2009.02.12

チビが風邪治らず病院へ。
朝日の中をとぼとぼといっしょに歩いていると、いい知れない幸せを感じる。
お互いに体調もさえず、寝不足で、でも同じ目的で歩いている…
人間同士だな〜、みたいな。
でも、夜は熱が下がったので、ジョルジョとたくじに会いに春秋へ行く。
ふたりに、ここのごはんを食べさせてあげられてほんとうによかった。なかなかチャンスがなくて今まで一度も招待できなかったのだ。全てがやはりおいしく、誠実で、お店の人もいい人たちで、すばらしかった。
ジョルジョがチビにプレゼントしてくれたブルーノ・ムナーリの組み合わせできる透明なキット、あまりのすばらしさに大人たちが騒然となっていろいろな風景を創りはじめた。でもチビは重ねないで、なんとアニメを創りはじめた。ああ、子供はやっぱり自由だなと思った。でも大人がこの自由を演出したら、いやらしいだけだ。むつかしい。やはりむきだしでいないとだめだということだろうな。
2009.02.11

ここぺりに行き、ごりごりの肩をほぐしてもらう。人類から出ているとは思えないような音がするので、どきどきした。おいしいさつまいも入りの蒸しパンもいただいた。関さんが死んだら困る人がいっぱいいるから、絶対先に死なないでとお願いしてみた。マリコさんがおうちにいたので、いろいろ婦人科の質問もする。ためになった。それに、びろうな話ではあるが、カルサイネイザンのときのブンさんといい、助産師のマリコさんといい、たとえ女子でも自分の穴に指を突っ込んだことのある人に対しては、問答無用の「頼る気持ち」のようなものが原初的にあるなあ、と思う。だからこそ、やっぱり援助交際や初対面の人と仕事で寝るのはしないほうがいいんじゃないかなあ、と思う。混乱した情報が脳に伝わって、自分を破壊することになる恐れがある。
小説をひたすら書いていると、いろいろ発見がある。
最近のもうひとつの発見、それは「女子はなにがあっても、よほどの上級者でないかぎりは、男に本音を言わないほうがいい」ということだ。それだけ守れたら、もてるのは約束されるし、人としても成長するのではないだろうか。できないからみな困っているのだが。
2009.02.10

チビがいきなり発熱するも、女子のごはん会に行く。
三宿のとっても混んでいるお店で、たかちゃんも久々にやってきて、みんなでものすごく食べた。馬肉とか、豚足とか。
そういうものを食べまくりながら、ワインをがんがんとあけ、最後はビール締めをする私たちを見て、きっとお店の人は「こういう女はいやだなあ〜」と思ったことであろう。
帰宅すると熱のせいだけではなく家族のテンションがものすごい低さだったので、なにかと思ったら、あまりにもこわい番組を観て気持ちが沈んだそうだった。チビだけでなく、ふたりそろって本気で沈んでいるところがおかしいところである。
その様子を見て、今はまだ死ねないなあと思った。
2009.02.09

今日ははじめてのところでランチを食べてみよう、と思い、自由が丘で人気のある和食の店に行ってみた。カウンターに座ったので夫婦ゲンカの様子がものすごくリアルだった。
店の人(妻)「ごめんなさい、白いご飯がもうないんです、蒸し寿司だけになります」
私「はじめから蒸し寿司に換えてもらおうと思ったので、いいですよ」
店の人(妻)「お時間かかりますがよろしいですか?」
私「どのくらいですか(白いご飯はなく、かといって蒸し寿司は時間がかかると言われてもいったいどうすればと思いつつ)?」
店の人(妻)「しょうしょうお待ちください。(目の前で板さんに)どのくらいかかる?」
板さん(夫)「わかんない!」
店の人(妻)「二十分くらい?」
板さん(夫)「そのくらいかもしんない!わかんない!」
この人たちは、少なくともカウンターをやめて、厨房を奥にしたほうがいいのではないだろうか。
そのあとも奥さんの「ああもう!」「いいかげんにしてよ」「早く言ってよ」などなど目の前でライブ感炸裂。
となりに座ってる人がみつまめを頼んでから五分後に「さっきの注文、なんだっけ?」と板さんが言い、妻が「みつまめ」と言い、その五分後に板さんが「ごめん、かんてん切れてた!」というやりとりも、全部となりの人たちに丸聞こえだった。混むということを想定しないでお店をやるからそういうことになってしまうのだなあ。味はとってもおいしかった。
私が「夫婦仲わる〜」と言ったら、ヒロチンコさんが「しっ」と言った。やっぱりこのタイプの双方の人たちにとってカウンターはよくないのでは。心がオープンすぎるとオープンキッチンには向かないってか?
うちの夫婦はそのあと仲良くラキラキにタイマッサージを受けに行き、すっかり癒されましたとさ。
2009.02.08

チビ6歳。
無事でいてくれたことだけを、天に感謝する。そしてこの気持ちを忘れたくない。
今日も荒れて泣いていたけれど、陽子ちゃんに遊んでもらい、りえちゃんにお菓子をもらってにこにこしていた。よかったよかった。
夜は三奈ちゃんにもらった餃子で、四人だけの大パーティをする。
昨日は初めて家族三人で「ラ・プラーヤ」でお祝い。あまりのおいしさに、うまれてはじめてエビを丸かじりし、はじめてマグロをおいしいと言って食べた。すごいことだと思う。あのお店のごはんがおいしいものだということが、子供にもわかるんだなあ。
「だってエビじゃないみたいなおいしい味のソースみたいなのがついてたからおいしくて、もっと食べたらやっぱりエビだけどおいしかったんだよ」とか言っていた。
  2009年2月 ページ: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6