Q&A






Qばななさん、こんにちは。
もう年末ですね。
今年は、私にとって怒涛の一年でした。
祖父の死、婚約破棄、そして新たな恋愛(その人と結婚予定)、転職……そして、極めつけは昨日から40℃の発熱!
生まれかわり? リニューアルなんでしょうか?
ばななさんは、「あぁこれは自分にとっての転機なんだな」という一年はありましたか?
そして、あったのなら、どのように変わりましたか?
(りつ-2007.12.23)


A重なりますよね、そういうことって!なんででしょうね?
そういうことがあったあとって、普通の暮らしがこわくなったり、浮き足だったままになっちゃうんですけれど、私の場合はそこから地面に足をつけるというかそういうのがとても大事でしたし、時間もかかりました。そのあとの段階に時間をかけるというのが必要だった気がします。
お大事に!
(よしもとばなな-2007.12.24)


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Qよしもとさんはじめまして。
もう思い出せないくらい昔から愛読しています28歳女子です。
小説には心を動かされ(特に「王国」シリーズを読むとなんだかすごくきれいな水の出てくるシャワーを浴びたような気分になります)、エッセイでは生きていく上での心構えみたいなものをいただいているような思いがしています。いつもありがとうございます。
質問です。
ある人に対して「幸せでいてほしいなあ!」という気持ちを伝えるために一番効果的な方法はなんだと思いますか?
自分としては、結局のところ自分の心の中で祈り続けることしかないような気がしているのですが……(そもそも、そう伝えることが相手にとってプラスになるのかどうか自信がありません)。
もし良かったらご意見をお聞かせください。
(みやこ-2007.12.21)


Aいっしょにいるときに、たくさん笑顔を見せてあげることではないでしょうか。力まずに、普通に。
大切に読んでいただいて、ありがとうございます。
(よしもとばなな-2007.12.24)


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Qばななさんこんにちは☆
気付けば、ばななさんの文章で日々を確認する事がすっかり習慣になっています。ありがとうございます。
私は、5年前まで数年タイに住んでいて、最終的に体調を崩しタイで手術して、日本に帰ってきました。その事も含め「いい思い出」と思っていたのですが、ここにきて、「終わりきれていない思い」があったのかな?と思う出来事があり、年内で仕事を辞め、1月からタイに1ヵ月ちょっと行く事にしました。
そんな時にばななさんがタイに行っているという日記が! うれしい偶然です。
質問です。12月6日の日記に書いてある、タム君がばななさんたちの似顔絵を壁に書いたチェンマイの居酒屋さんはなんていうお店ですか? また、台北経由でタイに行くのですが(「王国3」の影響です)、台北(もしくは近郊)と、タイでお勧めがありましたらぜひ教えてください。よろしくお願いします。
(momo-2007.12.16)


Aごめんなさい、名前を全然知りません。ゆるしてください。
チェンマイ大学から五分くらいだったと思うのですが…。関西でタイ料理やさんをやっていた日本語ぺらぺらの人がやっていたしゃれたお店でした。大学生がいっぱいいたような。
タイではやはりタオガーデンでしょう…!
台北は本家本元の「ていたいほう」に絶対行くべき。日本と全然味が違います。あと私は烏来が大好きです。
(よしもとばなな-2007.12.24)


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Qばななさん、こんばんわ。ぐっと落ち込んだとき、いつもばななさんの小説やエッセイに助けられています。ありがとうございます!
先日、父が「ワイン買ってきたどー」と、去年のボジョレー・ヌーボーを買ってきました……。しかも空輸品。微妙すぎる! 全然ヌーボーじゃないじゃん! 空輸も役に立ってないし!と心の中で爆笑しつつも、結構おいしいなこれ、と思ってそのワインを飲んでます。
閑話休題。最近、仕事のことでずっと悩んでいることがあり、その原因が自分の未熟さとかではなく、実は単なるまわりからのねたみだったのではないかと気付き、がく然としました。そこでばななさんに質問です。
私は、どんなに低姿勢でいてもねたまれる人はねたまれる、と思うのですが(それはねたむ人はどんなことにもねたみやすいように)、ねたまれた時の身のかわし方など、ばななさんはどのようになさっているのでしょうか?
悩み相談というよりも、相撲部屋の技の伝授というか、生活の知恵として、もしお聞かせいただけたら、さいわいです。
(り〜ふ-2007.12.15)


A意外に日本人だけにものすごく多い感情だったりして、海外に行くと拍子抜けしたりします…。
ねたまれつくして思うこと、それは「ねたまれないためにできることはあるのか?」ということで、あなたのおっしゃる通り「なにをしてもムダ」です。だったら、ねたまない少数の人たちを大切にして生きていくと決めるしかないのだと思います。もちろんなるべくでこぼこがないような社交をこころがけて本音は絶対言わなければねたまれることもないと思うけれど、その代わりになんの面白みもない人生になってしまいます。自分はだれのために生きているのか?と問いかけ続けるようにしています。
(よしもとばなな-2007.12.24)


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Qばななさん、こんにちは。
高校時代からばななさんの本を愛読していて、かれこれもう10年以上になります。
今「ハゴロモ」を読み返しています。「ハゴロモ」は、ばななさんが出産される直前に書かれた本ですよね。
私はもともと難聴なのですが、妊娠してから一気に耳が聞こえづらくなりました。
今まで普通の方達と同じ環境で育ってきましたが、このまま聴力が下がれば、手話や筆談で生活しなければなりません。
「ハゴロモ」にも、他の本にも、人とのつながりの大切さが描かれていますが、私は聞こえなくなることにより、今まで会話をしてきた友達がいなくなることがとても恐いです。
それに、産まれてくる赤ちゃんが初めて声に出した時に、なんて言ったのかわからないのは悲しすぎます。
もしばななさんが、突然聞こえなくなったりしたら、どうしますか? 今までの友達も、それでもそばにいてくれる人だけと友達でいますか?
(いちご-2007.12.14)


Aどんなおそろしいことでも慣れます。悲しいけれど、そうなのです。だから大丈夫です。どんなお母さんでも赤ちゃんは大好きですし、いちばんです。時間をかけて受け入れていってください。個人的にはなにもできませんが、私の本がいつもそばにいられるように、いい作品を書けるようにがんばって、応援しています。
残る友達は必ずいますし、もしかしてまたよくなるかもしれないです。
(よしもとばなな-2007.12.24)


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Qばななさん、こんにちは。
11/28の日記で「自分のうまくいっていない感情を子どもに投影してすがるシッターさんはいくらでもいる」と書かれていらっしゃるのを読み、一児の母としてものすごくドキリ!としてしまいました。
具体的にどのようなことか教えていただけますか?
私は育児を通して自分の幼少期の解決していない問題と直面し、今あの子どもの頃に舞い降りるように立ちかえってもう一度育ち直しているような日々です。とても辛いし、もし子どもが授からなければ一生知らんぷりして過ごすこともできたかもしれないけど、この自分の内面に向き合わなければぐるぐると同じところをまわっていたと思います。ですからやってきてくれた子どもには心から感謝しています。
ただ、自分もばななさんがおっしゃるシッターさんのようになっているのではないのだろうか、と日記を読んで思いました。とても気になるのでもし良ければ詳しくお聞かせくださるとうれしいです。よろしくお願いします。
(育英-2007.12.11)


A親はいいのではないでしょうか?
私も今子供にやつあたりしては「親も苦しかったんだな」と思うことしきりです。
他人の子供にいれ込みすぎるというのが、問題なんだと思います。大好きになったり、相談にのってあげるのと、自分のものだから親がいたらないところもカバーする、みたいな考えは大違いですからね…。きっと、自分を律することも必要なのだと思います。
(よしもとばなな-2007.12.24)


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Qばななさんこんにちは。
くだらない質問をします。
チビラくんは蝶々さんに会ったことがありますか?
ばななさんの日記を読んでいるとチビラくんは相当な美しい人好きだと見受けられます。
そんなチビラくんが、女の私でも写真を見ただけで「うお〜!」とおっさんのような興奮を覚えてしまう蝶々さんに対して、どのようなリアクションをするのか知りたいです。
下世話ですみません……。
(よっしー-2007.12.08)


Aでれでれもじもじぐにゃぐにゃして隠れました…。
でも蝶々さんに「この子はモテるようになるわ!アーチストタイプで!」という言葉が聞けたので、よかったです。
(よしもとばなな-2007.12.24)


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Q大好きなよしもとばななさん、はじめまして。
私は美術大学に通う学生です。
唐突ですが、地下鉄サリン事件について書かれている「あの事件」を読みました。私は現在19才で、当時の記憶はあまりないのですが、アートを学ぶ上でもとても重要な出来事であったと思います。「あの事件」によってはばななさんの意識で大きく変わったことや作品に影響したことなどを、教えていただけないでしょうか。よろしくおねがいします。
(ぶはにゃ-2007.12.04)


Aそのとき住んでいた駅でサリンの袋をやぶいたらしいからなあ。
それまでの東京は私にとってふるさとであり、ちょうど今の台湾やヴェトナムやタイみたいな感じで、危険はあってもたいていの人を信じてよかったのですが、認識は悲しいけれど変わりましたね。
あの年は地震もあったし、つらく重い感じでした。
「良きことを信じよう」という姿勢を、あの事件以来もう少し深くつきつめた気がします。
(よしもとばなな-2007.12.10)


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Qばななさん、こんにちは。
ばななさんの作品が大好きで、読ませていただいています。
最近「まぼろしハワイ」を読んでいて、(ハワイに行ったことはないのですが)うわーっと、ハワイの空気とか、においとか、空と海の青さとか、いろんな「感じ」が私の体と意識の中にやってきました。
ばななさんの小説を読んでいると、「感じたり、におったり、かすかに聞こえたりしていること」が本当に素敵に書かれていて、それを読むとその世界に行けるのがすごいなあ、うれしいなあ、って思います。
そこで質問なのですが、自分が感じたことを人に伝えるのにコツってあるのでしょうか? 表現力を磨くコツとでも言いましょうか。
私は自分が感じたことを人に伝えるのが下手くそで、あきらめてしまいがちなんです。わかる人にだけわかってもらえればよいというか……。
たとえば、沖縄が好きでよく行くのですが、その好きな理由(懐かしい感じとか、強い感じとか)をうまく伝えられず、もどかしいです。沖縄に関しては、「なんくるない」を貸して、「こういう感じが好きなの」ということにしているのですが。
もしヒントをいただけると嬉しいです!
私もばななさんの本を読みながら試行錯誤したいと思います。
(りえ-2007.11.30)


A私もおしゃべりで伝えるのはそんなにうまくなくって、文章がいちばん伝えやすいから、書いているのかもしれません。
気が合う人は、言葉がなくてもわりと通じるので、そういう人としゃべってお互いの好きなことを伝え合うようにしています。そうすると磨かれて行く気がする。
(よしもとばなな-2007.12.10)


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Qばななさん、はじめまして。トムと申します。25歳男です。
いつもこのサイトやばななさんのご本を拝見させて頂いています。ご本の中では「デッドエンドの思い出」が一番好きです。特に「おかあさーん!」を読んだ後、主人公と同じように、自分が小さい頃に戻って、両親や今はもう亡くなった祖父母にとても大切にかわいがられている夢を見て、目が覚めてから「こんなに小さい頃にちゃんと愛されていたのだから、これからもしっかりと生きていかなくてはだめだ」と決意しつつ、なんだか涙が止まりませんでした。本を読んでこんな体験をしたのは初めてで、素晴らしい作品をどうもありがとうございました。
さて、Q&Aの2007/10/20のばななさんのご回答の中で、「真摯に向き合ってたくさんの人と別れてきましたし、孤独はたくさん味わいますが、嘘をついて人といるよりも私にとっては楽です」と仰られており、僕もそのように真摯に人に向き合いたいと思いました。
しかし、例えば「僕がこの人と別れたら周りの人たち(家族、親戚、友人、学校・仕事関係の人など)に迷惑とか不都合が及ぶだろうし、それなら多少自分を偽ってもこのままの状態を継続しておいた方が、物事がうまく進んでいくだろうなあ」と思うこともしばしばです。
そこで質問なのですが、ばななさんはそういったときにどのように対応していらっしゃるのでしょうか? 何か基準というか、折り合いのつけ方がありましたら、教えて頂けるとありがたいです。よろしくお願いします。
(トム-2007.11.29)


Aハーイ、トム!
そんなふうに読んでもらって、ほんとうにありがたいです。ありがとうです。
私は周りのことなんて知ったことではない、と思うけれど、ひとりで生きているわけではないので、なるべく思いやりをもって別れたり、周囲への説明はします。よく「頼むからもっとさりげなく去ってくれ」と言われるけれど、のちのちのことを思って、説明はちゃんとしようとするタイプです。
あと人間関係は腹八分目くらいでいいというか、つめすぎるとお互いによくないなっていうか、風通しを大事にしてゆるくしてみて、それでもだめなら別れます。
(よしもとばなな-2007.12.10)









2008年7月分 ページ: 1 2 


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