やっとうまいものにありついた。健ちゃんの持ってきたフルーツとお菓子も食べて、経部屋の小さいプールで泳いだりして、ちょっといい気分。

久々にみゆきマッサージを受け、ものすごく懐かしい。

その声とか、手の感じとかで、もう体喜んでばっちりほぐれた気さえ。体がおぼえているんだな、と思った。困ったときに助けてもらったこと。

みゆきちゃんおすすめのカフェで晩ご飯。マグロの揚げ春巻きとか、ものすごくおいしかった。サッカー場を王宮に向かって右に曲がった一軒目くらいの右側の西洋人向けのカフェ。

それにしても、成田で食うたこ焼きは、うまい。

そして日本の翼にはもう中国のアテンダントしか乗っていない！

メシはアイスだった、それもすげえ！

ちなみに、帰りにいたっては、せんべいとカップケーキ一個ずつで、さらに朝の７時に食うためのメシのでっかい箱を、なんと夜中の１１時に配りだした。きれいな布袋（このおまけが喜ばれると思ったんだろうけど）に入った箱の中に、凍りそうなパンと小さな肉片みたいなのと５切れの果物が入っている。温かい機内食温かい飲み物ゼロ。こういうことだからああなるだなあとしみじみ。サービスというのは、寒い機内で手渡される一杯のあたたかいお茶と笑顔のやりとりのことである。いちいちツボをはずすマッサージのような会社だ。いつも、あまりにもおもしろくはずれているので、ついついいつもつっこんでしまう。

バリに到着、真っ黒いみゆきちゃんや健ちゃんに出会い、ホテルでカップ焼きそばを狂ったようにむさぼり食う。それにしても、ちほが焼きそばを食べる姿は天下一品だ。焼きそばのCMみたい。

島袋さんと対談。リトルモア「真夜中」からかわいいおじょうさんたちがやってきた。カメラマンは金村修さん、ポリシーがぴしっとしていて、あったかくて、すごくかっこいい撮りかただった。カメラマンの人って、みんなその時々で、その人だけの世界をしょって歩いている。例えばHIROMIXさんは彼女の透明な世界を、チカシくんはチカシくんの美しく冷たい世界を。うちのなんでもないカレーやただ盛っただけのおみやげいちごを、永野雅子さんが写真に撮ったら、永野さんの世界がいきなり出現した時も、そう思った。

みんなちょっと世の中からはずれているので、とってもいやすい。居酒屋までのんびり歩いて行って、おいしいものを食べながら、楽しく飲む。島袋さんほど、アーティストらしい生き方をしている人はなかなかいない。まっすぐに、なにがなんでも、がむしゃらに、常に創り続けている。生きている瞬間全部で創っている。声もまっすぐ、時間のとらえかたもまっすぐ、意地でもポジティブに。

みんな楽しい人たちなのでチビのテンションがどんどん上がっていき、熱も上がっていき、もうしらないよ〜と思いながら、帰って寝た。

チビの卒業式。イーヴォさんちのサラちゃんと、きゃっきゃおしゃべりしながら舞台に上がっていくチビ。ジャケットを着て、いっしょうけんめいスピーチをしていた。かけつけたいっちゃんが写真を撮ってくれているのがいちばん感動した。いっちゃん、チビが幼稚園行く前から、いっしょにいてくれてるんだもんね。もう会えない子も、まだいっしょの子も、みんなおめでとう。少人数で穏やかでいい幼稚園だった。ありがとうございました。

実家へ行き、あっこおばちゃんと、両親とお茶を飲む。あっこおばちゃんを送っていき、久しぶりに昔飼っていた長やん（ケヅメリクガメ）に会いに行く。ものすごおおおおい大きさになっていて、びっくりした！もう呼びかけにも答えてくれないけど、かわいがられて幸せそうだったから、よかった。亀って蓮の花とすごく似ている。突然に違う高い次元が現れる感じ。中国の人がめでたいと思うのは正しいと思う。

姉がものすごい傷の写真を刻々と送ってきて恐ろしかったが、だいぶ回復していた。ほっ。

大事をとって、幼稚園休み。だって声が出ないんだもん！今日は卒業式のリハーサルだけれど、ぶっつけ本番でもいいということにする。

引っ越していたけれど懐かしい病院に検診に行き、関さんや浦野先生に会い、安心する。やっぱり楽しかったな、妊娠出産！はっちゃんと小さな声で飲尿の話をしながらごはんを食べる。周りの人はいやだっただろうな〜。謎のビーサン女と、首にタオルを巻いた男が、テラス席で生野菜を食べながら、飲尿の話。

夜は遅れてフラに行く。ちょっとだけ参加したけれど、踊れるだけで嬉しかったし、クリ先生がとなりに来てくれたから、ふだん以上に流れを感じることができて、幸せ…踊るって、もう下手でもなんでもほんと、幸せ。頭を使う仕事だから、体がなまってるのがよくわかるのだ。

数人でバーに寄ってごはんを食べるも、全てがひき肉とトマトでできているものしかない。ナチョス、タコライス、ピザ、トマトとオリーブのオーブン焼き、みんな。「なに頼む？」「ひき肉とトマト以外ならなんでも」というところまで、追いつめられたが、そんなものはなかった。