2010.10.08

母の持っているマンションを売るために、はっちゃんに運転してもらい、伊東へ。
母が生きてるうちに動いたほうが悲しくないね、っていうすごく切ない気持ち。でもこういうことはちゃんとしなくちゃ、と思う。だんだん光が伊豆にしかないあの感じになってきて、きゅんとする。伊豆の思い出がいっぱいしみこんでいて、いい人生だったな、私(まだ生きられると思いたいけど)!こんなふうにチビは湘南がしみこんでいくかな。
私はあまりそのマンションに行かなかったのだが、母がきれいに使っていたのできれいだし、だれか買いませんか?400万円くらいにまけるで!というのはさておき、母がいつも使っていたヘアネットとか、きれいに干してあってまたまたきゅんとした。もうひとりで歩いてすたすたお風呂に入ることはないんだなって思って。
懐かしい青木さんに遅刻をぺこぺこあやまりながらも、心から信頼して売買をお願いできたのも幸せだし、せっかくだからと大浴場に入ったりして、はっちゃんと湯上がりにおいなりさんを食べながら夕方の道を帰っていくのは、渋滞しても楽しかった。帰ってきてからはごはんを食べそびれてなにか買いに行こうとして、戸があいてたので思わず声をかけたりえちゃんと飲みに行ったりして、旅行みたいな楽しい一日。
2010.10.07

原さんライブ、気合い充分、声が出ていて歌がすごい。演奏もすばらしい。
なので、楽曲の良さがしっかりと伝わってくる。
久しぶりに会うてるちゃんや陽子ちゃんやハルタさんや渡辺くんもいて、いい音楽の中、人生ぜんぶが長い夢みたい。
でもチビは原さんに「少し首をふりすぎじゃない?体に悪いと思う」などと言っていて、原さんはがっくりきていた…。
2010.10.06

まだしびれていて、ヨッシーも私も仕事にならない…。
しかしがんばって英会話に出かける。ものすごい時差ぼけで英語が全然出てこないけど、ものすごい量の勉強をして、充実。マギさんとお祈りについて語り合っていたとき妙になめらかな会話だわと思ったら、日本語だった!夢中すぎていつのまに日本語に!まさか私ずっと日本語なんじゃ…。
夜は打ち合わせで、こうへいさん、まつのさん、さいとうさんと、いとこのたづちゃんと、ヤマニシくんと、うちの家族で焼き肉を焼きまくりながら、ためになる話をいっぱい聞く。たづちゃんが一級船舶の免許をとったので、主に海と船について。まつのさんのお父さんが漁師さんで面白おそろしい海のエピソードもたくさん聞いた。犬がフグをなめたら泡をふいて死にかけて、お父さんはあわてて病院に電話して遠くまで車を飛ばしてもうだめだと思っていたら、二時間で解毒されてけろりと治った話とか…す、すごい。
2010.10.05

雀鬼桜井章一会長(私の心の中の全ての会の会長だから)と対談。
体調の悪い中、わざわざいらしていただき、しみじみありがたかった。
桜井会長がおられるだけで、その場がピュアになるのがすごい。雀鬼会のジーコさんと今川さんもすっと立っているだけで真っ白い。それは心に余計なものがない証拠。ほんとうはいろいろあるのに隠していてもすぐわかるけど、まだ若いのにあの人たちは心からすっとしていて、大好きなストラマーズに通じるものがあった。そして会長がいるだけで、男の人たちはみなちょっとオスになり、女子たちはみんなちょっとかわいくなり、子どもは素直になる。これがきっと人間の本質なんだ。自然とか大きなものの前ではみんな本質をさらけだしてしまうんだ。
必要以上にニコニコせず、しかし果てしなく優しく、深く明るく軽く…あんな人、見たことがない。これまでいろいろな人に会ってきたが、こんな人はいなかった。ヒマラヤの山頂にしかいないと思っていた。いるだけでなにかを変えてしまうほどの力。深いところでゆさぶられた。それにマグロをさっとめしあがったときのあのすばやさといったら、忍者かと思った。それと日本酒ひとくちで桜井先生の晩ご飯はおしまい。そこもすごい…野生の生物みたい。
なんとなく全体のフォーマットがヤクザであることなんて全く関係ない。そんな表面的なことではなくって、真にスピリチュアルでしかも人間であることってああいうことだし、人間ってあんなに深くなれるんだ…と思った。あの澄んだ静けさ、まるで湖みたい。
かっこよくスーツを着こなした雀鬼とジーコさんと手をつないで歩いて行くチビを見ながら、下北沢を歩いたこと、一生の宝物だ。
雀鬼「このお店は昔デートできました、けっこうデートをしたんですよ」
毎日の柳さん「それはそうでしょうね…デートって映画とか行かれるんですか?」
雀鬼「映画はおまけ」
柳さん「おまけですか」
雀鬼「映画とか、ごはんとかは、デートのおまけ」
しびれる〜!!!!!!
2010.10.04

いろいろな書店に行って、むりにサインをする。自分が書店でバイトしていたので、書店の事務室に行くのが大好き。懐かしい…。
今でもたまに清水書店のおばあちゃんが夢に出てくる。火事でなくなってしまったけれど、大好きなお店で、ほんとうに楽しかった。こうしなさいよ、と言われたことはあるけど、怒られたことは一回もなかったし、考えられないくらいいい人たちだったし、古典はたいていこの時期に文庫で読んだし、あんなすばらしいバイトはなかったな。
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