2010.06.30

ここぺりへ。
バリの雰囲気で体が基本的にゆるんでいるので、あちこちが反応よく、いい感じ。
いつもこのくらいのコンディションでいけば、多少こっていても美奈子さんに苦労をかけないのだが!
ごはんのあと、舞ちゃんとゲンイチと一瞬飲みに行き、帰りにてっちゃんの送別会に寄る。なんて悲しいことだろう。会えなくなるなんて。いつもいたのに。チビが三歳から六歳までのあいだ、毎日いつもだ。
言いたいことはいろいろある。だって、だれが見ていても、こうなるってわかっていたのに、わかっていた道を目をつぶって進んでいったから。
人は、行き詰まったとき、まず大事な人から失っていく。
でも、若い人たちには、苦しむ権利がある。そう思って、あまりなにも言わなかった(言ったけど)。
べそかきたい気分だった。
2010.06.28

あまりにも体調が悪かったらしく、もう一回ジャムウおじさんが会いに来てくれた。かなりのところまでしあげてくれた。健康の感じを、ちょっと思い出した。あのおじさんの優しく真剣な態度を見ていたら、自分を大事にしよう、と決心をかためることがますますできた。
最後の日なので、タナロットへ。とってもいいところだった。全てが開けていく感じ。ハワイにおける、ホナウナウのヘイアウのような、ゆるされる雰囲気。すやすや寝てるウミヘビも見たし、すごく満足した。みやげものやさんさえ、ゆるされてゆったりしていた。観光地には珍しいピースフルな感じ。
みゆきちゃんとビンタンスーパーで合流して、ごはん食べて空港へ。
健ちゃんも、みゆきちゃんも、ちほも、ふだん国内にいない。めったに会えないはずなのに、会うと一瞬でふだん会えない人たちということを忘れる。別れるときは切ないけど、また会えば一瞬で戻るってわかるから、悲しくはない。
人間関係って、そういうものだと思う。
2010.06.27

朝、バリハイのおじさんが奥さん手作りの揚げバナナをいっぱい持ってきてくれたので、それが朝ご飯。甘くて、しっとりしてて、最高だった。夢みたいな味だった。
お買い物、街歩き、ぶたメシ、プール、ぶらぶら。
お買い物はするんだけど、目的がお買い物ではなくって、ぶらぶらすること。
王様の別荘への道からチャンプアンに向かう道の途中で、ぱきっと空気が重くなり、人間も風景も店もみんなダークサイドに入る。これは、すごい露骨。
そして山に向かってまたじょじょに抜けていく。
ここまではっきりしてると、楽しいくらい。もしも嫉妬心や暗いものを抱いていたら、トラップされて、増幅される。なければ、スルーできる。ただそれだけ。結局は本人。
夜はママズワルンへ行き、ママのおいしいナシチャンプルをいただく。激うま!しかもこの店のスープは異様においしい。お礼にヒロチンコさんがママのいためた足をみてあげた。
2010.06.26

Ayaさんとオーガニック市場でばったり会って、Ayaさんの店に行き、いっぱいいいものを買った。バスボムなんだけど、香りも色もすごくよくて、もうほんと、すばらしい。バリに行く人はぜひ。
ツイッターばんざい!もうひとりものすごくかわいいAV女優さんがバリ情報をくれたが、オレがもし男だったら、今頃夜も眠れずにダイレクトメッセージを送りまくってるだろうな〜。ううむ。
ヒッピーの聖地、バリ・ブッダに行き、非ヒッピー的な態度で食べまくり、combuchaも飲みまくり、ヨガの先生ひろしさんにあきれられる。
それからウタマスパイスの工場に行き、あいさつができない変な日本人の女性に子どもをぶたれたりして(まあ、ぶちたいくらい、うるさいけどさ。でもみんな昔は子どもだったんだからさ)、びっくりしつつも、みゆきちゃんが現地でもみんなに好かれてるのをすばらしいな、と思う。ウタマスパイスの人たちがみゆきちゃんのことをかわいくてしょうがない、という目でにこにこして見ていたら、誇らしい気持ち。
それからひろしさんのヨガレッスンを、腰を痛めない程度にゆるめに受けて、夕方すっかり眠気もとれた感じで、ケチャックダンスを見に行き、カフェアルマでみんなでごはんを食べる。美術館併設のカフェなんだけど、なにもかもおいしかった。みんなでひろしさんをいじってからかうも、さすがヨギ、全く動じず。
2010.06.25

健ちゃんの下宿を見に行き、きれいな景色の中でお茶を飲む。ほんと、いいところ。見晴し台みたいな瞑想小屋まである。子連れじゃなければ、ステイしたいくらい。しずかで、田んぼもきれいで、オーナーはきれいずき。健ちゃんは幸せな暮らしをしてるなあ。
そしてその近所のサリ・オーガニックへ。畑もあるから、全部とれたて。
なんともいえないおいしさと充実感。
そのあと、みゆきちゃんとふたりのりでいそいで帰り、バリにおける、ハワイのカフナみたいな人を紹介してもらって、視てもらう。
ちょっと左とん平が入った、かわいいおじさんだった。
マッサージなどもしてもらう。
ここまで、初対面の人に全てをほとんど無償で捧げられるなんて、ありえない、そう思った。少しのエロさも、少しのあせりも、お金がほしいも、お仕事ですから感覚もない。親戚のおじさんにゆっくり話を聞いてもらったような。
こんな人が地域の悪をストップさせていたら、みんなが気軽に会いにいけたら、世の中は違うだろうなあ。昔は日本の寺や神社はそういうところだったんだろうなあ。日本人、働きすぎ。もうものはいらないから。
体はかなり悪いみたいだけれど、こつこつ治していこう、と彼の真摯な姿にうたれて、あらためて決心した。
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