2009.09.29
アリシア・ベイ・ローレルさんと対談。 私の子ども時代のアイドルなので超どきどきだったが、たまたま着ていったアリシアTシャツを、なんと彼女もまったく同じ色柄で着てきたので、ペアルックで幸せ気分に。撮影はおじぃだし、インタビューは川口さんだし、ずっとメル友だった藤井さんがいるし、仕事とは思えない楽な雰囲気になってよかった。 アリシアさんはコミューンライフが長かったから、動きが軽い上に、バッテリーがなければ代わりを持っているし、CDを開けようとすれば小さなハサミなどさっと出てきて、ああ、そうか、この人がひとりいれば、かまどもできるし自分で子どもも産めるしヨガも畑もテントも音楽もダンスも魚釣りもなんでもできるのか、と愕然とした。人としての強さって結局そういうことなのではないだろうか。彼女の目の中には真の穏やかさと自信があった。悔いない人生を生きている人の目で、長い間尊敬してきてよかった、確かな人だった、とますます自分の人生観が固まった。 彼女の新しいCD「次の世界へ」を聴いていると、親が死ぬことや自分が死ぬことへの恐怖が薄らぐわけもわかった。 サイキックと真にヒッピー的生き方をしている人は、現代の僧侶そして良心なのだと思う。世界のあちこちで鎮魂をしているように思う。 「SWITCH」に載ります。 ハワイに出発する人だれかいないかな、いたら挨拶しよう、と思ってフラスタジオに行ったら、なんとクムとくりちゃんとあゆちゃんとJr.ちゃんとれいこママがローソンから出てきた!アリシアに会いたいわ〜、とクムが言い、ヨッシーがダッシュで声をかけてきてくれて、なんとおらがクムであるところのサンディーとアリシアさんの再会まで見届けることができた。 クムはへとへとなのにキラキラ輝いていて、柔らかい感じだったのでよかった。 クリ先生は「そのTシャツ、クムが着ると胸のところが妙に立体的なもようになるんだろうね〜」とか「基本的に同じタイプのふたりだね〜、毛が長くて、歌うし」と緊張に満ちたウニキ前とは思えないゆるい発言をつぶやいていたのでこれまた安心。あゆちゃんは今日もさっそうとベンツを運転し、リアル峰不二子だった。 トップダンサーたちに会うと、ついうきうきしてはしゃいでしまうんだけれど、ほんとうにダンサーってすばらしいなと思う。立ち姿、笑い方、動き方、みんな輝きにあふれている。常に進んでいこうという感じの気合いがある。私もダンスはともかく小説はそうありたいと思った。 藤井さんがいっしょにサンディーを見送りながら、「なんで僕たち、今、いっしょにサンディーを見送ってるんでしょうね」と言ったのが最高に受けた。 夜は毎日新聞の集い。米本さんと重里さんを見たら、一気に「連載だ!」という気分になり、嬉しくなってきた。みんなでおいしく焼き肉を食べ、やるぞ〜!みたいな感じになる。石原さんが底でずしっと支えてくれているのも大きい。この仕事をしてきてよかったな、と思う。引っ越しほやほやの舞ちゃんも気合い充分でたのもしいかぎりだった。絵を描く人が「お仕事ですから」という感じではなく、人生の一部を分けてくれると、小説がぐぐっとまた動き出すのがわかるのだ。
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