2008.06.04

裏表のない人になりたいという切実な願いが、どんどん現実にならざるをえなくなっている。そのほうが速いのだ。どうでもいい人も去るし、むだな時間がかなり減る。ほんとうにやることがあったら、うわさばなしなんかしてるひまもないに違いない。
ここぺりに行く。疲れすぎていて、関さんを見ただけでもう眠くなるという新記録(?)を達成。ぐうぐう寝たら、頭の中のかすみたいなものが遠くへ行ってしまった。いい感じ。帰宅してヤマニシくんとヒロチンコさんといくらでご飯を食べる。チビは「それっておさかなのぶどう?」と言っていた。
久々にノブヨさんと電話でしゃべり、途中から、声も話の内容も体験もあまりに全てが似ているのでハルタさんとしゃべっているような気がしてきた。こんなに独自の体系で閉じられた個人なのに、こんなにそっくりなんて、しかもふたりとも私の人生の中にいるなんて、なにかの魔法としか思えない!どんなことがあってもこの人たちには私には口出しできないし、しないことが愛情だというのも共通していて、好きな種類の人たちだなあと思う。 
2008.06.03

なんでちょっと踏まれただけなのに、こんなに足が筋肉痛なの?という状態で目覚める。でもなにかよいものが体の中に芽生えているような感じ。
悩み事に関連して一日中人々と電話をした。すべてがふりだしに戻ったけれど、もう元には戻らなかった。いちからつみあげていくしかない。この歳になってもこんなことってあるんだな、と感心した。裏表なく生きるのはむつかしい。つまり、ある程度の才能や能力や地位があるということは、内面的な品格もある程度は維持しなくてはいけないという責任が生じてしまうということなのだ。仕事はきっちりやってるけど、あとはでたらめ、という感じだと、人間関係は、仕事を全然しなくて私生活もでたらめという状態よりもいっそう悪くなるのは間違いない。
夜はチビと出かけてけんかしながらもいっしょに水餃子を食べたり、サブマリーノというココアのような飲み物を飲んだりして楽しんだ。アルゼンチンでいっぱい飲んだので、懐かしかった。
2008.06.02

安田隆さんのところに行く。
心の中にものすごい悩み事があったし、そのことを安田さんはだいだいわかっていたはずなんだけれど、そっとしておいてくれた上に、体をしっかり整えてくれた。陽子さんも私もばっちり食べ過ぎの場所がはっていたので、笑えた。
ヒロチンコさんは脚が低反発クッションみたいになっているから、きっとこれこれこうだったでしょう、とこのところのあれこれを言い当てられていた。
私と陽子さんはそれを聞いて「あんなにテンピュールが好きだから、ベッドもソファも椅子もチャリのシートもクッションもなにもかもだから、最後は自分もなってしまったのだな」とくすくす笑っていた。
やっぱり安田さんはすごいなあ、さりげないけどすごいなあとしみじみ感心した。
2008.06.01

フリマがあったので、出かけて行った。チビは今日も蓮沼さんにペンキを塗らせてもらっていた。途中でお店に、日焼け防止のためか顔も手も頭も布で覆われた人がやってきたので、かなり小さい声で「ほら、ものすごく覆われた人が来たからどきなさい」とチビに言ったら、蓮沼さんが「覆われた人…ぷっ、あはは、くくくく!」と本気で笑い出してしまい、かえって商売のじゃまになってしまった。
チビがバナナの叩き売りをしているとなりで、店先で占いをしていたおじさんの占いを受けた。なんとなくアステカっぽい、奥深そうな占いで、しかも妙に当たっていたので、神妙な気持ちになりながらも、片手に生ビール、片手にバナナを持って飲み食いしながら観てもらっていたら、そこにタムくんがやってきた。私の様子を見てタムくんが「なんといっていいかわからない…」と言った。それはそうだろう、ベタすぎる、あらゆる意味で!
陽子さんも交えてみんなでお茶を飲んで、まるで日本に住んでいる人と普通に別れるみたいに駅で別れた。タムくんって、どこかで血がつながっている気がする。前世で弟とか息子と言われても全然疑わない。
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