2009.07.31

小さな引っ越しの準備のため、逗子マリーナに滞在。
ついていきなり湘南イケメンハウスで新潮社の人たちと合流、海の家へ。
チャンターちゃんがバイトしている海の家「松」へ行き、夕陽を見たり、ビールを飲んだりしてまったりと過ごす。なんだか夢みたい。それにチャンターちゃんにはもう一生会えないかと思ってたくらいなのに、会えるなんて!
みんなフリスビーをしてへろへろになっていた。それからピザを食べに行き、終電ぎりぎりまでおしゃべりしながら過ごす。このところ「ケイト・モス・スタイル」の本を寝る前においしいお茶みたいに楽しんで読んでいて、彼女のセンスの天才さにどきどきしている私だが、やっとわかった、矢野くんのあり方がジョニー・デップに似ているということが!ずっともやもやしていることがはっきりしてすっきりした。あまりにひらめいたので大声で言ってしまい、矢野くん恥ずかし、私ひとりすっきり!
2009.07.30

深く眠ってかなり元気になった。
人妻恵さんとお昼を食べて、ソファなど見に行く。私は園芸ハサミやステンレスの片手鍋を買う。昔から知ってる人が人妻になるって感無量。みんな無事で生きていてよかったという感じだ。
家事は自発性があるかどうかで全然違うな、と思う。「放浪のお手伝いさん」を読んで以来、ちょっと家事に燃えている私だが、そうするとつらいと思わないのだ。
夜そばを食べに行って、ヒロチンコさんが貧血になったのでゆっくりと歩いて帰ったら、いろんな人に道でばったり会った。こういうのも町歩きの幸せだし、町では人が自然だなと思った。家に帰ってヒロチンコさんが横になったら、いつもは来ないゼリちゃんがヒロチンコさんのそばにぴったりと寄り添っていた。倒れたのがわかるんだなあ、と名犬ぶりに感動。
2009.07.29

蓮沼さんのところへ顔を出す。終わりってこうやってだらだらっと来るものだったなあ、と思う。ほとんど同じ歳なので、どういう未来を夢見て、それがどう違ってきたかというのを共有している。自分の価値観がはっきりするにつれ、ギャップもたえがたくなる。
チビ「ね〜、はすぬまさん、ハワイいったことある?」
は「あるよ、ずいぶんむかしだけどね」
チビ「いっしょにいった人はどこ?」
は「いや〜、どうしてるかなあ、連絡がとれなくなっちゃってねえ」
およしなさい!そんな質問!
丹羽さんがいらして庭がすっきりして幸せ、しかしダッシュでここぺりへ。
関さんの謎の力でいつのまにか泥のように眠り、帰りは久しぶりに行きつけの焼き肉屋さんで軽く食べる。このところ寝込んでいてなかなか行けなかったのだ。
ご長男のうちの赤ちゃん、つまり店主のおじさんのお孫さん…に初めて会えて嬉しかった。くりくりの目に元気な手足で、お嫁さんもすっかりママの顔になっていた。ここの家のおじいちゃんがお店に元気でいらした頃から通っているので、時代の移り変わりが切なく、長く共にした歴史が嬉しい。
2009.07.28

次の作品が続編ではないけど完結編のようなものなので、やむなく「王国」を読み返してみる。なんじゃこりゃ、力作だけどへたくそだぞ、俺!
読者のみなさんほんとうにほんとうにありがとう…と頭を低くするしかないくらい。
まあ10年くらい前のことだからなあ、最後のだって5年くらい前だしなあ、ある程度はしかたないか。下手と思えるだけましか。
しかしこの作風だと「細かいことはわからんよ、とにかく書きたいことを書くんじゃよ」とすっとぼけて尾崎翠や森茉莉みたいな着地点で生涯押し通すか、ほんとうに文学みたいに書くようにするか、どっちかしかないよな〜。どうなっていくんだろうな〜。今、実に中途半端なことになっている俺のあしたはどっちだ!ルルル〜
森先生がいらしているので、稲子さん、チカさん、りさっぴとアッキアーノへ。
夏らしいおいしいメニューがすばらしかった。ほんとう、誠実な料理だと思う。
久しぶりの人たちといろいろしゃべったり、森先生にコンクリートについていろいろ講義を受けたりして、ほんとうに楽しかった。
2009.07.27

近所にある大橋歩さんのギャラリーに、仲田さんの台所小屋の展覧会を見に行く。
小屋って、豊嶋くんのときも思うけれど、どうしてあんなにときめくのだろう。全員が子どものような顔で小屋のまわりをうろうろしていた。子どものほうが全然落ち着いていた。仲田さんの作品も小屋と一体化していてよかった。
大橋さんの事務所にさりげなくフレンチブルがいたのもすてき。
大橋さんは前にお会いしたときよりもずっと柔らかく明るく若くなり、ぱっと輝くお顔をしておられた。あのときは取材だったから、お互いに緊張感があったのだろうと思う。帰りに虹が出て、その場にいるみんなで空を見てとても楽しかった。
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