健ちゃんに部屋を貸すので、鍵など渡しに江古田に行き、久々のプアハウスへ。激辛カレーも粗食もそしてパスタもおいしくてたまらない。懐かしいし、色あせないおいしさだ。特にパスタはこれが私の原点だと思う味。

チーズ使いがうまいんだよね…。

あと、ここのコーヒーも懐かしい味。ある種の喫茶店でしかでない味なのだ。

江古田を夕方歩いていたら、なんだかとりかえしがつかないような気持ちになったり、なんで昔はあんなことがたいへんだったんだろう、と思ったり、あるいは今も私は変わらないなあと思ったり、なんともいえない気分だった。

あと、食いしん坊は治らないから、デブでもいい、運動しようとあらためて思った（？）。

ものすごい天気の中、はっちゃんのすばらしい運転でお医者さんであるほしさんといっしょに実家に行く。

いろいろなことが大きく動いて、あれよあれよといろいろなことが決まっていったのを自然な気持ちで見ていた。

ほんとうにこの人、知らなかった人なのかな？なんでこんなに懐かしいんだろ、そう思ってばかりいた。

思えば去年の年末あたり、本田さんとの忘年会があったり、松永さんとこに寄って早川くんと仲良くなったり、短い時期に急にいろんな縁ができた。それがこんなふうになっているなんてだれにもわからなかった。まさにジョブズの言う点と点がつながったのだと思う。点と点をつなげようとしていたらつながらない。ただ生きることでしかわからないのだ。

スペインからとしちゃんが夜遅くにやってきたので、チビもつきあわせて夜中のもつ鍋を楽しむ。としちゃんが帰ってから、チビが忘れ物に気づいて、パパに先に帰ってもらい、半泣きでお店に行ったら、ちゃんととっておいてくれた。優しいお兄さんたち。下北のじとっこはチェーン店だけどほんとに料理うまい。料理人のお兄さんがいい顔してる。

ふたりでほっとして歩いていたら、タイ料理屋のおねえさんからボジョレーの誘いが！

思わず飲み比べなどしていたら、時間は深夜になり、チビはますます元気になってきて、ママが「ちっせえこと言うな！買ってやる買ってやる、マリオカートだろうがサンシャインだろうが！買ってほしいからって親相手にちっせえ駆け引きなんてするんじゃねえ！ほんとうに好きなことだったらまっすぐ頼んでこい！」などと気が大きくなって言ってるのを全部静かにメモっていた。

ちなみに育児の参考書「うちの子どうしてできないの？」によると、日によって親の気分で言うことを変えるのはよくないようだ！ってことは！

ちょっとした親戚みたいな人たちの集まり。白山にできた新しい焼き肉屋さんで。土肥の海のメンツにきわめて似ていて、ちょっと切なくなる。このみんなで泳ぐことはもうないのだろう。すごく不思議。

でも、悔いなく楽しんだから、今は今でいいと思える。

そしていつか終わるからこそ、あの、焼きそば居酒屋からの帰り道、自販機でジュースを買って部屋に帰り、お風呂に行くだけの時間が星空の下、あんなにもキラキラしていたんだなと思う。

朝起きて、ごはん食べて、コーヒー飲んで、自然の中でいっぱい運動して、夕方帰ってきてお風呂に入って、仕事したりして、夜ご飯のあとは一杯飲んで、お風呂に入ってよく寝る。

だいたいこれ、人生の基本、健康の秘訣だと思う。

平尾さんとお好み焼き合コン。

とにかく笑ってばかりで楽しい夜だった。

風邪だけど気にならないくらい。平尾さんみたいな上司だったら、会社に行きたいってみんな思うだろうし、平尾さんみたいな上司がいたら、甘えてごねたりもしたくなるかな。

チビが「しゃちょう〜、ねえ、ゆっくりとふたりでワインでも飲みましょう」ってすりよっていったのがおかしかった。どこで覚えたんだ、そんな技や言葉を。ママは持ってないぞ。社長にそんなことができたら、今頃ママはもっと金持ちだと思う。