2008.04.14

実家に、出張はしない安田さんが特別に来てくださり、父と母とついでに姉の治療をしてくれた。すごく嬉しかった。いちばん嬉しかったのは、自分よりも自分の好きな人のことをわかってくれたときだ。彼が、なかなか読み取れないうちの姉の性格の根幹をずばりと言い当ててくれたとき、目の前が晴れて自分も子供に戻った気がした。
元有能秘書ナタデヒロココとイタリア人の優しそうなご主人とあまりにもカワイイッシモなマリナちゃんが寄ってくれたので、石森さん、陽子ちゃんも交えて大勢でごはんを食べた。うちのチビは自分よりも小さい子がいてちょっと焼きもちを焼いていておもしろかった。
安田さん「ぜ、全体的にちょっとカロリーが高めですよね…」
その通りですよ。カブのお味噌汁にもバターが入っていますね。私がデブな理由がわかりましたか?
石森さん「ここに来るときは昼はせいろそばだけとか、前の日の晩飯を軽くして、のぞむんだ、最近せっかく四キロ減ったしね」
姉「そんな四キロ、一発で取り戻させてみせる」
なんでそんなにまでして?
ヒロココはイタリアに住んでいるから、めったなことでは会えないのに、そばにいるとずっといっしょにいた感じがする。マリナちゃんは当時はいなかったはずなのに、いつもいたような感じがする。長い時間をいっしょに過ごした人やその子供って、そういうものなんだな。体がどこかでつながっている感じがする。
そんな私のしみじみした感慨をよそに、姉とヒロチンコさんは腐った足をウジに食べさせる「マゴットセラピー」(おええ)のものすごい写真がいっぱい載ってるパンフレットをふたりでうっとりと眺めて「これこそがバイオだ…」とうなずきあっていた。いやだなあ、元生物学専門の人たちって。
2008.04.13

だらりとした曇りの日曜日。ワンラブに寄ったら、その中はなつかしい時間の流れ、そうか、流れは自分で創るんだ。どこが居心地いいかで自分のこともわかるんだ、と思う。
チビは蓮沼さんにペンキを塗らせてもらっていて、服もペンキだらけになって、奈良くんみたい!とすごく嬉しそうだった。今時子供にあんなに思い切りペンキを塗らせてくれる人もなかなかいないよ。
なんだかわからないけれど、よし!と思いながら、成田ヒロシさんがてきと〜に創ったタンスをまた一個買ってしまう。なんか魅力があるのよね。部屋に置くととてもとてもいい感じになった。
夜は品川プリンスホテルの広大な敷地を迷いながらやっとたどりつきゲリーたちとごはんを食べる。すごく疲れた様子だったけれど、笑顔だったし、温泉に行くとかいってはしゃいでいるのでほっとする。百合ちゃんとえりちゃんとお茶をしていたらあっというまに時間が過ぎた。チビはゲーマーのえりちゃんに「どうぶつの森」の風水についてレクチャーを受けたり模様替えをしてもらっていた。いいなあ!
えりちゃん「だるまも埴輪も開運グッズだからね!部屋の四隅に置くといいよ」
「どうぶつの森」の話とは思えぬ!
そして陽子さんはひとりサメを釣ったり、大きなだるまをほしがったり、えりちゃんにほたるを採ってもらったりしていた。
陽子「最近夜釣りにはまってて、それでこつこつとお金をためてローンを払い終えたわ。サメは売らないで寄贈しようかな、そうしたら博物館でいつでも会えるし」
これもとてもゲームの話とは思えぬ!
2008.04.12

晴れてあたたかいので、ブーゲンビリアとかジャスミンの植え替えをした。
家にあったもうひとつのブーゲンビリアはすっかり枯れているのでどうしよう、と枝を折ったら、むんむんと熱気のある緑色の部分が出てきたので、嬉しくてそのままにした。そのうち葉が出てくるといいなあ。
コミックIKKIのイベントにタムくんのライブを観に行く。そうそうたる顔ぶれの漫画家のみなさんがトークをくりひろげていてどきどきだった。久しぶりに江上さんにも会えた。編集長になっているなんて、すごいなあ。変わらず冴えた感じ、そして鉄道オタクなのでびっくりした。そんな一面知らなかった。彼の行きつけの銀座のバーには鉄道模型があるそうだ。画面で見たらその店、Nゲージの車両がガラスケースの中にびっしりと飾ってあり、カウンターの前に線路があり列車が一周していた。
「来ると何周目でも見ちゃうんだよね…」と幸せそうにつぶやく彼。
い、いろんな世界があるなあ。
タムくんは堂々とライブを終えて、お友達のケイキくんといっしょにみんなでごはんを食べた。別れるときチビがタムくんをぎゅうとハグしていたので、別れてからチビにタムくんのこと好き?と聞いてみたら「好きかどうかはまだわからない。もっと会わないと。絵は好き」とそこまで深くは聞いてない、というような立派な答えが返ってきた。
2008.04.11

ヒロミさんとお買い物やエステに行く。それからごはんを食べたりおしゃべりしたり、久々にオフという感じ。夏のファッションの方向性を決めたり、ケーキをがまんしたりしてとっても乙女?らしい一日。
そしてヒロミさんちのかわいいかわいいかわいい猫をなでる。かわいく、ハンサムで、賢くて、どうしてこんなすばらしい猫を見つけたのですか?さすが!と言いたくなる。いっしょうけんめいヒロミさんを守っているし、文句を言わないし、強く優しい猫ですっかりメロメロになって帰ってきた。話を聞いてヒロチンコさんまでメロメロになっていた。
ヒロミさんちも、前みたいにピカピカでまだ人が住み慣れてない感じではなくって、すっかりなじんでくつろぎの空間度がアップしていてなんだかほっとした。いいなあ、時間の流れって、そう思った。前は猫もいなかったし、もっと家ががらんとしていたもの。
どこに行こうかと、ヒロミさんの家近辺のエステの検索をしていたら、あるサロンで他のマッサージとかイメージヒーリングとかカウンセリングとかのメニューに混じって、
「セクシャリティ」のあとに「特別なご要望も承ります 特別なご要望は三万円から」
と赤字で書いてある箇所があり、じっと止まってしまった。
こ、これは、まさか…。
でももっと見たら女性のサロンなのでやっと安心した…!エステ界は奥深すぎる。
2008.04.10

寒い!なんでこんなに寒いんだ!
旅で痛めた足腰をひきずり、子供のための買い物を大急ぎですませ、冷え冷えなのでヒロチンコさんと岩盤浴に一時間行き、なんとか体をほぐしてからフラへ行った。
りかちゃんもたまたま同じような状態で、半見学的参加。お互いをかばいあって小さくかわいく過ごす。それがりかちゃんを大好きな私にはちょっと幸せ、うふふ。
今日もあゆちゃん先生が華麗に、優しく、美しく、うまく教えてくれて、その姿を見ているだけで勉強になった。心に余計なものがない人っていいなあ、としみじみと思う。輪郭がはっきり見えるし、声がきれいに通る。
フラに関してもそろそろ進退を決めるべき。
もう取材はすっかり終えたし、そのために情熱をもってやる時期は終わったので、趣味として続けていくかすっぱりやめるか考えなくちゃいけない。期限は迫っている…。切なすぎて、趣味として続けていくのが許される雰囲気だったら、ゆるく続けていこうかな、というところで数ヶ月とどまっている。
うまくなりたいわけではない。ただふつうに勉強したいだけ。ただまじめに勉強しているとそのうちじわじわとうまくなるので、その程度でいいのだ。だって俺には命をかけてる仕事があって、命より大事な小さな子供がいる時期。その程度の存在がゆるされるハラウかどうか、そこが問題だ…(これは、ゆるしてほしいと上の人に暗に言っているのではなくって、この時期の気持ちの記録のためだけに書いています。ここで書いておくと今後、取材をしているものと取材を終える時期の心の流れの関連性や身の振り方がつかめるので…それがなんの役にたつのか?というと、たとえば会社を辞める人の小説を書くときに奥行きが出ます。忙しい毎日なので書いておかないとあっというまに過ぎてしまい、心の中のことはおぼえていても、実際どのくらいかかったかを忘れてしまうのです)。
前に「五百人もいればいろんな人がいていい、やめなくていい」ときっぱり言ってくれたまりちゃん先生ももういないしなあ。
それに個人的には木曜日はヒロチンコさんがお休みの日で次の日お弁当があるから、仕事を終えてから夕食を作ると必ず遅刻することになる。でも子供には自分の作ったものを食べてほしいし、そのほうが優先順位が上…そんな人はいないほうがいいだろうな〜、と真剣なあゆちゃん先生やじゅんちゃんを見て、やはり思った。水を差す存在っていうか。この職業的立場で習い事っていうのは、やっぱり無理があるよな。だって自分が行かなきゃだめな仕事なうえ、抱えている従業員もいるんだもんな!
まあ、こういうことはまじめに続けながら待っていると、決定的出来事で決める日がほんとうに自然に来るものだから、別に悩んではいない。行ける日は行きながら、だめな部分は自分で責任を取りつつ、待ってみよう、のんびりと。
ここでできた大好きな友達たちとはそのままなにかとつきあいを続けると思うし、なにかで関わりは持っていたいので、ワークショップやホイケに行くのは一生やめないと思う。
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