2010.06.11

久々にイケメンハウスに行き、掃除をしたり、クモの巣を払ったりする。
夏はしょっちゅう行くから、整備しないと…近所のおばちゃんが駐車場を貸してあげてるかわりにちょっとした庭掃除をしていてくれて、ありがたい。
どんどん好きになっていく、湘南。いつか住みたいと思う。
2010.06.10

小沢健二くんのライブ。もうくんづけにするような歳ではないんだな、お互いに。でも永遠の「小沢くん」だ。
はじめは、ちょっと不安だった。ブランクがありすぎるから、どうなっているのか、こわかった。最後に微妙に仲違いして別れたことも。でも呼んでくれたということは、大丈夫ということだな、と思って、軽い気持ちで出かけた。いつものライブみたいに。ライブ後のごはんのことなんか考えたりしながら。
でも、最初の一曲から、自分の中のたががば〜んとはずれて、音楽に飲み込まれた。もうごはんなんか一生食べなくていい!くらいの熱い気持ちになった。小沢くんのポジティブなオーラがその力強い声量に乗って、会場を包んでいた。一曲のこらず、歌える自分にもびっくりした。そして新しい曲と古い曲に全然懐かしさとかセールスの匂いを感じず、ただ音楽を楽しんだ。歌って、踊って、叫んで、泣いて、笑っていたら、いつのまにか最後に残っていたぎっくり腰の芯の痛みがなくなっていた。音楽の奇跡だ!
当時いっしょにライブに行っていた人たちはもうてんでばらばらに国外にいる。でも、今大事な友達であるりかちゃんとちはるちゃんと、それぞれ別の場所でオザケンを聴いていた人たちと、全く同じ気持ちでいっしょに歌って踊ったのも、最高だった。今の自分を好きになるっていうか。
楽曲のすばらしさ、そして詩のすばらしさ、考え方のすばらしさ、全てが彼の大きな成長を表し、「前からすごいものを作っていた」という事実をいっそうふくらませていた。
楽屋で会った小沢くんは、すっかり大人になっていて、最後の時期のあの苦しみ(私も悪い時期だった)、とげとげしい態度と幼い浮かれ度が交互にやってくる感じなどが全部はずれて、しっかりしていた。一回ハグしたら間のすべては飛んで、当時の楽しさ全部がカミングバックしてきたよ!そして彼はうちのチビにやっぱり似ていた。この数週間、ライブに行った人みんなに言われた。「チビちゃんって…オザケンに似てませんか?」私も、似てると思います。あの踊り、あの体型、あの顔。
彼がしているいろいろな活動、筋が通らないと思っている人のほとんどが「結局は名家の息子だろ」という妬みであると思う。しかし名家の息子は趣味で音楽をやっているわけではなく、彼の見たもの、行った場所、思ったこと、友達から聞いたこと、している活動、全てが時間をかけて音楽に還元されている、そこがいちばん大事なところだ。音楽がだめにならなければ、どんなことをしていこうと大人だから自由なのだ。ぶれずにそのことを見ていきたいとあらためて思った。
ほんとうに夢のようなライブだった。あんなに大勢人がいたのに、ばったりと加藤木さんに会うのもすごい。でもあたりまえみたいにいっしょにごはんして帰った。
小沢くん、ありがとう、腰が治った!小沢くん、すばらしい音楽をありがとう。
2010.06.09

またもこぺんぎん食堂に行って、サラダやすばを食べまくり。ここのサラダ、信じられないくらいうまい!
そしてチビとおデートをしながら、シリシリのおろし金を買ったり、アイスをいっぱい食べたりして、夕方飛行機に乗る。沖縄に行くと、いつもひさしぶりに触れる人情の網の目にほっとしたり、空が高くて家が四角いコンクリなのを見てるだけで安心する。海に行かないのに海をいつも感じる。いろいろな問題がある場所だけれど、やはり神や霊が生き生きとしている。
最近ツイッターでよく会話をしてる角田さん。今日寺田さんの会に行けず、会いそびれたからほめてるのではなく、昔授賞式で会ったときから、旅をたくさんして、自分の立場をあかさずに、不特定多数の変な人に会ってきた人特有の力強いオープンさを感じ続けていた。作品にもそれが出ていると思う。人の心の闇をしっかりと描きながらも、どこかオープンで、親切で、かわいいことや楽しいことやしあわせの力をぐっと信じているところ。
2010.06.08

沖縄へ。追悼の小さな会のため。
腰は痛いが、ここは根性で。
飛行機に乗る機会が多いので、つい書いてしまうのだが、ANAが潔く機内販売を新幹線の車内販売方式にしたのは、あらゆる意味でやるなあと思う。もしかしてあのほうがいいのかもしれない。さっぱりとしていて。こういう先手&センスが企業を救うのだなあ。
おじぃが迎えに来てくれて、チビ大喜び。その足でこぺんぎん食堂へ。おじぃが経営関係の特権で「卵のせて」と新しい裏オーダーをしていたのでびっくり!チビが立地を含む店のコンセプトを根底からくつがえす「わ〜!おいしそうなさぬきうどんだね!」を言い、店中の人がみんなずっこけ!
夜は「カラカラとちぶぐゎー」へ行き、かよちゃんと思い出ばなしをしながら、しみじみ飲む。聞いていてほんとうにわかった。「寿命だったんだな」って。すごく前から自分は何歳くらいでこういうことがあってから死ぬと言っていたそうだ。こういうことがほんとうにあったから、死ぬのがずっとこわかったんだな。安らかにあれと思う。おじぃが来てくれて、いろいろな体験を話してくれて、かよちゃんがみるみる楽になっていった。豪華ゲストのかっちゃんまで登場し、しみじみと、ほっとしながらいい夜を過ごす。
このあいだ同じ夜道を歩いたときは、いっしょだった彼がもういない。おやすみ、と別れて、帰っていくかよちゃんはひとり。家についてもひとり。悲しい。でもきっとまだ彼はそのへんをうろうろしてるよ、と思いながら、ちょっと泣いた。かよちゃんはいっしょに働いてるときから、いつも私よりもずっと強い。
2010.06.07

タオゼンの朗読会へ。
大内さんと杉本さんと山田さんのものすごいもてなしにビビる!くらいであった。五食分くらいいただいた気さえ…。
みんなきれいでかわいくていい感じのお客さんだった。
石原マーさまのすばらしいアルゼンチンギターを近年めったに聴くことができないので、すごく感動した。そういえば昔母も聴かせてもらって感動して「あんたなんであの人と別れた」と言っていたなあ!別れてもう10年くらいのときだった。遅すぎる!
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