべきかな」と真剣に検討していて実にあぶない。「今日はなにしにいらした?」と名倉さんに聞かれて、「森先生が都内にいらっしゃるからちょっと顔出しに来ただけです」ともはや言えない自分、やばい、おかしくなっている!過去に鉄研に名前を貸したことで引き寄せの法則が働いてしまったか!?
夕方チビとヒロチンコさんとかき氷を食べたら、やっと頭も冷えた…。
休憩して阿佐ヶ谷餃子の集いに走る。慶子さんとご主人とたづちゃんを待たせてしまったが、なんとか餃子に間に合う。6人で15人前食べた。そんなに食べておいてなんだが、悲しきことに「なかよし」は餃子の味が落ちていた…。
たづちゃんの家で北京オリンピックを見た後、5人で手をつないで夜道を歩いた。
慶子さんが笑顔で幸せなのを見ると、感無量。
2008.08.07

iphoneの使い方がさっぱりわからず、研究しすぎてはげそうだ。
でも電話はまあとにかく押せばかけられるしね〜(弱気)。
アドレス帳をモバイルミー(この使い方も実はよくわかっていない)にアップして、同期してから、いろいろ入力間違いに気づき、OLになったらおしまいだったなとしみじみ思う。
フラに行き、iphoneの操作法よりももっとむつかしい踊りを習う。これができるようになったらもう旗揚げゲームでは一生常にトップだろうと思う。
こんなことばっかり言っていてもしかたないからまじめに言うと、iphoneは根本の考え方から違う。やはりここには幸せな未来を意図した人類の知恵を感じる。パソコン端末でもないしマルチリモコン的でもない。
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