2011.09.25

〆切の疲れでさすがに寝込む。
あかん警察を観ながらうたたねできるなんて、よほど疲れてるんだ!でも、しょこたんの部分はしっかり観てげらげら笑った。
今回の小説は、震災についてだった。もちろん震災とひとことも書いてないけど。いつものヒッピー的人物がいっぱいのおとぎ話なんだけど。
そして、生きている人だけじゃない、死んだ人に向けて鎮魂の意味でも書いたから、ふたつの世界を扱って、すごく疲れた。疲れたのに全く気持ちよく解決しない、これが人生だ。しかし人生は生きるに値するものだ。そういう内容だと思う。
読んだら軽すぎて、ほんとうに身内を亡くした人は怒るだろう。
しかし、ほんの一部の生きている人と死んでいる人には絶対伝わる。深く伝わる。意味がある人にはある。そう思って書いた。
2011.09.24

イケメンハウスの庭の問題をつめたり、台風のあと片付けをしにいく。庭木がみんな枯れていて、海辺の台風の潮のすごさを知る。
といっても、はっちゃんがあまりにもさくさく行動して、私が取材&打ち合わせをしてるあいだになんとかなってしまってびっくりした。すごい人だ…近所のおばさんのいなしかたなんて天才!
感動しながら、浜辺を見に行ったら、すさまじいことになっていた。
ヤシは折れているし、階段は数段なくなってるし、堤防は削れているし、まっぷたつになったボートが浜辺に残骸としてつまれていて、そこに真っ赤な夕日が沈み、いつになくおだやかな波…終末的光景で、あまりにもきれいで、黙って眺めてしまった。
2011.09.23

自分でも、どうやってしあげたのかさっぱりわからない、小説がひとつ書き終わる。つらい内容であった。疲れた!しかし今のベストをつくした。このひどい生活の中でのベストなので、くやしいんだけれど。
健ちゃんとチビと変な組み合わせでウィーちゃんの展示会へ。
着やすくてかわいい服がいっぱいでいい感じ。一枚購入した。
タムくんがひたすらに似顔絵を描いていてなんだかおかしかった。
しょっちゅう会わないのに、会うとなんとなくなじんだ感じがする不思議な夫婦だと思う。
帰りは健ちゃんとチビとでハンバーガーを食べて、おだやかな時間を過ごす。
このふたりの名コンビさや不思議なかけあいの面白さは、ちょっと言葉につくせないほどで、ある意味相性がいいんだと思う。本人たちはいやがると思うけど。
2011.09.22

10年ぶりくらいに、あさよさんに会う。お互いに男の子のママになってたけど、奥に流れるものは変わってない。しかもあさよさんは相変わらずものすごい美人だった。昔もライブハウスにたたずむ彼女は「はきだめに鶴!」という感じで神々しく「なかなかここまでの美人っていないよなあ」と思ってたけど、その美は健在。けっきょく、美しさって心のたたずまいだなあときれいごとでなくて思う。
お子さんもすごく優しい子に育っていて、なんだか感動してしまった。
2011.09.21

すごい台風…の中、地下の映画館でタッキーと「ザ・ウォード」を観る。ホラー映画趣味のあう事務所員ってすばらしい!にこにこしながら映画館で出会えるし。
途中から「もしかして」と思っていたよりも、もっと露骨にもしかしてな内容であった。しかし、ちょっと泣けるシーンもあった。ダンスのとことか。あの闘う女、好きだったのになあ…と妙に感動した。カーペンターってすごい。なんだかわからないけど、すごい。
韓国ご飯をさっと食べて帰宅したら、もう台風が直撃して植木鉢は飛ぶし、木は倒れるし、すごいすごい!!思わずちょっと外に立ちつくしてしまった。
電車が止まり、震災を思わせる雰囲気にチビがうつろになり、トラウマの深さがわかる。
でも、夜には台風はすぎていった。天災はほんとうにおそろしいけど、人災よりも受け入れやすい。
  2011年9月 ページ: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6