2010.09.23
大雨の中、藤谷くんにCDをいただいたので、お礼にカレーをおごる。 藤谷くんって、なんでどうしていつもあんなにかっこいいんだろう…山から降りてきた偉くそしてすばらしい仙人って感じ。彼の書いてるものもひとつのこらず見逃せない。 フラに行ったら、クムがいらしていてびっくりする。でもいちばんびっくりしたのは、緊張しないで踊れる自分に。クムに直接習っていた、懐かしいよちよち歩きだったころの自分がちゃんと体でクムの空気を知ってるのだ。 小説なら私は才能があるって知ってる。それを生かしてごはんを食べてる。いろんな人にうらやましがられながら、妬まれながら。フラには才能がないので、努力してもしてものびない人の気持ちもよくわかる。かといってトップダンサーを妬んだりすることは決してない。すばらしい人を引き立てるだけの存在が自分か、とも思わない。才能がないからこそ自分のすべきことが見える。私があのハラウでできることは、裏方に徹し、いっしょに踊りながらある平和な空気を保つこと。クリ先生が安心して笑顔になれる空間を作り、彼女を支えていくこと。間接的にそれでクムも支えることができること。 なんか、今の世の中って「作家でトップをねらうなら、フラでものぼりつめろ」みたいな変な価値観がまんえんしてない?そんなのむりむり、人間としてへんになっちゃう。力を抜きたい。 のんちゃんとじゅんちゃんとごはんを食べて帰る。大勢で夜道を歩いて笑い合いながら帰ったあの楽しいころはもう二度と戻らないが、小さく笑い合い、静かな時を過ごしている今も好き。
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