2007.12.31

にぎやかな下北沢に少し歩いて出かけていく。実はうちは下北ではないのだが、いちばん近い都会は確かに下北。はしょって下北在住と言うたびに、浦安は千葉なのに東京ディズニーランド…という気分になる。
名物だった軍用品のお店がなくなってそこのご家族がスイスへ越してしまうとのこと、淋しい気持ちになり、お別れのあいさつをする。またひとつ風景が変わってしまうんだな。超リアルな実物大軍人人形、多分フル装備で六万円。なんという微妙な値段であろう。ヒロチンコさんが「これを森先生の家に送ったらすごいいやがらせだね〜」とにやにやしていた。そう、全く関係ないものよりも、絶妙にジャンルが違うものほどいやなもの。あの家だと手作りのNゲージ山手線セットとか。うちでいうとディズニーのフィギュアとかね。もちろん送らなかったけど。
それから車でデパートへ行き、実家に持って行くエビ天やアイスなどを買った。
実家ではおおしまさんとハルタさんが来ていて、みんなで静かに紅白を見ながらおそばを食べた。両親が今年もここにいる、それだけで嬉しい。そんな娘の気も知らず、父は今日も辛辣トークが止まらなくて頼もしかった。歩けない両親の代わりにお炊き上げやお参りをはしごして、歩いて帰ってきた。ハルタさんに会うのがあまりにも久しぶりだったけれど、変わらず自分の道を歩んでいて、話すだけでもみなの心があたたかくなった。
2007.12.30

一日チビサービス。散歩に行ったり、お茶を飲んだり、いっしょにWiiをしたりしてひたすらに遊ぶ。ずっといっしょだととても嬉しそうなので、よかった。こんなに楽しいなら専業主婦になりたいってくらい。
前の大家さんに千両をいただきにいき、代わりにお花を持って行く。会えて嬉しい、いなくて淋しいとまだ泣いて喜んでくれたので切なくなった。
2007.12.29

実家の忘年会。
今回は出席率が高く、久しぶりに加藤さんにも会えて嬉しかった。加藤さんがにこっとするともうなんでも大丈夫という気がしたものだった。懐かしい。
前田くんとハワイ組が全員会えたことも嬉しかった。前田くんと作ったいちばんの思い出はハワイでみんな楽しく過ごしたことだったので、奇跡的に今日ホノルルから飛んできたちほちゃんもいつも忙しい渡辺くんも原さんも参加できて、あの旅の感じがよみがえったのがとってもよかった。てるちゃんも来て笑いをとっていた。久しぶりにあの人特有の瞬間的なギャグで本気で笑ったわ!前田くんとの別れもおかげで淋しくなかった。
「さくら水産」に日本人店員がゼロだったのにもびっくりした!
2007.12.28

セントグレゴリースパ原宿店ともお別れなので、切ない気持ちでたずねていく。鈴木さんの天才的エスティシャンぶりと、ハーブテントでずいぶん冷えが治ったのに!ここぺりとここがあればとりあえずなんとかもちこたえられたのに!ラフォーレのバカバカ!若者でもうけるという目先の欲に惑わされないで続けてほしかったな…。でも五階のあの場所は今までものすごい変遷があるから、そういうふうにする方針なのか?
クムのお誕生会に、チビをしばしあずけてかけつける。仕事がなんとか終わった人たちも集まってきて、最後にのんちゃんやあっちゃんやじゅんちゃんやちはるさんに会えたことが嬉しかった。
あゆちゃん先生の服がフリーマーケットに出されていたが、特殊な服&布地が少なすぎてだれもが「この小さい服にこの肉を押し込めるのはむり」としょんぼりした。そんな葛藤のあいだ、ヒロチンコさんは面と向かってあゆちゃん先生の体の不調について相談に乗っていたから、さぞかし嬉しかっただろうと思って聞いてみたら「よろしくお願いします、と頭を下げるたびに目の前に胸の谷間があって、いけないいけない、よくTVでここに隠しカメラを仕込んでおいて目線が何回ここに落ちたかを記録しているではないか、あのまんまだ」とこちらも葛藤していたそうであった。人々の心に葛藤を呼びまくる美しく罪な女だわ!
クムは変わらず美しくかわいらしかった。みんなに「今しかないぞ!」と押し出されてハグをしていたヒロチンコさんはまたもどきどきしていた。よかったよかった。
2007.12.27

寝不足でないというだけで、世界が輝いて見える。
私は寝だめができるタイプなんだけれど、それでも今回は十時間以上四日間寝ないと立ち直らなかったから、そうとう寝不足だったのだろう。
けんかしてケガしたゼリ子を病院に連れて行き、見てもらってついでに手術の日程まで決める。歳をとると麻酔が負担になるから、なるべく一回の麻酔でなんでもかんでもやってしまうということにした。がんばれ〜。
そして前田くんの送別会。淋しいなあ…。まあ近い業界にいるのでまた会えるんだけれど、前田くんとは楽しい思い出をいっぱい作ったので、やはりしんみりする。そんなときにすばらしいのがチビの存在で、しんみり感がずいぶん減った。でも円満退社の人をひとり数えるたびに、円満でなかった退社の人たちとのカルマ的なものが解消されていく気がする。そういう意味でも優しく賢くちょっと気が弱くて運動神経がいい前田くんに対する感謝とか、これからの人生の幸福を祈る気持ちでいっぱいだ。こういう、形以外のものを人からもらえるかどうか、それが人の人生を左右すると思う。
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