2009.02.07

中島さんのブログを見て、いてもたってもいられなくなり、ワタリウムへ飛んで行く。島袋さんの個展…笑った…。特に箱のところで。
いっちゃんとチビと三人で、街を見下ろしながら配達してもらった花茶を飲んだ。
彼の作品は自由と旅の匂いがするところが、奈良くんを妙に思い出させる。アートにたずさわるということは、生き方の問題なのだと改めて思った。しかし淋しいことなんだなあと。でもそれが実は人生の本質なのに、みんな見ないようにしている。淋しいから。だから、こういう人がたまにつきつけてくれる。
彼の個性は性の匂いが薄いところと、アートな人たちといるといつもあまりに唐突に行動するので、気疲れするというあの独特な感じ(奈良くんは、唐突ではあるのだが、決して他人を巻き込まないところが好き)がないところだろうと思った。ペースが速すぎない作風が好きだと思った。唐突さで驚かされて日常に風穴をあけられて洗脳されるよりも、島袋さんみたいに自然の流れを見ている感じの方が、私は好き。
私の仕事は厳密にはヒーリング業(しかしこれも決して甘いものではない、人の可能性の限界を見に行く旅である)なので、アートとは違うのだが、彼のような人の作品は息苦しくなっている私に酸素をくれる、そう思う。野口さんが(多分そうなのだろうという、あくまで推測)その才能を惜しみなく彼のために使っている感じも大好き。
あ〜、気持ちが明るくなった。
2009.02.06

久しぶりにブッククラブ回に行き、しみじみと本を読んだり買ったりする。この幸せはここでしか味わえない。ヒロチンコさんが同じようにここにあるような本を嬉しそうに見ているのを見ると、趣味が同じで結婚したんだなあ…と思わずにはいられない。
近所に異様にまともな和食屋さんができたので、お魚を食べに行く。おいしいし、若者向きではないので、この場所で大丈夫だろうか、長く続いてほしいなと思う。ちょうどキヨズキッチンの人が書いた本を読んでお魚を食べようと思っていたので、大満足。
2009.02.05

いろいろあってフラに遅刻。もうこの欄に遅刻と書きたくないよう。でも、遅刻してよかったと思うくらいの過酷なレッスンであった。よれよれになりながらじゅんちゃんとちはるちゃんのお誕生会をカフェでやる。おいしいものをちびちびと食べながら、ちびちびと飲んで、こじんまりとお祝いしたので、あたたかくて楽しかった。
神宮前あたりのカフェにいる人たちって「職業はなんですか?」と聞きたくてしかたない人たちばかりである。だいたい想像はつくんだけれど、意外性がありそうな人が数人混じっているの。
佐々木倫子の新刊(北海道のTV局に入った新人の話)を読んで、夜中にひとり腹がよじれるくらい笑う。あの人にしか描けない独特のギャグを読むと、人はそれぞれそのままに生きていくのがよいです、と素直に思います。
2009.02.04

「ロハスキッズ」の取材。
AKANEちゃんにばっちりとメイクしてもらいながら、美容情報をたくさんゲットする。変わらず大きな目がキラキラの美人さんだった。
子供がいる家はそれぞれ大変、いなくってもそれぞれ大変。生きていくのはいろいろな形があるなあと思いながらも、自分が全然いい感じの子育てをしていないことを痛感する。でも、生きているし、健康だし、愛し合っている。万事オッケーだ!
おとといから、孤独死がほんとうに孤独かどうか考えているけれど、どうも違うような気がする。「悼む人」ではないが、その人が他の人たちに愛されていた過去があれば、死んだ瞬間にひとりでも淋しくないなあと思った。
写真を撮りにきた井上さんが私の本をほんとうに大切に読んでくださっていて、身がひきしまる思いがした。人の人生に本が寄り添える幸せ、これがこのたいへんな仕事を苦労と思わなくてすむ幸せだ。
ヤマニシくんがチビのお誕生日にすばらしい絵を描いてきてくれたが、チビは「じゃあかわりにチビちゃんの絵をあげるよ」と絵を描いて渡していた。ううむ、贅沢!傲慢?
2009.02.03

すごい態度だからといってふざけているのではなく、泣いたり落ち込んだりしていないわけではないのが、我が家の人の大きな特徴である。誤解されやすいけど。姉がしょんぼりしていて、ほんとうに気の毒だった。家族同然にいつも家にいた人だったからなあ。
豆まき&安田さんに踏まれたい会アダルトの部が開催され、ハルタさんはお誕生日なのに遺体の話など聞かさせられて気の毒。でもハルタさんも彼のことは知っていたのでみんなで追悼できてよかったと思う。母も彼の死に落ち込んで廃人みたいになっていたので、心配しながら寝かしつけてあげた。親を寝かしつけられるなんて、長生きの醍醐味だなあと思う。
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