2008.11.25

女子魂の打ち合わせで、ラ・ロンディーネへ。
お店の大きさ、バランスをよく考えてあって、イタリアの田舎にある街一番の高級店のような感じ。味も量もすばらしい。考え抜いたんだなあ、とすぐわかるメニュー。よいお店だった。
Hanako編集長の北脇さん、いつも姉御い広瀬さん、昔からの友達のようなすごく知ってる感じの松尾たいこさん、そしていつもながらエロい蝶々さんと女子トーク炸裂。それぞれのタイプが違いすぎて、それぞれの言ってることがそれぞれにとってなんの参考にもならず面白かった。
それにしてもこういう、女子ばかりの畑違いの集いは面白い。こういう仕事も実に楽しい。
「自分の彼氏にはいちばん会わせたくない女だな〜」と松尾さんが美しい顔でおっとりとつぶやかれたのには、ううむ、さすが大御所、全てを集約しているなあ、とうなった。そうか、蝶々さんをひとことで言うと、そういう色っぽさかもね。会わせたけど。ロルフィングも受けちゃってたけど。
蝶々「ヒロチンコさんは腕は一流なのに、トークがへたすぎ!営業がへたっぴ〜!」
言っておきます…。
そのあとは蝶々さんと舎弟とちょっとだけ飲んだ。
舎弟は素直で礼儀正しく素質も才能もあり、これからの人だというのに、聞けば女性問題でものすごく苦労している。彼を見ていたら、これまで彼といた女子が彼にかぶせた奇妙な夢の重さが透けて見えた。ほとんど虐待。
まだ二十代の青年に、そんないろいろ期待しても、ムリムリ。五歳児に「帰宅したらしっかりとうがいして手を洗って宿題をしてママの手伝いもして」と言うようなものだ。女子もまだ若いんだろうから、もっとのびのび育ててあげればいいのにな〜、と思う。蝶々さんといたら、彼も刺激をうけていい男になっていくだろうね、と思う。
2008.11.24

チネイザンのレクチャーとセッションを受けに恵比寿へ。
大内雅弘さんと初めてお会いする。
タオガーデンでセッションを受けたブンさんやノムさんの大先生だけのことはあり、さすがの迫力、そして腕前。やはり内臓を扱うというのは、かなりスピリチュアルなことなのだなと思う。大内さんを見ているだけで、半分くらいは気がめぐった気さえ。
セッションは痛かったがすばらしく、私にしかわからないような私の特徴を内臓が勝手に語っているらしく、あまりにも全てを言い当てられてしまうので、どきどきした。というか、どうしたらいいのかを真剣に考えなくては、と思った。しわよせはみんな体に行くのでは、この働き者の体がかわいそうだ!
そしてほんの少しではあるが、やっぱりブンさんもノムさんも、彼の教えのいちばん大事なところはしっかりと受け継いでいるなと思った。終わった後、同じような「大事にされた気持ち」が残っているのである。それはセクシャルなものではなくって、人類愛に包まれたというような感じだ。
ヒロチンコさんも石原さまもずばりずばりと心身の状態を診断&アドヴァイスされていたので、聞いていてぷっと笑いたくなった。
石原さまにものすごくおいしいと噂の眞由膳に連れて行ってもらい、杉本さんやチビと合流。おいしいし、眞由美さんのお人柄がすばらしすぎて、雨なのにあたたかいひとときを過ごした。
私の次の次の小説はついに(取材からなんと三年を経て)チネイザンを扱うことになるのだが、その頃にはいろいろ腹にためやすい日本人がもっともっとこれを受けていてほしいな、と切に思った。
2008.11.23

だれもいっしょに見てくれない「Xファイル」の映画、待ち合わせた六本木では早くもレイトショーのみになっていて、ヤマニシくんとあわてて新宿へ走る。映画館に電話して「Xファイルはやってますか?」と聞いたら、「やってますよ」と答えが返ってきたのに、映画は「容疑者X…」であった。違うじゃん!X違いじゃん!どうしよう!しかしお向かいの別の映画館で、時間もずれずにXファイルをやっているのを発見、チケットを買ってもまだ「ほんとうに観れるのか?」「映画館が火事になるんじゃ」と心配する暗い私たち…。
映画は、思ったよりもずっとよかった。私はUFO関係のエピソードではない、狼人間とか、老けちゃうウィルスとか、日常的な(それって日常的か?)話のほうが好きだったので、まさにつぼにはまり、かなり感動した。みんな懐かしいし。モルダーちょっぴり性格が丸くなってるし。創っていた全員があの番組を愛したことが伝わってきた。
そのあと、近所に新しくできたカレー屋に陽子さんも誘って行き、おいしかったのでチビもめずらしくいっぱい食べ、お腹いっぱいで歩いて帰った。冬の夜道も幸せなものだ。
みんながうちのチビと手をつないで歩いてくれて、ありがたい。
2008.11.22

久しぶりに森田さんに会えて、みんなごきげん。
おそうじをお願いして、私は原宿H&Mに寄って大人買いをしてから(ギャルソンのをいっぱい買って!バッグも買って!えりちゃんにおみやげのスカートも買って!)えりちゃんの家に行く。いろいろなことをしゃべるが、まるで大岡さばきのようなえりちゃんのきちっとした判断にいちいち目が覚める思い。
才能をちゃんと生かしている人を見ると、野に美しい花が咲いているのと同じような感動を覚える。咲かすのが人生なんだ、と思う。
iphoneをアップデートしていたら、突然にitunesがメニューバーのみ出てきて何も表示されなくなったので、サポートに電話したら、夢のように親切であった。さすがappleだと思った。もともとあまりお話が得意じゃなさそうな人たちががんばってていねいに対応しているし、それを楽しんでいる。間に入っているたったひとつのもの、macが道では会話もしなさそうな違う世界の私たちを同じ場所にいさせてくれている。それにしてもむつかしい問題で、ついにサポートの人がギブアップ、一段階上のもっとロボットっぽいメカっぽい(笑)人が出てきて、その人が自分では絶対思いつけない場所からファイルをいくつか探し出させてくれ、それをデスクトップに移したら解決した…。「表示されました!嬉しいです!」と言ったら、「こちらも嬉しいです!」とロボ太郎(勝手にあだ名をつけるな)も言った。あ〜、感動した。
2008.11.21

タクシーの運転手さんに聞いた「焼いた塩を喉に巻いて寝る」とじゅんちゃんのママおすすめの「月中仙」を胸に貼る、というのがかなり効いて、少し眠れた。とにかく夜中に咳が出て眠れない風邪だった。
チビを迎えに行ってから、夕方ゆりちゃんに届け物をして、ちょっとだけの時間だけれどいっしょにごはんを食べて楽しいひとときを過ごす。どうしてゆりちゃんは私よりもずっと年上なのに、くどくもおばさんにもならず、すっきりとまっすぐに生きているのだろう。底知れない人だ。
それから熟女飲み会で、りえちゃんと田中さんと陽子ちゃんでタイ料理屋さんへ。田中さんのトークが炸裂して、みんな胸がきゅんとなった。ついでにタイ料理屋さんのご夫婦のなれそめまで聞けてしまい、得した気持ちだった。大人ってすばらしいな〜、こんな会ができるなんて。若いと色恋の話だけだけど、今は仕事の話もできるし、私は二十四歳で社会のど真ん中に孤独に放り出されだれもわかりあえる人がいなかったが、今はみんながキャリアをつんでいて、同じレベルで話ができるんだもの。
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