2008.01.16

くろがねで新年会。お昼はドーナツを二個食べたきりなので、すき焼きをがんがん食べる。いつしかここのすき焼き以外をすき焼きと思えなくなっている私だ。根本さんは少しふっくらしてきた。かほりさんはだんだん弁護士っぽく美しく華麗になってきた。かほりさんがお父さんに「お父さん、もう一回学校に入って算数からやりなおしたら?」と優しい笑顔で言ったのが最高だった。チビが「ここはヘリコプターをもらったところですね、ヘリコプターをくれた人たちに会うの?」と言い出したので、去年のことを覚えているんだなあ、としみじみした。
根本さんに鋭い作品批評を言われる前にどんどん飲んでもらい、ダッシュで帰った。だって明日もお弁当作りだもん!
2008.01.15

事務所の人に書いていいのかと確認しようと思ってお電話したのだが、「明日お電話します」と言ったまま返答がなかったので、ぼかして書くこととする。返答がないのを怒っているのではなくて、どうしてお名前を出せないかという理由のため。きっとお問い合わせが多いだろうけれど、そういうわけで教えられませんということです。
今いろいろ考えていることがあって、それにまつわる資料の本からふと思い立ち、その人となりを生で見てみようと思い、とある占い師さんのところへ行く。ええと、黄色っぽい本を二冊出している方です。とことん運が悪い人の小説を書いているので、運がよい感じを与える要素とはなにか、を調べているのだ。わかっていても目で見ないと書けないことっていうのがいくつかあるのだ。
世代の違いによる価値観のギャップは感じたが、びしばしと当ててくるので面白かった。彼女が表現するうちの母親の感じなんて最高に似ていた。なによりも私が面白いことを言うと、その人がきゃっきゃという感じで笑う、それがなんとも言えず人の心を明るく元気にさせた。うそではない笑いっていうのは、確かに開運っていう感じかも。あと部屋の全体的な雰囲気のきれいさ。彼女の身ぎれいさ、お肌の色つや。
ゼリちゃんが微妙におしっこをたれながしていて、切ないけれどもものすごく愛おしい。麻酔が切れてだんだん元気になってきて、散歩も嬉しそうになってきたのでよかったと思う。たくさん食べて日ごとに回復していくのを見ると、動物のすごさを感じるし、人間もそうでありたいと思う。
2008.01.14

吉祥寺への旅。
近くて遠い憧れの街だ。私にとって東京って吉祥寺なんですよね、なぜか。きっと大島弓子さんの影響をむちゃくちゃ受けているからだと思います。
渋谷などよりもほんの少し田舎なせいか、お店の人たちが優しくてせかせかしていない、そんな気がする。
ヨドバシカメラに行き、ヒロチンコさんにお誕生日祝いを買い「ポイントためてあげるからカード出して」と言っておきながら、うっかりポイントを全部使ってしまった。ヒロチンコさんが「だまされた」と大笑いして、私も泣くほど笑い、店員さんも笑っていた。
いつもポイントをためないで使うたちなので、ついうっかり…。
帰りに有名な「アテスウェイ」でケーキを買った。ほんとうによくできたお店で、ちょっと感動してしまった。
帰ってからチビと必死でマリオギャラクシーをやるが、これって…丸っきり「星の玉子さま」。まあアイディア同時派生の可能性はありうるし、大元は「星の王子さま」なので、とがめるような種類のものではないと思う。「星の王子さま」のいちばんすごいと思っていたところは、星と人間の大きさというか比率の描き方で、「玉子さま」がそれをぐっとつかんでいるのでものすごく感動したものだった。まあ進むにつれていつものマリオ界になっていくのですが、画面がきれいでとにかく楽しい。ヌンチャクをぐるぐる回しすぎて腱鞘炎になった、ということにならないように気をつけよう。
2008.01.13

チビと新宿デート。これが売れ残っていたらもうおしまいだ、と覚悟して店に行ったら、究極的に好きなマルコムのリングがまだあって、買ってしまった。彼の性格のいちばん美しいところが出ているリングだった。散財…。
ゼリちゃんが手術だったので、迎えに行った。悪性の腫瘍とみなされるものは一個だけ、進行が遅そうだ。大きな脂肪腫は取ってもらった。これで動きやすい老後が送れるだろうと思う。ラブ子のことを最高に愛していたが、それは性格が甘えん坊ででこぼこしているからだった。飼った瞬間から「この子は大騒ぎして死ぬタイプ」(きっと私も…)と気が合うのを感じた。ゼリちゃんはその点ほんものの名犬で、ぐっとこらえることを知っている。飼い主を守ることにかけてはプロだ。大事なゼリ子の老後のために、今年からはますます人々に不義理でのぞもう。残った人だけと親しくしよう、そう思った。
夜中にゼリ子ががんばってベッドに飛び乗ったら、ふとんを取られて寒いのにヒロチンコさんが「よく乗ったね〜」とつぶやいてまた寝た。いい人だなあ、と感動した。
2008.01.12

私の大好きなランちゃん、田口ランディさん「キュア」を読む。
春菊さんにも感じることだが、見たことを、感情を入れずに正確に書く。その男らしさにしびれる。ガンという最もむつかしいテーマに真っ向から挑み、決して負けていない。ひるんでいない。目をそらしていない。スピリチュアリティにも逃げない。
ものすごい力作で、手に汗を握って読んだ。主人公の気持ちがわかりすぎる。最後のところでは涙と共に拍手したい気持ちになった。
全く違う感触なのに坂本美雨ちゃんの「朧の彼方、灯りの気配」にも同じようなただ賞賛の拍手をもって、ものすごく感動した。すばらしい一枚だ。彼女にしか歌えない歌ばかり。特に一曲目は涙なくして聴くことはできなかった。今の日本人の創る音楽の中でもそうとうな高いレベルを彼女は創りだした。初めて会ったときはあんなに若い幼いおじょうさんだったのに…真の意味で心がきれいでないとあんな歌は歌えないと思う。
女子はみんな本気を出してきてるな、男子もがんばれ&私も…たいしたことはできないけれどベストをつくそう。
今日はちゃんこ屋さんでの山本先生を囲む新年会。まなみなんて何年も会っていないのに、もねちんが大きくなったこと以外、なにも変わらない。懐かしいけれど、ついさっきまで会っていたような感じがする。チビともねちんがふたりで仲良くゲームをしていて、とてもかわいかった。
私「ちゃんこと寄せ鍋ってなにが違うんだろう?」
次郎「本来のちゃんこは、当然相撲の演技かつぎで、四つ足が地面につくのを嫌うから、鶏以外は入ってないんだよ。だからこのだしも鶏だろう」
私「なるほど!じゃあこれは本式ではないんだね…」
次郎「そう、一般の人向きにアレンジしてあるんだな、その鳥団子が本来の姿だろう」
私「ちょっと待てよ、これ、このあいだこの店にいっしょに来たときも次郎に質問して、同じ答えが返ってきたような…」
まなみ「だんだんそうなっていくんだよ、それで、その次は同じ会話をしたことを思い出せない段階に入っていくんだよ」
みんな「まあ、それはそれでいいか、毎回驚けるし」
平和だな〜。
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