2008.07.31

昨日の夜、チャカティカの近くの道にみんなで座って、田中さんもあきれるほどの長い時間子供たちと遊んでいた。風が涼しくて、夏の夜に気温が下がってくるちょうどいい感じも、考えてみたら久しぶりだった。
その思い出のある町を昼間歩いていたら、全部夢だったのかなと本気で思った。
だってあんないい人たちばっかりなんてありえない、なんて。あと道を裸足でがすがす走って行く飴屋家のおじょうさん…。私たち過保護すぎるかな、とヒロチンとしみじみ言い合う。
フラに行って、新しい踊りのむつかしさに苦しんでいたら帰りは眉間にしわができていた。フラにあるまじき現象である!
「ハレルヤ」で私のお誕生会。いばっていいと言われたのでいばってどんどん頼んだら頼みすぎたけど、みんな大人なので怒らなかった。ほっ。あやちゃんやりかちゃんの腰を抱き、のんちゃんとチュウしながらクムからの電話で生歌を聴かせてもらい、やりたい放題!きっとモテモテ(女性に…)で傍若無人の一年になるでしょう。
2008.07.30

英会話。ヒヤリングだけが伸びていき、しゃべると「He do」とか言っている私、中学生以下。っていうか中学生のときは英語クラスでトップだったんだけどなああああ!
バーニーさんの突撃ホワイトボードイングリッシュに鍛え上げられ、マギさんに優しくさとされつつ、なんとなく英会話をしたかのような気分にしてもらい(?)帰宅。
夜はあめや夫妻、おじょうさん、ささじま社長、タムくん、ヴィーちゃん、そしてゲンイチという超豪華な組み合わせで晩ご飯を食べる。チビがヴィーちゃんにチュウをしていたが、あめやさんちのおじょうさんもつられてチュウしていた。彼女がいちばんもてもてだ!
タムくんはしょっちゅう来ているけれど、ヴィーちゃんといっしょというのはなかなかないので、ふたりそろっているのを見てすごく嬉しかった。気分は息子とその婚約者みたい。チビもこんなすてきな人を見つけてほしいな。
2008.07.29

「パコと魔法の絵本」を観る。
監督の苦労が伝わってきて、ほんと〜うによくがんばった!と肩を叩きたくなった。
役者さんたちの熱演が異様なほどで、よくこんなすごいものを見せてくれた、と思った。彼らが監督を思う熱い気持ちがびしばしと伝わってきた。
ここからは宣伝コピーになりえない深い感想の部分だ。
推測にすぎないので、監督のほんとうのところはわからないが、私が彼だったとすると、途中で「この物語は、やばいな…」という気持ちになったと思う。芯のところを支える哲学が圧倒的に薄いのだ。あるお話に長くつきあってみないと意外にわからないこのことに、いったん気づいてしまうと、これはもう致命的だということがわかり、投げ出したくなるものだ。
「ものすごくかわいい女の子がいて、あまりにも清らかで、人の心を動かした」ここまでであれば、まだいけたかもしれない。しかし決定的な間違いがいくつかあり、とりかえしのつかない土台から全てが進んでしまった。しかし、役者さんは監督のためにこれ以上はありえないほどの熱演をしてくれた。監督にできることは、優れた編集と、観ただけで全てが吹き飛ぶようなCG場面を作って、とことんこの話につきあい、とにかく圧倒してしまうことである。
それは血がにじむような作業ではないかと思う。
よくぞがんばった、と勝手に感想を抱いた。全然違う流れだったら、ごめんなさい。
そのあと、イシハラさまと壺井ちゃんとりさっぴと「ラ・プラーヤ」に行って、おいしいものを食べまくる。
どうしてあんなにおいしいのだろう?と思うくらいおいしい。そのおいしさの秘密を私なりには理解できるが、それでも最後の一線でひとひねり超えるすばらしい技術がある。もう一ミリでも違っていたらだめになるおいしさなのに、作り手におかしな緊張感はなく、こちらもリラックスして食べることができる味。
そしてソムリエのワインの合わせかたがなによりもすごいのだ。全く違和感がなく、ワインを飲んでいることを忘れてしまうほどだ。料理の一部と考えてもさしつかえないほど。長年考えて実際合わせてみてベストだと思うものは、そうそうゆるがないということなのだろうか?
まるでひとりの人間がワインと料理を同時に創りだしたような合い方なので、ソムリエのお姉さんに「マスターとチュウしたことありますか?」と聞いてみたくらい。
「もしかしたらどこか洗練を欠いているのでは?」とスペイン料理に偏見を持っていたけれど、ほんとうにおいしいスペイン料理はすごいものだという気がしてきた。
2008.07.27

陽子さんとそのパパからすてきなプレゼントやお菓子をいっぱいいただき、幸せな一日。イナムラショウゾウはやはりおいしい!谷中にあるのも嬉しい。
お茶をしようよといっしょに出かけたチビは抹茶フロートとこぶ茶どちらにするかですごく葛藤していた。渋いな。
そして今頃になってゲームボーイの「MOTHER3」にはまりまくっていて、わけもわからず右往左往している彼。やっとひらがなが少し読めるようになって、ロールプレイングが少しづつ理解できるようになったので、挑戦しているらしい。
この夏はチビと庭で水やりをするのが日課で、毎日泥だらけになり蚊にさされながらいっしょうけんめいふたりで水をやって、そのあとシャワーを浴びてさっぱりするのがはやっている。ホースを巻き取ったり、木酢液をまいたりするのも彼の仕事。絶対甘やかさないで植物尊重で仕事を頼んでいると、どんどんこつをつかんでできるようになっていく。いいぞ、と思う。
昼間、タマちゃんがワクチンのあといきなり具合が悪くなって、吐きまくり、はあはあしだして死んじゃうかと思ってどきどきした。副反応ではなかったし治ったからいいけれど、動物はいつも大きく症状が出るので、悔いのないように接しようという気持ちがいつも追いつかない。移動の車が熱いのにもがいたので、熱中症になったらしい。
遅刻して実家へ行くと、安田さんが両親と姉を診てくれていた。父は講演がよかったらしく、劇的に背中が柔らかくなっていたそうだ。すばらしいことだ。母も少し元気になっていたし、姉もほぐれてにこにこしていたのでよかった。安田さんは一瞬も気を抜かないのに常にリラックスしていて、すばらしい。だからなのか、安田さんとなれ合うことは決してない。楽しいし甘えてもいるのに、なれ合う感じにならないのだ。
今日も信じられない量の鉄板焼きをみんなで食べたが、作るつもりだったビビンパをやめてみたところだけが姉の良心であろう。石森さん含めみんなで本気で「もう食べられない!」と嘆願したのがきいたのか、夏バテで本人ももういいと思ったのか…。しかし姉が買ってきたバナナパイは、信じられないくらい重かった。片手で持てないほどだ。さすがだ!
2008.07.26

ハルタさんといっしょに「ハプニング」を観る。
かな〜〜〜〜〜〜〜り、好きな映画だった。シャマラン監督がほんとうに好き。
主役のご夫婦のキャラの微妙なことといったら、もうつぼにはまりすぎて具合が悪くなるほどだった。設定はかなり無理があるけど、その力技は私もよくやってしまうことなので、文句は言えない。とにかくあのふたりを観るだけでお金を払いたいようなキャラ設定だった。映像はもちろんすばらしい。
主役の男の人は、確か昔ヒップホップの人だったと思う。音楽的にはちっとも好きではなかったのだが、彼のヴィデオクリップでの表現力、演技力(たしかグッド・ヴァイブレーションズといういいかげんな曲だったような)があまりにすばらしく、なんだこの人?と思っていて、あまりにもうまかったので録画してしまったほどだった。よくぞあの人の演技のうまさがわかってくれた、とここにも感動。
ハルタさんは変わらずキラキラしていて、ほっとした。いっしょに帰宅してチビも連れてタイ料理屋さんに行き、おいしいごはんを食べていろいろしゃべって送っていった。小学生のときみたいに、夏休みの帰り道、別れがたい感じがした。
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