2008.04.30

タイマッサージに行く。思い切りストレッチした感じで背中がすっきりした。足もぐんと伸びた感じ。自分ではあれだけ伸ばすことはできないからなあ。
のんちゃんから借りた「ダーマ&グレッグ」を一気に見まくり、ハッピーな気分だったのだが、今日ついにヤマニシくんから借りた「LOST」をちょっと見てしまった。うちのTVには今ほとんどの時間マリオが映っているので、その隙間の時間にちょっと海外ドラマを観るのが大人たち唯一の娯楽。
飛行機が落ちる、着替えがない、真水ない、消毒できない、屋外に寝る、こわい動物などがいる、知らない人たちとしかたなく協力して暮らす、などなど私の嫌いなことの全てがそこにはぎっしりとつまっていて「うう、ダーマたちのいるサンフランシスコに戻りたいよう」と思いながら寝た。
2008.04.29

寒いので、すっかり風邪をひいた。
でも今回のは前回のと違ってただの風邪なので、そんなにしんどくない。
なので、普通に一日のことをした。
夜はたづちゃんとゆみちゃんと目黒にプルコギを食べに行く。いつも怒濤のようにごはんを頼み、一時間四十五分以内に食べ終わる彼女たち。今回も例外ではなかった。ゆみちゃんが地元だけあって目黒のことを知りつくしていて、なにを聞いても答えてくれるから勉強になった。目黒以外のことも、さらっとなんでも答えられるゆみちゃん、頭がいいんだな〜!実用的に頭がいいというだけで人は幸せに生きていける要素が大きいかも。たづちゃんとゆみちゃんの賢くいさぎよい様子を見ていると、自分が小さいことにこだわるインドア派のオタクみたいな感じがしてくるのが、なんでだかすごく好き。
たづちゃんが「たまに見るとまほちゃんの日記、私のことがとんでもなく書いてある」と言うので「ううん、それは違ういとこ。私いとこがたくさんいるから」としらを切っておいた。そんなたづちゃんは今日も毒舌さえまくり、はじめはサンチュに肉を巻いてあ〜ん、までしてくれたお店のママが芸能人がいる席に入り浸りになっていたら「ちっ、ママは芸能人につきっきりになっちまった。もうしもじもの者の肉までは手が回りそうもねえ」と男らしくつぶやいていた。
チビはゆみちゃんの自転車に乗せてもらってごきげんになり、三輪車ではいやだという不満を訴え出した。ついにその日が来たか!
2008.04.28

姉とアカスリなどしつつ、母のお誕生会を日帰り温泉で祝う。単に自分たちがアカスリをしてお風呂に入りたかったんじゃないか?という疑惑がさすが記者である石森さんから終始投げかけられていたが、たまに家の外に出て両親も嬉しそうだった。
ふたりがそろってちゃんと洋服を着て外に出ていると、懐かしくて泣けそうになってくる。もう滅多にない機会だからだ。それとは別に、ただ今が嬉しい気持ちがあふれてくるし、チビの記憶に焼きつく祖父母の姿を嬉しく思う。まだ生きている、ここにいる、それだけでいいのだ、そう思う。きっと自分が突然に死んでも、死ぬ瞬間まで生きていることがありがたいと思うだろう。
人生はあっというまに過ぎて行く。悔いなく生きるためには、人に嫌われるなんてなんでもないな、という思いを新たにした。むだなことでエネルギーをだだ漏れにさせているひまなんかないのだ。
そしていちばんわずらわしいはずの、移動、駐車場を探す、靴をはく、段差を昇って行く、着替える、欲しいものを買いに行くために足を運ぶ、会いたい人に合うためにひと手間かけてたずねていく、みんなで時間をかけてごはんを食べ、片付ける…などのことがほんとうは人生を作っているいちばんすばらしいことなのだと思う。動けるうちはそういう手間をより惜しまないことが人生の価値だと言っても過言ではないと思う。動けなくなってきても、それをなるべく怠らないことが健康な生き方の全てかもしれない。
2008.04.27

「お久しぶりにピザが食べたい気分です」とチビが言うので、ロクサンに行ってピザを食べる。ちっともお久しぶりじゃないんですがね。
「チビちゃんは餃子とピザとカレーライスとトマトスープだけがいいんです」といつも言われる。「それならいい食べっぷりの男になれる」そうだ。どこで覚えた言い回しなんだろうか?
夕方、結子の家に沖縄みやげを持って行った。結子とたわいない話をしていて思ったのだが、今、この世の中を生きていくことは、これまで以上に日々の判断が大事だという気がする。
フェイクのようで自分にとって正しいもの、すごく正しく見えて文句のつけどころがないけれど、フェイクなもの。自分の夢みたストーリーと全く違わないけれど、なにか違和感のあるもの、などなどであふれかえっている。自分を信じること、自分の違和感に忠実でいることしかできない。
2008.04.26

何回も那覇に行って、いつも思うことがある…それは公設市場の魚調理システムはちょっとばかり高すぎないか?ということと、「きらく」とだけ派手に提携しすぎてないか?である。別にいいんだけれど、観光だし。いろいろ裏がありそうだし。
あそこで魚を買ってウィークリーマンションで調理しよう、次回は。
チビがいるのでおじぃとまりちゃんが気をつかってくださり、そうそうたるメンバーを前に自分たちだけ和室をひとついただいた。頭が下がる思いであったので、結果ひきこもりに。案の定途中でチビが寝たのでありがたかった。あまりにも寝不足だったので、いらしたばかりなのにもう十泊くらいしている感のある落ち着きをもった加藤木さんと、私と同じく宴会性寝不足の古浦くんをパシリにしてコーヒーを買ってきてもらい、やっと元気百倍。
リハを見て下地勇さんのところで感動して泣けた。歌詞も歌もよかったし、うちのおばあちゃんそっくりなおばぁがスライドに映ったからだ。私にも南の地方の血が流れてるんだなあ。下地さんは「ここのほうがいいから」と行って、ずっと外に座ってらして、えらく男前な感じだったのでみんな一気にぽうっとなった。こうしてファンは増えていく!
小説は朗読に適してるけれど、エッセイというのはいまいち自信がなく、言いたいことを言えているわけでもなかったので、なにか他にできることはないかな、と直前まで悩み、急きょ、中里友豪先生にいただいた詩集から、山里センセ一押しの「靴」という詩を読むことにした。私のエッセイよりもずっと私の言いたいことが書いてあったので。
私が現場を見てからやり方を考えることにした珍しいイベントだった。同じことを二回やるっていうのがどうしてもできないので迷惑をかけたが、おじぃとまりちゃんがよれよれになりながらもいっぱい親切にしてくれて、初めてできたことだった。ありがとう。そして林さんは、さすがロッキング・オンで鍛えただけのことはあり、現場での落ち着きとすばやさが全然違う。ものすごく頼もしかった。
ちょっとしかない自由時間にむりやり「こぺんぎん食堂」に行き、人数が多かったのとまりちゃんのはからいで、営業時外にそばと餃子を作っていただいた。実はすごく行きたかったのでほんとうに嬉しかったし、とびきりおいしかった。
ぼくねんさんが最後楽屋にいらしてちょっとだけ会えた。チビはたくましい腕で抱き上げて遊んでもらって大喜び。ぼくねんさんが来るとどんなとき、どんな場所でもみんなの心が理屈抜きにきゅうっと彼のほうにひきつけられる、すごいカリスマである。
泣く泣く会場を後にし、空港で古浦くんと乾杯をして別々の飛行機に乗る。一泊なのにずっといっしょに旅をした感じなので別れが切なかった。
帰宅してからヒロチンコさんに、
「ぼくねんさんに『もうひとり子供産みなよ、全然大丈夫だよ』って言われたよ、産もうかな」と言ったら、
「いや、違う。彼は大自然そのものだから、それはきっと彼の子供を産めっていうことなんだよ、だって世界中の女は大自然のものだもの」
とわけのわからないコメントを発表していたが、妙なリアリティが。
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