2010.10.13

フィールラブの取材。みなさん気合い充分だし、わかってくださっているし、ミルコが監修しているので、頼もしい。ミルちゃんの幻冬時代はいっしょに仕事したことなかったけれど、この人はやっぱりすごい!と思った。あらゆる意味ですごい、実力というかすごみを感じた。彼女は唯一絶対の人だ。
最後にミルちゃんがうちの事務所に荷物を取りに寄って「もしもし下北沢」の本ではなくゲラを出して「心が動いたところにいっぱい線をひいたんだけれど、そこを見てほしい、そしてすごく悪いんだけど、これは私にとってすごくだいじなものだから、見たら返してほしい」って言われた。こんなことだれにも言われたことない、はじめて。でも、最高に嬉しい幸せなはじめてだった。うそでもおべっかでもないってわかったし、作品が私を離れて彼女に属したんだってほんとうに思ったから。
2010.10.12

毎日新聞のうちあげ。淋しい、この人たちに会えないなんて。みんなでトルコ料理を食べていたら、ずっといっしょに働いてきたみたいな気がした。いつも大勢で手間をおしまずにいらして、にぎやかで、笑いがあって、ちょっぴりとんちんかんで、文芸の人たちに比べるとどことなく雑なんだけど思いが真剣で、これまでにいろいろな経験をしてきているから大人で優しくて、常に熱くて、仕事が好きな人たち。
いい日々だった…。
トルコ料理やさんのおかあさんが、会計の分割でちょっと不機嫌になってたんだけれど、最後にチビが「月と星の光で敵を見つけて戦争に勝ったから、トルコの旗はこうなんだよね」って言ったら、笑顔になってキスしてくれた。かわいい瞬間だった。
2010.10.11

アリシアさんと葉山でゆっくりする。おひとりでふらっといらしたことになにより感動。
なんだか不思議だった。少女時代の憧れの人、私のいちばん好きだった絵を描く人と、いっしょに並んで夕陽と暮れていく海とのぼってくる月を見ていたなんて。加藤木さんやゆりちゃんもいて、いっぺんに好きな人ばっかりで、ほんとうに夢の一場面みたい。こういうことってあるんだなあ。
アリシアさんがしゃべることはみんななんとなく美しいピンク色で、しかもあまりにもいろいろな経験をしているから、面白い。そしてやはり絵に似ている。
2010.10.10

チエさんといっしょにマルコムに会いに行く。マルコムは変わらずどこかのんきで、生活の感じも同じで、そこにすごみを感じさせる。彼の頭の中を見てみたい。ルーチンのようでそうではなく、コンサバのようで違う。そして作品のクオリティはいつでも高い。あんなふうになれるといいと願う。
2010.10.09

実家でふまれたい会、たかさま絶好調。ずばりずばりとふんでくれた。
母の入院疲れがピークの姉だが、子猫がいま家にいるので、少し元気そうだった。父も子猫と遊んで和んでいる。小さいものの伸びていく力が持つ光ってものすごい力だ。
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