2008.07.20

全てのソフトバンク、世界で一番サービスの悪い携帯会社ソフトバンクですっかり売り切れて影も形もない、予約さえできないi-phoneを、ヒロチンが「もし入荷したらおしらせします〜」と言われ、だめだろうなと思いつついちおうノートに名前を書いておいた「どっきりカメラのキシフォート」からゲットしていてびっくり!
やるなあ、キシフォート!かっこいいぞ、キシフォート!
と思いつつ、ピッパさんのコレクションを見に行く。すばらしすぎて指輪ふたつも買ってしまった。この道楽がなければ今頃もっとお金持ちかも…。
夜は安田さんのところに行く。
体が「そうなんですよ!酷使されまして!そこですそこ!」と、安田さんに全部理解してもらえて喜んでいるのを感じた。大好きな美香ちゃんと陽子ちゃんも来て、みんなでおしゃべりして、幸せに過ごす。
私はやっぱり強くて優しい人が好き、偽善的と言われようと、気をつかう上品な人が好き、明るい人が好き、人のために体を動かせる人が好き、しみじみとそう思った。もうバカにされてもほんとにバカでもいい。
夜は勉強のために(?)ウルルンを観る。この世でいちばんスタイルがいいのはもちろんいろいろなジャンルのダンサーたちだとして、その中でもトップはタヒチアンのダンサーだと思っていたが、やっぱりそうだな、とこれまたしみじみした。あのダンスのプロの人たちの体って、人類の体つきのなかでいちばん美しいと思う。フレンチのセンスが入っている体つきだからかもしれない。個人的な意見だけれど。ちなみにその次にスタイルがいいのはキューバのダンスの人たちだと思う。
2008.07.19

父のほぼ日での講演。
ものすごくこちらも緊張したが、さすがキャリアが長いだけのことはあり、驚くほどの安定感。かえっていろいろ教えられた&すばらしい内容だった。なぜ人は芸術を求めるのか?ということがはじめてほんとうにわかった。三時間ぶっとおしでしゃべり続ける父に、この年齢になってまだ新しく言いたいことがあるということのすごさを感じた。私もそうありたいと思う。
なによりもすごいと思ったのは、このプロジェクト全体にかかった、ほぼ日のひとりひとりの人たちと糸井さんの情熱と手間とお金である。それはもう想像しただけでめまいがするくらいだ。どんなにたいへんなことだったか。
糸井さんはその気になれば、みんな優秀な部下にまかせて、自分はアイディアだけもってきたり、ちょいちょいと編集したり口出しして、うまいものを食って寝たり、何人もの女性にモテモテになってつきあったり、いくらだってできるのである。でもきっともうそんなことはいくらでもやってしまった(ちょいちょいの部分ではなくほかのおいしいところ)し、わかってしまったんだな。いろいろなことをやってもうわかったからいいやというのと、やらないでがんばるの大きな差が、よすぎるセンスと、余裕があるように見えてしまうかっこよさに出ていると思う。いろいろなことをやってくると、その全体像とか関わる人たちが「結局トップが本気でないとだれたり離れていってしまう」ということがいやというほどわかってくるのだと思う。
糸井さんはきっとあるとき本気で父の考えにひきつけられた。父と長くつきあってきて、彼の芯になる考え方の秘密を残そうと思った。よい形、よいデザイン、よい人材を駆使して、父のしてきたことを世に出そうと決心した。
それは「これで商売しよう」ではない。
それから「彼ももう歳だし今しかないからとにかくやってあげよう」でもない。
もっと大きな視点だったのだと思うし、それは意外にだれも気づかないポイントでもあった。
糸井さんの全才能と父の全才能をガチンコでぶつけあって、全てをオープンにして、「もうけてる」とか「商売がうまい」などと言われねたまれてもちっともきっと気にせず、そのありえないほどの手間を決して大きい声で言わない。
だれかを本気で尊重し、その人のために最善のこと(高齢の父がエキサイトするようなテーマをぶつける…どちらもリスクを負って)をして、しかもボランティアではない。
それは、人が人にあげられる最高のことなのだと思う。
父は長く仕事を続けてきたが、これほどまでに本気でぶつかってきてもらったことがあっただろうか?全才能を駆使して、無理もせず、かといって手も抜かず、情熱をもって、全身で動いてもらったことがあるだろうか?
あったとは思う。でも晩年になってからこんなすばらしいことをしてもらえるなんて、思っていただろうか。
「こんなすごいことを他人に対してした」ことのすごさが糸井さんのこれからの人生を常に支えていくことを信じてやまない。
でも父は舞台で思いっきり「ほぼイトイ新聞」などと言っていて、イトイ新聞の価値を半減させていた…。日刊にかかるから、すばらしい「ほぼ」なのではないだろうか〜?
2008.07.18

菊地さんのライブ。
あまりにも、みなさんの演奏がうまいので、が〜んとショックを受けた。ジャズってこういうものだったのか、的なショック。
スタンディングでよかったな〜と思った。座って聴いてるなんて無理!終わった後みんながエネルギーをもらっていて、笑顔で帰っていくのもすてきだったし、さすが菊地さん、半裸の美女がたくさんいて男子の気持ちがわかりすぎる私までハッピーになった。
チビをあずけていたので時間がなく、帰りにあわててごはんを食べていたら、となりの席の人たちも多分同じライブに行ったらしく、笑いが絶えず、注文したものが来るといちいち「うまい!うまいな!これ」「うますぎますね!」「うまいものを食ってるときは、だれもけんかなんてできないよね!」「うわ〜、まじでうますぎる、どうしよう」「う〜ん、うまいよ、これは」などと言い合っていてこれもまたハッピーになった。
2008.07.17

焼鳥屋さんに行ったら、なぜか城先生がいらした。小さい頃大好きだった漫画家さんで、今は萩尾先生の秘書をしておられる。萩尾先生とも十年ぶりくらいに電話でお話してどきどきした。ひきあわせてくれたのは、役者さんのトビちゃんで、ほんとうに私の本をずっと読んでくださっているのがひしひしと伝わってきた。ああいう人を見ると「書いてきてよかった、むだではなかったんだ!」と本気で嬉しい。
そしてそういう本気の読者の人を見ると「もっともっと本気を出して、ついてこられないくら本気でいくから、いっしょに走ろう!」と言いたくなる。
ここが地元のすてきなご夫妻とも知り合ったし、飲みに行ってみるものだ…(?)。
チビがじゅんちゃんに「じゅんちゃ〜ん」と話しかけながら自然に手をつなぐところを見ると、感無量。
フラを始めた頃、いまひとつみなが話しかけづらかった私に、はじめてオープンな気持ちで声をかけてくれたり、みんなで出産祝いをくれたりして輪に入れてくれたのがじゅんちゃんだったことを思うと、美しい歴史を感じる。
2008.07.16

ヤマニシくんにお誕生祝いに「つぼみちゃん」の像をもらう。
すっごくかわいい、魂入ってます!植木鉢と並べておいたらあまりに自然でびっくりした。
忙しくてかけまわってる感じなのだが、なにも進まず、終わらない。読むべき資料も山積み、観てないDVDもいっぱい。不義理しまくり。でも久しぶりに「LOST」を見たら、こっちまであの暮らしに慣れていてびっくりした。みんな一生あの島で暮らしそうな勢いだ。しかもだんだんあの人たちを好きになっていく、まずい、はまっている〜。
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