2011.09.30

寝ぼけながら太極拳になんとかついていく。これだけおぼえないっていうのもどうかと思うくらいなのに、じゅんじゅん先生の教え方がうますぎるので、なんとなく形になっていくのがすごい。ほんとうにすごい先生だなあと思う。身のこなしも動き方もさりげないからこそすごい。
夜、お助けウーマンのまみちゃん親子と横浜へ。はじめは子どもたち遠巻きに様子をうかがいあうが、だんだん親しくなって、港の脇の不法なバーに行くころには手をつないでいた。
かわいいなあ…
まみちゃんがずっと3号くんを抱っこしていて、面倒だともたいへんだとも言わないで、いつでも静かな余力を感じさせているすごさ。まみちゃんは明日はこうだからどうだとか、きっとこうなるからこうたいへんだとか、考えない人だ。そのシンプルなすごさを思う。
2011.09.29

フラへ。ちょっといい知らせもあり、気持ちが晴れる。
台風で飛んだメダカと水草を買って、やっとほっとした。メダカって生きているとほんとうに美しくて、いつまででも見ていられる。でも、死んでしまうとほんとうにただの死んだ魚だ。命ってなんだろうってほんとうに不思議に思う。形はいっしょなのに、あの美の全部が消えてしまう。
2011.09.28

藤子Fミュージアムに行く。ところどころかわいい工夫がしてあってすごくいい感じだった。
自分がどれだけ影響を受けているのか、よくわかった。
そして何回も涙を流してしまった。
一人の人の人生がこれだけ多くの人に影響するということは、その人が毎日毎日こつこつやり続けていたということなんだなあと思う。家族中心なところも、価値観が似ている。
日記には毎日のことをあまり書かないけれど、派手な会食とか外出はほとんどなくて、毎日おいしいごはんを作って、家族みんなで食べて、書く、ただそれだけのことが自分を支えてきたんだとよくわかっている。だからほんとうにはげみになった。
あれほど大きなものを背負っていたのに、最後の最後まで藤子先生は藤子先生のままだった。
有名人とかIT社長とかをイメージすると、なんとなくきれいな店で夜飲み食いしてるように思えるけど、ほんとうにそんなこと毎日やってる人は仕事にならないからダメになるものだ。ふだん家で仕事している人がたまに気晴らしでそういうことをするのにつきあうために、結局毎日人と飲み食いしている編集の人なんかほんとうにたいへんだと思う。えらいなあ…でも彼らがいないと、作家なんてほんとうに外に出ないからなあ。ありがたいことだと思う。
もうすぐお別れのヤマニシくんと、ただいっしょに過ごす幸せも味わった。
いちばん長いシッターさんとのお別れ、チビはどうやって乗り越えていくのだろう。でも悲しい別れじゃなくってよかった。
2011.09.27

かつまたくんと舞ちゃんとお昼。
こんないい人たちがいるのかというくらいいい人たちなので、ほっとする。せちがらい世の中、いちばん大切なものは、よいご両親に育てられた善男善女である。
夜、藤本さんのライブに晴豆へ。なぜかエジプトの服を着て歌い上げ、どうしてかベースでもドラムでもなく、ギターを演奏する彼…すごいなあ!一子さんの演奏も、ちょっとだけ出た美潮さんも、すごくよかった。まゆみさんの歌がうまくなってるのも、わけがわからないすごさ。大人の音楽はいいなあ…
まんぷくでおいしい肉を食べてさくさくと帰宅。まんぷく系列の店って、メニューのたてかたがほんとうに大好き。
2011.09.26

とてもよくない知らせが来てあ〜あ、と思うも、心づもりができていたので、慣れてきた。
あとはできることをつどするだけ。
いっそう人づきあいが悪くなる予感がするけど、しかたない。削れるものは大胆に削って、ベストをつくそうと決める。
エネルギーをもれさせているということは、うわさ話といっしょで、その場は楽しいけれど、あとで疲れるしむだな時間だったなあと思うものだ。
私はたくさんの人に会うから、そのコツをつかんでいて、接して漏らさず(笑)ができるけれど、それでもやっぱり気をぬくとむだに流してしまう。
いっそうぴりっと生きようと決心する。人に嫌われてもいい、こわがられてもいい。
ここぺりで信じられないくらい寝てしまい、私がぐうぐう寝ているあいだにも私の体の疲れをなんとかしようと奮闘してくれる関さんに、言葉にできないほどあたたかい気持ちを抱いて帰ってきた。
  2011年9月 ページ: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6